2008年12月31日水曜日

テイルズシリーズ

今回続けてDSのテイルズを2つプレイしただけなのですが、少し補足を。
ライトなRGBと書きましたが、逆にヘビーなのはFF11、リネージュとかのオンラインRPG、古くはウルティマ、ウィザードリィに代表される洋物RPGです。
FF11はその昔、PS2のHDDをいち早く揃え、日本で500人のβテスターになってまでプレイしたのですが、あまりはまることはなく、それ以来オンラインRPGというのが苦手になってしまいました。
オンラインRPGはプレイ時間が長くなりがちで社会人には辛いというのもありますが、そもそもネットでのコミュニケーションが苦手な僕には、やはり無理だったようです。だいたいmixiとかのコミュニティサイトにマメに書き込める方は、ネトゲもはまれる可能性が高のではないでしょうか。

ただ、僕は一人でピコピコするRPGはいまでも好きで、ドラクエ、FF、ファルコムの作品なんかを少しずつはプレイしています。こういったオフラインRPGには、ビッグタイトルも多く、セールスもそれなりによいことを考えると、僕のようなライトRPGファンは結構多いようです。

さて、テイルズですが、そもそも2つしかプレイしていないので、深いことはわかりません;;マジなファンの方はご容赦ください。
テイルズはこのライトRPGの正常進化系ということができると思います。
ライトノベルがジャパニメーションの要素を取り込んでジャンルを確立したように、テイルズもアニメーションを直接的に取り込んで、ゲームのジャンルを確立しています。アニメーションのオープニングが流れるゲームは数あれど、その歴史とボリュームではテイルズが一番ではないでしょうか。
しかも、ただアニメを見せるだけのゲームではなく、ゲーム部分もしっかり作りこんでいる。マップも結構広く、さくっと攻略できるレベルよりは少し上。僕には少し広すぎたぐらいです。また、今回の作品は2週目のしかけも多いようです(これはシリーズ全般の傾向でしょうか?)。
僕は普通に仕事をして、家庭もあって、ゲームもしているので、さすがに2週目はプレイできないのですが、作品が本当に好きな学生さんなら、長いこと楽しめていいと思います。ボリュームを考えると、(特にハーツは)コストパフォーマンス抜群のソフトです。

シナリオに関しては、プレイした2作品+今放映中のアビスのアニメを見る限り、
・パーティの信頼を高めることで敵を打ち破ること。
・主人公がネガティブな力に囚われることがあること。
・世界観そのものがひっくり返るような、大きな秘密があること。
などの共通点があるようです。日本のアニメや漫画で育ってきた世代には、納得しやすい筋。主人公は葛藤しながらも、正しい行動を取るようになっていく。エンディングは大団円。「きれいごと」が多いシナリオですが、多くの人が気持ちよくプレイできる内容で、多数のファンを抱えるビッグタイトルとしては、これでいいと思えます。

今回テイルズを遊ぶことができ、ひとつお気に入りのシリーズができてよかった。

テイルズ オブ ハーツ

というわけで、最新のハーツです。本日クリアしました。
テイルズシリーズの11作目で、「心と出会うRPG」。
前の「イノセンス」とテーマは似てて、心の繋がりで勝つ!みたいな内容です。

このゲーム、かなり大作なので、腰を据えてプレーしてください。割とアイテムとか集めながらプレイして、50時間以上かかりました。
DSはポータブル機とはいえ、現行のコンシューマではメインプラットホームで、しかも、「ハーツ」はビッグタイトルの最新作。しっかりしたものを作ってあるのは当然なのですが、ここまで大作とは。やはり僕の中で、しょせん携帯ゲーム機ってのがあったのでしょうね。ごめんなさい。

あ、もちろん、アニメエディションをやりました^^
シナリオ、ゲーム性、グラフィック、アニメパートなど、すべて高水準。ライトなRPG好きなら誰でも楽しめる。「イノセンス」よりも、さらにずっと面白いです。

キャラデザの方向性が、前のイノセンスから大きく変わっており、よりアニメっぽくなったというか、一般受けする絵になっています。等身もアビスやファンタジアのような8等身。テイルズファンはこっちの方が好きなんじゃないでしょうか。
オープニング以外にもアニメパートがたくさんあって、とにかく高水準。ぱっとエンドロールを見た感じでは、有名な原画マンが多く参加しておられるようでした。DSの上下の画面を使って、つながった絵が動きます。あー、DSはこんなオープニングができるのか~。ただ画質は所詮DS。ProductionIGさん、これ、この画面ではもったいないですよ!あと、CG版オープニングをニコ動で見ると、建物や羽クジラは、やはりCGの方がいい。これは適材適所で、混ぜたら一番アニメファンの喜ぶ映像になるでしょう。
ヒロインはイノセンスと比べて(好みもあると思いますが)、超カワイイです。ヒロイン以外にも、各種ニーズに合わせた女性男性美形キャラを品揃え。隙のないラインナップです。
DEENの主題歌もいい曲ですよ。いまさらDEENかとも思ったけど、アコースティックな優しい曲が、ゲームの内容にピッタリでした。

おおむね大満足な作品ですが、シナリオだけ一言。物語の中盤で大きな盛り上がりがあって、これでエンディングまで一気に行くかなと思わせておいて、実はそこは折り返し地点。後半のほうがさらに長いです。これが、少し疲れました。
中盤ですでに、世界の大きな秘密が明かされ、エンディングに向けての大きな目標が、その時点で設定される。そこに向けてのステップを踏んでいくのが多少もどかしく感じました。
長編のRPGになると、クリアに向けてのステップが多くなるのは仕方ないですが、謎解きの配分と、本筋にあまり関係のない遊びのシナリオをはさんでくれたら、少し気を抜けたかもしれません。ただ、僕が一気にやりすぎなのかもしれません…
今回はシナリオにおける恋愛要素のウェイトが大きいです。僕は苦手ですが、まあ、このぐらいなら、大丈夫。好きな人も多いでしょうし。

