2010年9月7日火曜日

サービス残業について思うこと

サービス残業は違法ですが、うちのような業種はサービス残業しないとやっていけないのが現状です。
実際、みなしが多く付いているので、それほど長時間のサービス残業というわけではないですが。

僕は、サラリーマン時代から、サービス残業など気にせず仕事をしてきました。
クリエイティブの仕事は、成果物に対して報酬が発生するので、最初のころはいくら時間があっても足りません。
ものすごい時間をかけて、苦労して作ったものが売り物にならないことが当たり前。
そんな中、一人前になろうとすれば、残業なんていう概念すら持つことがありません。
実際、サービス残業せずにデザイナーとして一本立ちするのは、ちょっと難しいと思います。
サービス残業がイヤなら、この業種に就くのはやめた方がいいと思います。

民主党は最低賃金を1000円にするようなことを言っていますが、そんなことをすれば、会社は採用を控えるようになります。採用数が激減して、今後ますます職に就けない人が出てくると思います。
お金を生み出せないうちは、給料が少ないのは当たり前。お金が稼げるようになって、お給料が増えて、生活基盤が安定する。弱者救済ばかりに目が行きすぎると、そんな当たり前のことがないがしろにされるように思います。
みなさんは買い物をするとき、よりよいものを、より安く買おうとするでしょう。悪くて高い商品には見向きもしないですね。国際競争力にさらされたメーカーは、必死になって、よりよいものを、より安く提供していかないと、消費者に買ってもらえません。
それと同様、能力も低く、努力もしない人は、企業から見向きもされないのです。
逆に、人よりがんばれば、自分の商品力が上がって、雇用機会が増え、たくさんお給料をもらえるのです。

労働基準法は守らないといけないと思います。ただ、労働基準法は工場労働などの業種には向いていると思いますが、クリエイティブな業種とは合ってないと思います。
会社は、社員を育て、給料をしっかり還元できることが大切と思います。
がんばって努力すれば、報われる社会であって欲しいと思います。

偉そうなことを書いても、うちのスタッフはまだまだ安月給。僕は、うちのスタッフの給料が増えるようにがんばるだけです。

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