2012年10月2日火曜日

新トレマーズ -モンゴリアン・デス・ワームの巣窟

面白くない。
邦題が新トレマーズというだけで、実際は、まったくトレマーズではない。
あの、ノーテンキなスリルを期待していると、特にがっかりする。

2012年9月26日水曜日

阪急電車

普通。まったりした作品。
日常のちょっとした事件を描いたさりげない作品。

AKB0048

面白くない。試みとしては面白いが、すごい違和感がある作品。

実写版『ストリートファイター』や実写版『ドラゴンボール』と同じ、アニメと実写で同じ世界観、登場人物を描いている違和感もあるけど、もっと大きな違和感は似て非なる存在、アニオタとアイドルオタを融合させようとしていること。
古くは『ようこそようこ』から、今の『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』まで、手法としてはよくある。でも、現役のトップアイドルグループがやるのは初めて(と思う)。

アニオタとアイドルオタって、傍から見れば似てるし、アニオタの自分としては、アイドルオタクの人たちも、やってることは、だいたい似ているように思います。

でも、他分野のオタクって、実は相容れぬ存在。同属嫌悪までいかなくとも、他の分野の人はそれぞれ勝手に楽しんでるな~という感じです。
アニオタとアイドルオタを兼ねている人って、少ないんじゃないでしょうか。
(唯一パソコンオタだけは、パソコンが情報収集の手段である以上、兼ねているケースが多いですね。)

さて、この作品は2つの似て非なるオタクの架け橋となる作品ですが、実際はアニメファンからは「AKBには興味ないんだけど」、AKBファンからは「アニメに興味ないんだけど」ということになっていないでしょうか。

また、大人たちが作りだした巨大なマーケットが、さらにあの手この手で、その触手を貪欲に伸ばしているように思える。その違和感もすごい。まあ、僕も大人なんだけど^^;
端的にいうと、商業的過ぎる。

世の中の映像作品は、一部の個人作品を除き、すべて売るための商品として生まれてきます。でも、そこに商業主義を逸脱した作家性や、クリエイターのこだわりがないと、面白くなりません。この作品のスタッフも、こだわってないわけではないでしょうが、商業主義が表に出すぎて、せっかくのクリエイティブが死んでいるように思います。

作品単体で見ても、『けいおん!』の唯ちゃんに酷似した主人公や、実績のあるスタッフばかりを集めて、過去の成功作品に似せているなど、全体的に印象が良くない。
特に岡田磨里さんのいつもの面白くなるパターンを、ひねらずそのまま持ってきていて、面白くなってないのが残念でなりません。

(いろいろ理屈こねずに楽しもうよ、とも思うんですが、僕はいい歳こいてるし、なかなか…)

もちろん、良いところもあります。世界設定は○代目ともちんとか、フライングゲット号でゲリラライブ、そのまま戦闘とか、ヲタが戦闘員になるとか、常人の発想を遥かに超えていて面白い。
背景設定も面白くて、美しい。ときたま、ハッとするようなレイアウトも登場します。
AKBの人たちの演技も、意外にちゃんとしている。
そして、一番良いところは、この意欲的な企画そのものでしょう。

2012年9月25日火曜日

バーレスク

面白くはないが、歌とダンスのサクセスストーリーなので、楽しい気分になる。

アギレラ好きなら、まあ、見たほうがいいでしょう。
彼女、実力派だけど、あまり可愛くないはずなのに、この映画では結構可愛い。
映画マジックです。
ミュージカルかとおもいきや、台詞の途中から突然歌いだすようなことはない。
歌と踊りはステージのシーンだけ。
シンプルなサクセスストーリー付きのミュージックビデオですね。

イップ・マン 葉問

こっちは面白くない。
前作が当たったから、あまり深く考えず続編を作った感じ。

サモ・ハン大兄貴が出演までして、美味しいところをもっていくという、とても残念な展開。
いや、別にサモ・ハンが嫌いなわけではないのですが、ドニー先生には、前の世代であるサモ・ハンとはがっつり組んで欲しくなかった。
おかげで?かどうかわかりませんが、この作品は前作の重いテーマがすっぽり抜け落ち、うすーい映画になっています。
そして、最後はブルース・リーの師匠になりましたという、前作と同じオチ。残念でならない。

イップ・マン 序章

まあまあ。
これまで、独立独歩だったドニー先生が、サモ・ハン大兄貴の軍門に下ったと思うと、ちょっと複雑です。
戦争、暴力、貧しさ、そこからの勝利という普遍的なテーマを扱っているので、ハズレはないです。
これまで、香港映画では日本が悪役というのはよくあったのですが、現在、日中関係が微妙な時期に見ると、ちょっと複雑です。
ざっくり、複雑な気持ちになる映画。

ロシアン・ルーレット

面白くない。でも、ドキドキ。
タイトルのとおり、ピストルでやる命がけのゲームが映画になりました~
ロシアン・ルーレットの言葉から膨らませただけなので、もう、いくつかアイデアが入っていれば、もっと面白くなったのに。残念。