戦闘で主人公が強すぎて、他のキャラと差があるので、主人公を外した戦闘パーティが組みにくいです。これは、他のキャラをもう少し研究すればいけるかも。あと、サブシナリオもめちゃくちゃありそうなので、もう少し遊んでみます。今のところ1人「○○ス」のキャラが出てきましたよ。

というわけで今年のマイベストRPGでした。

テイルズ オブ イノセンス

テイルズシリーズの9作目で2007年12月発売のちょっと古いタイトルです。
「想いを繋ぐRPG」ということ。
僕自身初めてのテイルズシリーズ。マイファーストテイルズですね;
DSみたいなポータブルのゲーム機用ソフトですが、アニメのオープニングがあったり、キャラクターボイスも豊富だったりします。
オープニングのアニメは、残念ながら動きの少ないあんまりな出来。ただ、「いのまた先生のキャラクターが動くのはテイルズだけ」ってな感じで、いのまたむつみさんのキャラが最近の作画で動くことの価値が高いです。いのまたさんのキャラクターは、線が細かいので、最近の作画のほうが再現度が高いです。この傾向は、最新の「ハーツ」でも。

一気にプレイして、もう少し忘れてきているのですが、ポータブルのゲーム機としては、しっかりとした長編のRPGです。2週目以降のしかけなどもあって、やりこみもできます。
ストーリーは、主人公が引きこもりの暗い少年であることなど、今風の味付け。ダメな主人公が少しずつ成長していきます。主要キャラクターの等身が下げてあり、これはDSの対象年齢に合わせたようです。
大人がやるにはキャラクターが子供っぽすぎるか。
気になったのは、ヒロインがまったくかわいくないこと。ツンデレ風のキャラなんですが、がさつなだけの印象しか残りません。キャラデザも、そんなにかわいくない。
この手のアニメっぽいゲームでは、ヒロインのかわいさは生命線なので、もう少し魅力的にしてほしかったです。
物語の主題は恋愛ではなく、主人公の成長や家族の絆だったりするので、これでもいいのかもしれませんが、やはりそこは…

ライトなRPGが好きなら、だれにでもオススメできる作品。

2008年12月12日金曜日

インベージョン

「人間が得体の知れないウィルスにのっとられていく」というネタが古すぎて、あまり面白くなかったです。
SF/ボディ・スナッチャーすら僕の世代ではやばいのに、元ネタはもっと昔。
僕らの時代はゼイリブか物体X、もしくは小島秀夫監督のスナッチャーです。とにかくやりつくされたネタで、古臭さはどうしようもありません。
もっと大胆に新しい要素を入れてもらわないと、おっさんは楽しめないですよ。

二コールのかわいさも、もうさすがに限界なのか。
いや、まあ、今でもキレイなんですが、昔は、なんか光ってましたね~
しょうがないんですが。

クローバーフィールド/HAKAISHA

手持ちカメラで撮影されたという設定で、豪華なVSX映像をあえて見難くした珍しい映画。
ちゃんとお金もかかってるので、映像的には、ちょっと珍しく、結構楽しく見れました。
ストーリーはモンスターから逃げ回るだけで、モンスターの正体なんかは謎のまま。
もう少しストーリー性が高ければ、もっと上を狙えたのかも。
でも、いいんですよね、こういうのは、これで。
何も考えず、主人公たちと一緒に翻弄され、世界に没入できる。
スタイルは特殊ですが、パニック映画としては王道なのかもしれません。

なんか日本だけの、HAKAISHAっていう変な副題は、制作のJ・J・エイブラムスさんの指示とか。
カタコトを感じさせます。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

ティム・バートン版のスウィーニートッドで、僕は前のバージョンは見てないので、これが初めてです。
ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーターと、ティム・バートン作品の常連が主演。
知らずにレンタルしましたが、ミュージカル映画でした。
これは、まあ、なんでしょう。
普通です。
ストーリーも普通。ギャグ(ブラックユーモア)も普通。歌も普通。残虐描写も普通。メイク、CG、美術は、いつものティム・バートン。ティム・バートン大好きな人は薦めなくても見るでしょうし。そうでない人は見なくてもいいでしょう。
ティム・バートンの中では、あんまり面白くないほうです。

2008年12月10日水曜日

アニメの制作会社を作る

あまりにもアニメが好きすぎるので、アニメの制作会社を作れないか考えています。
アニメの世界は東高西低。
大阪のオース、アール、Doより西は不毛地帯。
(小さな下請けが兵庫県とかにはあるらしいですが。)

西日本に位置するわが町にも、当然アニメ会社はないわけです。
これは寂しいということで、少しずつプロジェクトを動かせればいいなあと思います。

といっても、私はただアニメが好きなだけの人間。
アニメのプロをはじめ、多くの人の力が必要です。
夢みたいな話で、妄想なんですが、実現できたらいいなと思います。

2008年12月5日金曜日

amazonのバナーを入れました

これで、画像のまったくなかった僕のブログが、少し華やぎました。
しかも、バナーなので、買い物していただけると、僕のお小遣いになるらしいです。
よかった、よかった。
よろしければ、クリックしてくださいね~

2008年12月4日木曜日

劇場版ワンピース「カラクリ城のメカ巨兵」

きちんとはしていましたが、スピード感がなくて、少し退屈でした。
ワンピースの劇場版は、あくまで子供のためのもの。小学校低学年の子供に、しっかり理解してもらうために、あえてゆったりとした展開にしているのかもしれません。
敵もそんなに強くなくて、ギャグ要素が多いです。

ひぐらしのなく頃に、と解

人気の作品で、ゲーム、マンガともに未接触だったのですが、アニメで一気に視聴しました。
解まで見ると、面白い作品です。

ネタバレなので、これから見る人は読まないでください。

序盤ではジャパニーズホラーのテイストが強く、主人公たちの必死の努力にもかかわらず、人間には抵抗できない、理不尽な力であっさり死んでしまいます。
なんだ、こんな感じで、オムニバスっぽいのがどんどん続くのかと、飽きてきた頃に、「目明し編」で、ちょっと「お!」っとなります。
その後も、真相はほぼ明かされないまま、最初の26話は終了するので、解を見るのも少しめんどくさかったです。
でも、ちょっとがんばって解の方を見てみると、「皆殺し編」でものすごい盛り上がりを見せます。これを見るためだったら、それまでの退屈な展開も納得です。
その後の「祭囃し編」は、完全解答ということですが、盛り上がり的には「皆殺し編」が上。ここがクライマックスといっていいでしょう。

