2014年1月16日木曜日

AVアンプの自動測定はデジタルルームチューニング

オーディオ環境を作って、ずっと気になっていたのだが、うちの音はステレオで鳴らしたときにボーカルが中央に定位にしない。
ちょっと左にずれているし、聴く日によって、どうにも、おさまりが悪い。
試しにテストトーンをフロント左右から出力すると、左右の音がかなり違う。

コタツシアターは左が一面カーテン、右は一面壁という、左右の素材が全く異なる部屋。
これは、左右で違うのは当然だ。

オーディオはルームチューニングが一番重要ということで、これは、いよいよ深みにはまるしかないかと思ったが、自分は真摯なオーディオファンの方々と違って、何ヵ月、何年もかけて試行錯誤しながらルームチューニングしていく自信がない。

そこで、デジタルルームチューニング(DRC)というものがあることを発見。
テストトーンをマイクで測定して、出音と同じ音が聞こえるように、出音の方を補正するものだ。
http://blog.ipodlab.net/Entry/1005/

これはすごい。
ただ、これは左右は同じ音が出る前提のもので、左右の違いを解消してくれるものではなかった。

foobar2000にSurround Panというプラグインがあって、視聴位置を疑似的に変えられる。
http://wikiwiki.jp/foobar2000/?%B0%EC%A4%AB%A4%E9%BB%CF%A4%E1%A4%EBfoobar2000%2F%C2%E84%B2%F3

UPnPクライアントにも適用できるので、ぐりぐりと変えてみるも、なんだか正解がわからん。

いろいろ探していると、デジタルイコライザーというのがあって、これは左右別々に測定してイコライジングしてくれるらしい。

BEHRINGER『DEQ2496』
http://dime.jp/genre/101023/

これだと理想に近いな。ただ、それなりには手間がかかりそうだ。

そこではたとAVアンプの自動測定のことを思い出した。音楽を聴くときは、AVアンプ  RX-V773の音があまり好きではなかったので、最近はできるだけAVアンプをスルーして聴いていた。
久しぶりに再測定してみる。自動測定は音量だけでなく、イコライジングもかけて、部屋の影響を少なくしてくれる。測定後、左右スピーカーの音を聴いてみた。

テストトーンは、相変わらず左右違って聞こえる。
ボーカルは、なんとなく真ん中に近づいた気がする。
まあ、基本的にサラウンド用の測定なので、音楽鑑賞に十分な2chの最適化がされているとは言いがたい。

AVアンプの自動測定は2、3分で終わって、とにかく簡単。自分の様な「ものぐさ」にでも簡単にできる。
AVアンプのボリュームを通して音楽を聴くのは、ちょっと好みに合わないが、しばらくこれで聴いてみようと思う。

うちでは、まだ。いい音とはいかないが、自動測定はいいものだ。
ルームチューニングのために、試行錯誤を繰り返し、はては専用ルームを作ることを考えると、気が遠くなる。だれでも簡単に、それなりにバランスのとれた音を聴くことができるのは、素晴らしい。
次もAVアンプ中心にシステムを組もうかな。

2014年1月10日金曜日

永遠の0

面白い。傑作。
現代人でも零戦や特攻のことを知ることができるという意義のある作品でありながら、小説としても面白い。
これは、すごいこと。
歴史上のできごとや特攻隊員のことも入念に調査されているようでリアリティ抜群。
戦中世代は本当にがんばったんだなと、感謝の気持が生まれる。
特攻や司令部の判断ミスに対して徹底的に批判的立場で書かれているところも好感度が高い。

世界最高の格闘性能を持った零銭が、たった2年で時代遅れになったということが書かれており、よく「戦争が人類を発展させる」などという言葉を目にするが、それは本当だと思った。
人間は生死のかかったときが一番輝く。

しかし、もう、戦争になってほしくない。

ファタモルガーナの館

面白い。珍しいゴシックホラーのノベルゲーム。
『WHITE ALBUM2』並に面白いものを期待していると、期待ほどではない。
それでも、十分面白いな。
ホラー、そしてループものでもある。プレイ中、ぞくぞくと背筋が寒くなるので、夏のプレイをオススメ。
プレイ後特典のキャラ紹介は、まあ、なくてもよかったように思うな。
このあたり、同人ソフトらしさもある。システムも荒削り。
それでも、商業作品の中に入っても十分通用する面白い作品でした。
シナリオはもちろん、絵もいいですよ。

英雄伝説 閃の軌跡

あまり面白くない。
単純に自分がこのシリーズをやりすぎて飽きているのか。

まず、この作品はテンプレキャラのオンパレードで印象が悪い。メインヒロインは『はがない』で見たし、『化物語』の羽川みたいなのもいる。羽川の声優はなぜかメインヒロイン役。
その他のキャラも、どこかで見たようなキャラのオンパレード。

学園祭のライブシーンぐらい、歌を撮りおろした方がよかったんじゃないだろうか。
随所で、もう一歩企画、作り込みが足りない。
PS3に不慣れなのか、テイルズオブシリーズに比べ、操作性が若干悪い。ロードも長い。

そして、極めつけは、これが前編だということ。
物語の全てを盛大に後編に投げている。
まあ、これまでも前後編に別れていたので、別にかまわないはずだが、今回は自分の満足度が低かったので、ちょっとむかつくのかもしれない。

まあ、文句ばかり言ってしまったが、前作と同じ事件を、同じ時間軸で、別の場所の、しかも学生からの視点として描くというアイデアは評価できる。
また、主人公と一緒にリア充学生を追体験できるのもよい。

ゲーム自体が、もう少し、面白かったらなあ…

アイアンマン3

まあまあ面白い。
アイアンマンのシリーズ中では1番かなあ。
少なくとも2よりは面白い。

逃走車

あまり面白くない。
序盤、アホすぎる主人公にがっかり。
途中からは普通に楽しめるかな。
ほぼ全てのシーンが車中というのは、この映画が初めての試みじゃないだろうか。

LOOPER/ルーパー

普通。アイデアはよいが、もうちょっとの作品。
若い主人公が微妙にブルース・ウィリスのモノマネをしているのが笑える。この手のダブルキャストは、モノマネが見所。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットという人でした。