2010年1月31日日曜日

チーム・バチスタの栄光

これはかなり面白いです。長編の作品で、ここまで面白かったのは久しぶり。

僕の好きな一人称の小説で、ストーリーもわかりやすくて、読みやすい。
序盤こそ、主人公のキザな言い回しが鼻につきますが、すぐに物語の力強い魅力に引き込まれていきました。
斬新な医療現場の設定や、謎解きも面白い。
最初からかなりハイテンションで物語が進みますが、下巻に入って白鳥が出てきてから、さらにテンションが上がります。ここまでテンションが上がる小説は初めてです。
主人公の田口のような自然体の生き方は、多くの人が共感を覚えると思うので、よい主人公だと思いました。
また、桐生、白鳥、高階など、物語中に天才が出てきますが、それぞれ描かれ方がカッコイイ。一般人の田口の目を通して描かれるので、彼らの凄さがよくわかるようになっています。

売れまくっている作品なので、今さらですが、多くの人が楽しめる作品で、ぜひオススメです。

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