僕はミステリーファンではないので、解決していない複線については、あまり何も思わないです。ホラーっぽい雰囲気を感じさせるだけの目的で、使わない複線をとりあえず撒いておくというのでも、かまわないと思います。
ただ、羽生が現実世界に出てくることだけは、ストーリーを面白くするという観点から?と思わざるを得ません。
羽生が梨花にしか見えない状況のときは、物語の説明をする役割として、まあ納得できたのですが、現実世界に出てきても、役割が見えないかったです。また、これまでひどい目にあってきた部活メンバーががんばるからこそカタルシスを感じるのであって、ぽっと出で、しかも神様の羽生ががんばっているところを見ても、?なわけですね。
あと、気になるのは主要キャラクターの言動が、ちょっと現実離れして、気持ち悪いところです。「オモチカエリ~」とか「ニパ~」とか「おじさんは」とか、いい大人のオタクが見るにはつらいです。ファッションもひどい。それに反して、刑事や村の人たちなど、大人のキャラクターは、結構説得力がありました。対比されて、よけいまともに見えたのかもしれません。

ストーリーは画期的で、最後まで見たら面白い作品です。
この、ストーリーこそが人気の秘密ということがよくわかりました。

2008年11月25日火曜日

舞-乙HiME 0~S.ifr~

かなりいい感じの作画アニメだったように思います。

最近アニメ業界ではOVAが、また盛り上がってきてるみたいですね。
1~3巻まで、リリースに間があるので、正直前の内容を忘れてしまうんですよね。
この作品はストーリーが結構複雑で、しかも、舞-乙HiME本編の方もかなり把握しておかないと、理解しにくいように思います。
レンタルでぱっと見て返すだけだと忘れてしまっていて、楽しめないです。
なんとなく、面白い感じだったので、機会があれば3本一気に見たいです。

悲惨なコースデビュー

行ってきましたよ、ゴルフのコースデビュー。
えっと、スコアは264です。
普通の人の2回分ぐらい振っているので、背中とか、体のいろんなところが痛くなりました。
泣ける。

リリカルなのは 第1話

通常1話で感想なんて書かないのですが。
新房昭之監督の作品を見たことがないので、見てみようかと思いましたが、かなり子供向けアニメだったので、続きを見るのを断念しました。
作画はなんか凄い感じでした。
キャラとか、90年代の懐かしい絵柄です。

劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝

監督は亀垣 一さん。
劇場版NARUTOの中では一番楽しめました。
アクションがいい感じで、森の逃走シーンや、リーの殺陣なんかは燃えます。
さくっと楽しめて、印象に残らない、軽い作品です。
最後にナルトが姫を助けるところ、やられた~と思いました^^

大きく振りかぶって

水島努監督の作品をしっかり見るのは初めてです。
オープニングは1クール目、2クール目どちらもいいです。ケメコのショボいオープニングとは格が違います。2クール目のオープニングが特によくて、野球中継のリアルな感じを、アニメーションの技術でダイナミックに表現しています。

ストーリーは人気漫画原作だけあって面白いのですが、メンタルトレーニングの長いシーンは少しイラっとします。先生の話が長くてウザいです。
実際の野球でもバッテリーとバッターの駆け引きはあると思うのですが、実際、あんなに知能を振り絞って戦っている人ばかりではないとも思います。長島さんとか、あんなに考えていたとは思えません^^
女性の作家さんらしく、チームの監督やマネージャー、母親たちなど、選手を取り巻く女性が魅力的に描かれています。実際、高校球児たちのまわりにも、こういった女性たちのサポートがあるはずですが、ド根性野球マンガではまったく描かれることがないですね。
女性のプロ野球選手も誕生した2008年、野球狂の詩もファンタジーではない。がんばれ!
さて、話がずれましたが、このアニメは全体的に破綻もなく、最後まできっちり楽しめました。

あと、ウワサのBL要素は、確かにありますね。
男同士で手を握り合うなんて、ア・ブ・ナ・イ^^;

2008年11月19日水曜日

ロードス島戦記

小説のほうです。
アニメにしろ映画にしろ、感想を書くのは基本的に最後(最終話)まで見てからと決めていたのですが、長編小説やマンガなどは完結するまで10年以上かかることもよくあるので、なかなか感想を書くことができないことになります。 このへんは臨機応変にいかないといけませんね。

さて、このロードス島戦記はシリーズ通して1000万部以上売れており、ドラクエなんかのファンタジー好きの人は、押さえておかないといけない小説です。

さかんにメディアミックスもされたので、あの時代を生きたオタクたちなら、なんらかのメディアで必ず触れたのではないでしょうか。
コンプティークで連載されていたテーブルトークRPGのリプレイが元になっており、このあたりの事情を知らない方はWikipediaなどで調べてみてください。


僕は、ロードス島戦記は全7巻中6巻まではリアルタイムで読んで、7巻だけ読まずという中途半端なことをしておりました。今回ノスタルジーにひたる意味も込めて全巻通して読み、さらに外伝の2巻を続けて読みました(ハイエルフの森 ディードリット物語、黒衣の騎士)。

今、ブームは過ぎ去り、冷静な目で、この小説に触れることができました。
高度な組み立てや文章表現があるわけではないですが、基本的に、昔と変わらず楽しく読めました。特に、リプレイでは描かれなかった2巻や、2つ目のリプレイが元になっている3巻は、かなり盛り上がります。3巻では重要人物が死んでしまいますが、リプレイでキャラクターが死んでしまうことがなければ、この展開はなかったでしょう。ダイスの目が出したランダムな結果が、小説に予測不可能な要素を与えています。ロードス島戦記を特徴付ける一つが、このゲームリプレイベースとということになります。

