2011年5月25日水曜日

STAR DRIVER 輝きのタクト

すごいんだけど、面白くない。もしくは、普通のレベルにとどまる。
男性オタク、腐女子、ロボット好きなど、あまりにターゲットを広く取りすぎているように思いました。
セクシーな女の子がたくさん出てくるかと思いきや、BL要素もある。女の子や、BL重視かと思いきや、毎回敵メカが出てくる、古典的なロボットものでもある。最終回は、今石さんなどが、熱い作画をしている。
このあたり、ともすれば、相反するものを、どん欲に取り込みすぎてせいで、「この作品て何? どんな人にオススメ?」っていう問いに答え難い。

送り手側が、「ぜんぶ用意しました。見る人が、自分たちで好きな個所を見つけて、楽しんでください。」というスタンスの作品のように思えました。ここが、『コードギアス』のような、全部入りだけど、作品としての面白さも強い作品と比べ、だいぶ落ちる原因になったと思います。

また、すべてが高レベルに計算されていて、たしかに、盛り上げてくれるんだけど、計算が少しでも見えるとさびしくなってしまう。つまり、僕は、そこまで、作品に入り込めませんでした。

この作品は、すごいのに、面白くない。面白いって、難しいなあ。

アンダーワールド ビギンズ

まあまあ。
シリーズ中では、まあ、一番良かったかな。
ビル・ナイがメイキングでしゃべってるんだけど、メガネかけてて、あまりに普通のおじいさんだったので、最初、プロデューサーかなんかと思った。
映画では、だいたいワイルドなイメージなので、びっくり。
あの、眉間にしわを寄せた険しい顔は完全に演技なんですね。名優だわ。

パラサイト・ドールズ

面白くはない。古い作品ですが、なんとなく、気になったので視聴。
劣化版『甲殻機動隊』ともいえる。
3話構成で、制作年が異なるのか、最後の3話目だけ、やたらクオリティが高い。
いわゆる、『ブレードランナー』系の、リアルなアンドロイドを描いた作品。
シナリオも、なんかちょっと古臭い。同じようなことを、『甲殻機動隊』のTV版で、かなりハイレベルな作品として見ているので、この作品になにかを感じることはない。
3話目に関しては、絵がよくて、現在でも通用するレベル。
恩田さんのキャラもよく、3話目には見どころも多いと思いました。

エスケイプ・フロム・リビングデッド

面白くない。こっちは、低予算で、普通に面白くない。
ロメロ先生の『サバイバル・オブ・ザ・デッド』よりも、さらに少ない予算だと思われるが、大御所の先生が、あれぐらいの予算で、面白いのを撮ってるんだから、若い監督には、予算はなくても、根性とアイデアで面白い作品を作ってほしい。

ドキュメンタリー形式でゾンビをやろうというアイデアは、あり。
ただ、破たんしまくって、何がやりたいのかわかんない。

サバイバル・オブ・ザ・デッド

面白い。御大が撮ると、金なんぞ使わなくても、これだけ面白い映画が撮れる。
しょーもない作品ばっかり作っている人には見習ってほしい。

とにかく、低予算だろうと思われる映画なんですが、シナリオや役者がよく、面白い。
やっぱりロメロはすごい。

ゾンビ映画の面白さは、人間をどう描くかだと、再確認。
ロメロは天才ですね。

プレデターズ

面白い。ここしばらくの、SFアクションでは一番楽しめたかな。
2、3とシリーズを重ね、とにかく、面白くなくなっていたこのシリーズですが、この作品で、汚名返上しました。
あくまで、見たら、すぐ忘れる、ノーテンキなアクション映画ですが。

いつもなら、主人公以外はプレデターに簡単に殺されるんだけど、この映画は、すべての登場人物が簡単に死なない。全世界から選りすぐられた戦士たちが、人間の底力を見せつける。
それが一番の見どころ。
ジローラモのような顔の主人公が、最初ミスキャストかと思いきや、最後ムキムキの肉体を見せて、がんばる。
作り手の方向性がはっきりしていて、好感が持てる映画でした。

パリより愛をこめて

面白い。期待していなかっただけに、よかった。

パッケージだと、いかにも真面目なサスペンスなんだけど、実際は、バカアクション映画。メタボぎみのトラボルタが、セガールばりの強さで、敵を殺しまくる。
全体的に、アクションがいい。
オススメです。