ロードス島戦記のもう一つの特徴が、剣と魔法を描いた日本製のファンタジーとしては、最もメジャーな作品であることです。ロードス島戦記以前にも、グイン・サーガなどのファンタジー小説はありましたが、この分野はそれほど一般的でなかったと思います。
欧米では1950年代に指輪物語が発表され、その後、指輪物語のスタイルを踏襲した多くのファンタジー小説が発表されたようです。指輪物語のスタイルというのは、キャラクターが活躍する架空世界の国家、宗教、土地などの世界設定を綿密に行い、物語にリアルな雰囲気を出すスタイルです。
日本でこの分野が遅れたのは当然で、これらの小説が中世ヨーロッパの世界観がベースになっていることと、エルフやゴブリンなんかも、欧米ではおとぎ話にでてくる、一般的な空想の生き物だからです。

ロードス島戦記は乱暴な言い方をすれば、日本の指輪物語です。ファンタジーの物語に、出渕裕さんのイラストによる、ジャパニメーションの要素が融合されたことが、爆発的ヒットに繋がりました。
今のライトノベルのスタイルに近いものですが、今ほど、アニメ・マンガ的なイラストではありません。この時代はこのぐらいのバランスの絵が、小説のイラストとしてはしっくりきていたように思います。(最初のラノベと呼ばれるのは、立ち読みした解説本ではスレイヤーズということです。)

ロードス島戦記は、大人が呼んでも楽しめますが、特にアニメ・マンガ文化に慣れた10代には、ハマれる要素が満載です。ただ、今(2008年)の時代にこの小説を持ってくると、他の作品と差別化することが難しいかもしれません。それは、ロードス島戦記の面白さが、キャラクターの魅力に頼りすぎてるからです。この傾向は特に外伝で強く、とにかくキャラクターを魅力的に描くことが徹底されています。
現在、様々な作品でいろんなキャラクターが氾濫しているので、当時はものすごい魅力的だったロードス島のキャラクターも、ありがちなパターンの域を出なくなってしまったのです。

20世紀もっとも面白い小説と呼ばれる指輪物語は、もちろんそれぞれのキャラクターも立っているのですが、ボロミアがどんな人かというと、なんか激しいマッチョぐらいの印象しかなく、メリーとピピンの違いは正直よく覚えていない。これはキャラクターより、物語の筋に重点が置かれているから。指輪物語が陳腐化しないのは、キャラクターの創出より、物語の創出の方が困難で、模倣しにくいからではないでしょうか。
青春時代を共にした作品は色あせて欲しくないですが、ロードス島戦記はあまりにもメインストリームに乗りすぎて、模倣が多くされたため、オリジナルの輝きが薄まってしまったように思います。
今の若い読者がどのように受け取るかを知りたい作品です。

2008年11月18日火曜日

かんなぎ 第七幕

「キューティー大ピンチ!激辛ひつまぶしの逆襲」(後篇)です。
アニメは一応最終話まで見てから感想を書くようにしているのですが、この回はとても面白かったので感想です。
始まってから、終始くすくす、ニヤニヤしてしまいました。おっさんが1人でアニメを見ながらニヤニヤしているのは、はたから見るとかなり気持ち悪いです^^
ストーリー展開はコメディとして珍しいものではなかったですが、脚本と演出でここまで面白くなるのかと思いました。屋内だけで展開する寸劇形式で、本当の面白さが問われる、ごまかしの効かない回でした。笑いあり、エロありで、これでもかと、面白い仕掛けが満載。かんなぎを見るなら、この回は欠かせないですね。
絵コンテは監督の山本寛さん、演出は吉岡忍さんという方でした。前山本さんが演出されていた第1話は、よくできてましたが、登場人物の紹介や、ストーリーを普通に進めないといけないので、まあ、普通な印象でした。オープニングが凄すぎて、そっちに意識が飛んだのもあります。対して、今回の第7話はヤマカン節炸裂で、めちゃめちゃ笑かされました。ふもっふの温泉回か、宿題回の印象です。

登場人物の中で、大鉄だけが浮いていて、まあ、正直すべってますねぇ。他のキャラクターが、オタクっぽいネタでボケてくる中、彼だけ、普通の天然キャラ。毎回すべっています。彼とつぐみの存在で、かんなぎはかろうじて一般性を保っているのかもしれません。

この回はナギさまの言うとおり、神回?ですね。

2008年11月16日日曜日

ゼーガペイン

ハルヒに押されて影が薄くなった作品ということですが、先輩に教えてもらい、一気に視聴しました。
地味ですが、面白い作品です。

この作品一番の魅力はストーリーなので、見ようと思う人は絶対に予備情報を入れてはいけません。
僕は、先輩から、○○○ッ○○とか、○○が○○○すとか、いろいろ内容を聞いていたので、サプライズがなく、悔しかったです。
このセンチメンタルな物語に、いわゆるロボットものの王道タイプ、熱血主人公を持ってきているのが異色。冒険と思います。結果は判断し難いのですが、物語が暗くなりすぎなくて、よかったのでしょうか。
ヒロインの素朴は演技は、よかったです。高感度が高いと思います。
ルーシェンというキャラクターは、キャラデザインや演技、声優の起用など(エド役の朴璐美さん)、女性ファンへのサービスが見えすぎていて、ちょっと笑ってしまいました。

ストーリー、世界観以外の部分で、残念ながら、飛びぬけた部分がなかったのが残念です。
評価の低いメカアクションは、残念ながらそのとおり。メカアクションにつきものの爽快感がありません。
僕たち世代のアニメファンにはカリスマ?の新居昭乃さんの主題歌も、世界観には合っていましたが、地味。
伊藤岳彦さんらしい、パイロットスーツがなんだか少し懐かしく、ダサく感じました。この世界観には、もう少し違ったデザインがあったと思います。

僕がティーン?のころからがんばっておられる、大貫健一さんの名前を作監で見ると安心します。いまだ、最前線で凄いですね。全体的にベテラン陣がいい仕事をされている作品。

2008年11月11日火曜日

社長とゴルフ

昔から、ゴルフだけはしないでおこうと思っていました。
今はそんなに贅沢な趣味とというわけではないですが、やはりそこは紳士のスポーツ。 少々はお金もかかります。
昔から、社長の社交といえばゴルフと相場が決まっております。

とにかく、嫌がっていたはずが、先輩方のノリに合わせているうちに、中古のクラブセットを購入。
コースデビューを控え、何度か練習場に通いました。
自分はやはりインドアで絵を書いたり、映画を見たりするのが好きなタイプ。
体を動かすのは苦手なわけです。
案の定、練習場でもハズカシショットを連発。しまいにドライバーのヘッドが折れて飛んでいく始末TT
正直コースに出たくないです。
ただ、デビューの日だけは迫っていて、ちょっとした試練なのです。
ルイズばりに、は~~~;ありえない、です。
こんなことなら、若いうちから打ちっぱなしぐらいは行っておいたらよかった~

まあ、数少ないスポーツ経験ながら、スノボなんかは、なんとか滑降するぐらいはできるようになったので、ゴルフも練習次第と思うのですが。
これも、運命。そして新しいことを知るチャンスなわけです。

2008年11月6日木曜日

狼と香辛料

周りから聞こえてくる評判がよかったので、見てみました。
まあ、さすがに面白いです。
どっしりした感動作ではなく、ライトな後味の娯楽作です。
気軽に見れるのに次が気になって、一気に見てしまいました。

基本的に、主人公とヒロインの掛け合いが楽しい、ラブコメですが、世界観や、ヒロイン、ホロのキャラクターなど、非常にオリジナリティの高い作品です。
多くの男性ファンがホロと一緒に旅をしてみたいと思ったのではないでしょうか。
ホロはあまりアニメでは描かれないタイプのヒロインです。一言で表現するとデキル水商売系のお姉さん。言葉遣いも、おいらん風ですしね。
賢くて、プライドが高く、大酒飲みで、金のかかるいい女。経験豊富で、常に男を手玉にとるような言動ですが、好きな相手には一途。
ちょうど、昭和中期の日本映画に出てくる粋なヒロインとでも言いましょうか、少し懐かしい感じもします。アニメファンの男性が好むとされてきた?、純情無垢で、コストのかからないヒロイン像とは、かけはなれています。でも、実際作品を見ると、すごく「あり」なんですね^^
現実にこんな女性がいたら、僕のような恋愛ザコはコロっといってしまうでしょう。まさに、「オスはみんな阿呆」なのです。

以下、気になった点。修正を必要とする欠点というわけではありません。
物語の魅力である、気の利いた2人の台詞回しですが、特に作品世界に入れていない序盤では、不自然さが目立ち、おいてきぼりにされたところがありました。
活字で読んだら気にならないかもしれませんが、実際こんな風に話す人はいないので、音で聞くと違和感を感じます。キャストの方もかなりご苦労されたと思います。
また、商売の内容説明が台詞だけで行われるため、なかなか難しいです。図とかあるとわかりやすいですが、作品世界を壊しかねないので、それもできない。結局その部分を理解せずにスルーしても、物語の理解には支障ないのですが…
あと、この作品を丁寧に描くには13話という話数が短いことが気になります。実際、2人の出会いを別にすれば、大きなエピソードが2つしか描けていないです。この作品をロードムービーとして捕らえた場合、あきらかに短かすぎます。特に、2人がなぜそんなに惹かれあうようになったのか、あまり描けてなかったように思います。第2期もあるということに納得です。
あと、ヌードの描写が多く、ファミリーで見るにはこっぱずかしい。乳首のない裸体の描写を見ると、その昔エスパー魔美を家族で見ていたときの恥ずかしさを思い出しました;
なんとか、チラリズムのみで、描くこともできたと思います。この作品にはお色気はあまり必要ないので、その方がよかったのかも。まあ、逆にもっとエロくなってしまったかもしれないですが。

ワンパターンなバトルものにはない、強い個性を持った娯楽作です。

読んでいただいて、ありがとうございます。

ブログを書き始めて、ようやく1ヶ月目。
こんな文字ばかりのブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
そのうち画像も貼れるようになりたいのですが、まだまだ使い方もよくわかっておらず。
立派なブロガー目指して、適度にがんばります。

アニメーション神戸2008

アニメーション神戸というイベントに参加してきました。
http://www.anime-kobe.jp/

それも、関係者席をご用意していただき、かなり前で見ることができました。
なんと、あの天才磯光雄さんの3つ後ろの席です。
社長になってよかったと思うことは少ないのですが、今回ばかりは会社を作って、社長になって、本当によかったと思いました。
僕だけそんな席に座らせてもらい、ファンの方々には申し訳ないです。

このイベントは声優などのキャストではなく、珍しく制作スタッフにスポットが当たるイベントです。僕はいい歳のおっさんなので、キャラクターや声優を追いかけたり、同人誌を買ったりする楽しみ方ではなく、スタッフを追いかけて作品を楽しむことが多く、だからこそ、このイベントはとても楽しいものです。
(もちろん、キャラや同人誌を楽しむことも、とても楽しいことだと思います。)

ほとんどのアニメ系イベントが東京で行われる中、この神戸のイベントは西日本の地方都市在住者には参加しやすいので、ありがたいです。
ちなみに去年は初めて一般参加で観覧して、今年で2回目の参加です。

式の前半は若手クリエイターによる自主制作アニメの上映および受賞式。今年は去年に比べてレベルがグッと上がっていたように思います。1人でつくった自主制作アニメらしい作品もあれば、ジャパニメーションのルールで作られた意欲作もありました。こんな作品がバンバン出てくるなら、日本の映像業界は安泰です。

後半は商業アニメの受賞式です。受賞作品は、アニメーション神戸のサイトで見てもらえばもらえばわかるとおり、妥当性の高いベタな選定になっています。しかも審査委員がアニメージュ、ニュータイプ、アニメディア、MDN、アスキーの編集長が行っており、誰もこの選考結果に文句がつけ辛い布陣となっています^^;

コードギアスで受賞された、脚本家の大河内一楼さんは、賞を受け取って涙ぐんでおられました。とてもソフトな印象の方でした。
磯光雄さんは、普段は暗い部屋で仕事してるので、こういう場所は苦手ということでした。天才は見た目は普通のおっさん(失礼)でした。
特別賞のおじいちゃん、辻真先先生は77歳にして、最新アニメも見ているバイタリティあふれる方。アニメを見るのは「だって好きなんだもん」ということで、35歳の僕がアニメをみるのは、ちょっと恥ずかしいのかなという思いを少し吹き飛ばしてくれました。
この人たちが、あんな凄い作品を生み出してるんだと思うと、ジーンとしました。
大河内さんとは、写真撮影もしていただきましたよ!ファンの方、本当に僕だけごめんなさいm^_^m

アニメーション神戸は、非常に意義のあるイベントと感じますが、その重要性ほどにイベントそのものが盛り上がっていないように思います。
これは、日本のアニメのスタッフに、あまり一般の注目が集まっていないことが一因でしょう。日本のアニメ界は、才能の「るつぼ」で、優秀なクリエイターが、つくづくこの業界に集まっていると思います。にもかかわらず、一般の方が知っているアニメ監督は、宮崎駿、高畑勲だけ。割と詳しい人で、押井守、大友克洋、庵野秀明、富野由悠季でしょうか。もちろんこの人たちは凄いのですが、もっと、旬の尖った監督やスタッフの名前が、一般の人から出てきてもいいように思うのです。
もちろん、アニメファンの方たちは情報通なので、僕なんかより、よほど詳しいのですが。
また、神戸という地方都市で行われることや、アニメーション神戸という名前がどうしてもローカルな印象を与えていると思います。審査委員の顔ぶれを考えると、日本アニメ大賞といっても差し支えないのですが、東京国際アニメフェアがあるので、そちらの方がオフィシャル感が強いですね。

あと、若手クリエイターのコンテストや、Flashアニメのコンテストなど、割とこじんまりしたイベントと一緒になっていることも、いまいち抜けきらない原因でしょう。地方行政としては、地元イベントと、人気クリエイターのイベントを一緒にすることに意義を置いていると思うので、こうなっているのでしょう。

アニメーション神戸は、今後アニメ界のカンヌになれるでしょうか。
いろいろ書いていますが、僕としてはとても楽しませてもらったので、感謝いたします。

2008年11月4日火曜日

ケイヴ・フィアー

ディセント、地獄の変異といった洞窟もののホラーと思いきや、これまた、まったく違う内容。
車椅子の主人公が、勇気と知恵でモンスターと戦う映画。
原題はABOMINABLE(雪男)ということで、そのほうが内容にピッタリ。
内容はむちゃくちゃ面白くないということはないですが、見る必要はないレベル。

車椅子の主人公が、双眼鏡で隣の家を覗くシーンなど、ヒッチコックっぽい演出。
もう少し脚本をいじれば、かなり面白くなる予感。
あと、モンスターが意外と「ちっちゃい」ので、まったく怖くない。ここは少々お金をかけるか工夫するかして、怖いモンスターにしてほしかったです。

僕らの世代には懐かしい、ランス・ヘリクセンがチョイ役登場。
あ、そこだけ、ちょっと洞窟あります^^

エクスペリメント

es[エス]のみたいなパッケージの映画がいくつかあり、これはそのひとつ。
でも内容はぜんぜん違って、普通の青春映画です。
安いTVドラマみたいで、あんまり面白くないです。

父親との確執が元で投獄された若者が、軍隊式の施設で理不尽と戦いながら更生する話。
カッコーの巣の上か、フルメタル・ジャケットなんかのショボい焼き直しとも言えます。

これ、ホラーの棚に置くのやめてください。
僕のあまり行かない棚、ヒューマンドラマの映画です。

true tears

恋愛ドラマ、同棲ものの良作。
昼メロをアニメでやってしまった作品です。
ゲーム原作ということもあるのか、三角関係や空気感がSchool Daysと似ています。
雰囲気が重くなりすぎない、ギリギリのところでドラマが展開されて、緊張感があります。
学園もののせつない雰囲気もぞんぶんにでていて、水彩タッチで描かれた富山の町並みもきれい。
さわやかな感動があり、十分に楽しませてもらいました。
強いていうなら、10話から後の展開で、少し緊張感がなくなってしまったように思います。どうせあの結末にするなら、11話以降はもう少し早めの展開にして、たたみかけてもよかったかもしれないです。
ただ、この作品はラブストーリーでありながら、主要登場人物の「成長」を重点的に描いているため、最後の数話の展開が必要だったとも取れます。
ここは制作側もだいぶ迷われたところでしょう。
あと、音楽まで予算がまわってなかったようで、祭囃子がシンセの音で残念でした。ここは絶対生音が欲しいところです。

全13話中8話が監督でもある西村純二さんの絵コンテで、力の入れようが伺えます。監督の他の作品は見たことがないのですが、これが監督の代表作ということになるのではないでしょうか?

京都アニメーションの成功をモデルケースに、これからも、地方の制作会社が自社制作に踏み切ることが増えると思います。富山のP.A.WORKS初の自社制作アニメとして、内容的には成功じゃないでしょうか。優良ブランドに成長していくことを期待します。

2008年10月29日水曜日

暴れん坊将軍が好きな小学生

僕の両親は共働きだったので、小学校1、2年生のころは、学校から帰ると、たいてい一人でテレビを見て過ごしていました。一応、学童保育というものに入っていたのですが、テレビを見てるほうがいいので、そこには行かなかったです。
周りの友達は、鬼ごっこや泥警、野球をして遊ぶことが多く、僕は鬼ごっこなんかは参加したのですが、野球だけはどうにも苦手で、だんだんインドアに志向が向いてきました。

そのころのお気に入りは「暴れん坊将軍」の再放送。本当に毎日見ていました。
1時間番組のうち、いつも、40分ぐらいになると将軍が暴れるので、子供ながらにワンパターンだなあと思っていました。ただ、やはり人気番組だけあって、毎日見てしまうだけの面白さがあったのでしょう。今ではお約束の面白さというものを知っているので、ワンパターンに対して別になんとも思わないですが。
当時の僕は、あの番組で、悪徳商人なんかを見て、世の中のことを勉強したように思います^^
ませてますねぇ。

昔のことを書くにあたって

僕はまだ35歳。何かを成し遂げた人間ではなく、作家や物書きではない。
なぜ、昔のことを書こうと思ったかというと、なんとかここまで生きてこれたという小さな自負と、匿名でもいいから、誰かに僕のことを知ってもらいたいという気持ちからです。
もちろん、ブログの目的である、今暗い生活を送っている若い人を元気付けたいというのもありますが、それは結構大きな目的であるようにも感じます。

会社の紹介

少し会社のことを書いておきます。

僕の会社は、地方のWeb制作会社です。
社員は僕を含めて5人足らず。デザインからプログラムまで、一通りこなすことができます。
僕自身はデザイナー上がりの社長で、もちろん、まだまだ最前線で実制作を行いながら、会社の運営もしています。
フリーランスで仕事をしていたのを法人化したのが3年前。まだまだ赤ん坊の会社です。

このぐらいの規模の会社はみんなそうだと思うのですが、スタッフの結束力が強く、みんなものすごい頑張っています。
僕は社長出勤で遅れていくのですが、みんな仕事があるときは朝9時~夜23時まで働いてるので、自分の会社の社員ながら、こいつらバケモンか~、と思う時があります。
徹夜、休日出勤はほとんどありません。これはわが社の誇れるところですね。

僕の社長としての今の目標は社員の給料アップです。
これは、僕が優しい社長だからというわけではなく、今、安月給しか払えてないので、社員にもう少しましな生活をしてもらいたいから。僕の会社の社員は、絶対ワーキングプアにしないという決意があります。

会社の性格上、これから人数がすごい勢いで増えるようなことはないでしょう。
細々でもしっかりやっていくのが僕の会社なのです。

2008年10月28日火曜日

ネメシス・ゲーム

カナダのホラー映画。面白くないです。
内容が理解できません。理解し難いけど面白いという作品でもないです。
翻訳もいいかげんらしく、理解しにくさに拍車をかけています。
少しは迫ってくる恐怖感もありましたが。。。

主演女優、常に口が半開きで、それが気になりだすと、ずっと気になる。
男優、女優ともに、みんな中途半端な見た目で、それも気になります。

2008年10月27日月曜日

アニメは長いので見るのが大変

社会人ともなると、仕事や家族サービスで時間のほとんどを費やすことになります。
なんとか時間を捻出して、趣味に当てるわけで、長いアニメを見るのは、かなりの努力が必要です。
(僕の場合は、かなり無理をして、見させてもらってると思いますが。)

特に全51話の場合など、社会人にとって、最初から全部見るのはウルトラCかもしれません。
これが映画なら1本で完結するわけで、たとえスターウォーズを全部見ても1日あれば足りる。
社会人にとってはアニメ視聴は贅沢な趣味なのかもしれませんね。
TVアニメならDVDにして、10本とかになるので、商業的な理由が大きいのかもしれません。僕としては劇場用の良作アニメが増えて、当たれば続編という、映画形式で利益が出るようになってくれたら、少しの時間でも楽しめて助かります。
一般の人が宮崎監督の作品以外でも、映画館にお金を払ってアニメを見に行くようになればいいのですが。
アニメはこのままサブカルチャーに留まるのか。

鴉 -KARAS-

タツノコプロ40周年記念作品。
映像表現が豪華な作品です。
特にキャラクターや、アクション、変形する主人公など、ガッチャマンに代表される古いタツノコプロのイメージを非常に大切にしていて、オールドファンにもオススメできます。
第1話は2005年の作品ですが、CGなど現行レベル(むしろ高い位置の現行レベルです)。ほぼ完成の域に達しています。
モンスターは、ウィッチブレイドのような、キャラとメカが融合した雰囲気のもので、こちらはフルCG。おどろおどろしい「いい感じ」の造りです。
作画とCGの親和性もよく、ストーリーも最初はわかりにくいですが、最後まで見ると、とっつきやすい話だと思います。すごいひねりとかはないですが、丁寧。

キャラはめずらしく、男も女も全員唇に色が入っています。シンボル化が進んだ今のアニメばかり見ていると、ちょっと違和感があります。人間はそもそも唇の色が他と違うんだという、デザイナーのこだわりでしょうか。
こういうこだわりは、クリエイターとして、絶対に必要で、こういう行動が古さを感じさせないオリジナリティにつながるし、その中から、まれに主流が生まれることもあります。

見ておいて損はない作品。DVD6本なんで、レンタルしやすいですしね。

パーフェクトストレンジャー PERFECT STRANGER

ハル・ベリー、ブルース・ウィリス主演のサスペンス。
シャマラン作品と勘違いしてレンタル。普通の面白さ。

宣伝時に、最後15分は絶対人に言わないでくださいということでした。
すごい驚きがあると思いきや、普通の驚きに留まる感じ。
登場人物が少ないためでしょう。

ハル・ベリーは歳とっても、やっぱキレイです。
個人的にハッカー役の人に途中まで共感を覚えました。

2008年10月25日土曜日

コベナント~幻魔降臨~

レニー・ハーリンが監督した、ヒーローアクション映画。
久しぶりにこの監督の映画を見ました。話題性がまったくないことを考えると、意外と楽しめた作品。
映像はなかなかかっこよく、画面作りもレニー・ハーリンらしく派手。

ティーン・アイドルっぽい俳優や女優がでてきて、みんな質が高い。特に主演女優のローラ・ラムジーは、ニコール・キッドマンとかナオミ・ワッツに少し似ていて、きれいです。この人は売れそうですね。

最後のアクションが、気合弾をぶつけ合うだけのつまらないものになっていたので、そこが残念。

2008年10月23日木曜日

アイ・アム・レジェンド

ウィル・スミス主演のSF・ホラー。
DVDにて視聴。なかなか面白かったです。

以下ネタばれもあるので、この映画を見る気がある方は注意です。

3回目の映画化ということですが、前2作は見ていません。
今の技術でしかできない大掛かりな映画なので、おそくらく昔の2つとは、別物に仕上がってると思います。荒廃したNYのセット+CGが、かなりよい出来です。
ホラーのコーナーに並んでないと思いますが、ホラー色も強いです。

この映画に出てくるゾンビ(実際はゾンビではないですが)は、これまでのリアル系ゾンビの中で最強じゃないでしょうか?
2004年のリメイク版ドーン・オブ・ザ・デッドにでてきた、走るゾンビも強かったし、本家ロメロ監督のランド・オブ・ザ・デッドにでてきた、銃を使うゾンビも最強の可能性を感じました。
今回のゾンビ(まあ、ゾンビではないんですが。)は、疲れも恐れも知らず、猛獣並みの牙と体力。ものすごい速さで走る上に、罠をはったり、組織的な戦いをしたりと知能が高い!銃は使いませんが。もうこれは、人間並みって、あれ?ほぼ人間なのでは。
そういえば昔、人間が一番怖いって、お母さんにも言われたような。。。

脚本と演出もしっかりしてて、子供がナイフを置くくだりなんかは、よくできてるな~と思います。
この映画、評価があまりかんばしくないようですが、おそらくウィル・スミス主演の大作映画を期待していると、実は小粒な映画だからだと思います。
あまり期待して見なければ、普通に面白い映画でしょう。

2008年10月21日火曜日

赤ずきんの森

ヨーロッパ産のホラー映画。
面白さはそんなにありませんが、オチはよいです。

このタイトルであの「赤ずきん」の物語が、ホラー映画に生まれ変わった!?と期待したんですが、このタイトルは邦題で、本編とまったく関係なかったです。
たしか、ほかのDVDに入っている宣伝でも、「どうしてそんなにお口が大きいの?」とか、言ってたような…
ま、騙されるのには慣れてるんですけど。
たぶん、僕のように、それで借りた人、多いんでしょうねぇ。

低予算の割には雰囲気は出ていたと思います。モンスターはキグルミですが、下手にCGよりよかったです。前半、夜のシーンは僕の視聴環境だと暗すぎました。

スコットランドの田舎の景色が美しい映画。

沈黙の奪還

セガールです。
セガールの映画は、「セガール」というジャンルができるのではないかと言うぐらい、いつもパターンが決まっていますね。
武術の達人で、CIA(軍隊、警察)を引退して静かに暮らしているヒーローが、家族(国、女性、友情)のために戦う。いつものパターンです。
「セガール」映画はまあまあ面白いのが少数と、あんまり面白くないのが多数です。
これは、あんまり面白くない方。
爆発とか、お色気とか、セガールアクションはありますので、まあ、レンタルなら、金返せ!までは行かないです。
ルーマニアの街並みは美しくて、1度は行ってみたいです。
セガール、結構太って、なんか顔でかいです。

鉄コン筋クリート

ちょっと時期遅れなんですが、DVDで視聴しました。
これは、面白くないです。
時間のほとんどをクロとシロの心理描写に費やし、うっとおしいです。
原作未読ですが、この映画に関しては残念です。

アクションはいいので、アクションと心理描写の比率を逆にして、アクションを盛り上げる作りにしてほしかったかなあ。
背景美術とCGがすばらしいです。
ハイクオリティのCGで、物語の舞台である宝町、全部作ってしまった感じです。
それは素晴らしいのですが。

2008年10月16日木曜日

マクロスF

僕らの世代には懐かしいマクロスの最新版。
マクロスシリーズはガンダムと違って、ひとつの世界観で話が展開していきます。
今回は作品中の時代的にも最新のもので、マクロス7より後になるようです。マクロス生誕25年記念作品で、原点回帰ということらしいです。

河森監督ということで、アクエリオンのイメージが強く、今回もめちゃめちゃな作品になるだろうなと、正直あまり期待していませんでした。
ところが、その予想は、いい方に裏切られました。
河森監督は、カリスマとして、やはり総監督の位置に居ていただいて^^、若いスタッフで固めたほうが、ちゃんと面白い作品になりますね。
毎回、お約束の歌、三角関係、ロボットバトルで、楽しませてくれます。
画面作りがとにかく豪華です。作画スタッフはコードギアスR2などと比べて、人数がすごい少ないのですが、CGのできがよくて、画面全体のレベルをグッと引き上げています。
河森監督絵コンテの、7話「ファースト・アタック」の出来がすばらしいです。テンションの持っていき方というのを心得ておられますね。河森監督は人間ドラマを描くと、めちゃめちゃになってしまうのですが、メカアクションを作るとすごいです。

話題になった菅野さんの歌もすばらしく、ネットでの取り上げられ方もコードギアス以上だったと思います。これだけ話題性を演出できるのは、天才、天然の河森監督らしい。アクエリオンの時も、パチスロきっかけでヒットするなど、この方は運も強いですね。

ただ、最終話は要素が多すぎて、少し破綻していたと思います。脚本の吉野さん得意の、すべてを一気に片付けてしまう展開でしたが、今回のマクロスでは成功していませんでした。

楽しませてくれて、ありがとうございました。

セキレイ

お色気たっぷりのガールズバトルアニメ。

作画は綺麗です。オープニングはじめ、アクションシーンは爽快感が楽しめます。キャラもかわいらしくて、いい感じです。
神前さんの、エンディング曲も、とくにイントロ部分がいい感じでした。

ストーリーは僕の苦手なタイプで、面白くなかったです。
同棲もので、主人公の周りにかわいいキャラがわらわら寄ってくる。それ自体はいいのですが、なんというか、ご都合主義というか、主人公が受身でイラっとするのでしょうか。
話作りに対するこだわりも感じられません。

RD 潜脳調査室

ムチムチキャラが話題になったRDです。第1話では、ムチムチが気になってしょうがなかったですが、2話目以降は慣れました。

IGの作品らしく、全てにおいてクオリティは高いです。
脚本が特によかったと思います。第6話「ラブ・レター」の回は結構泣いてしまいました。

全体を通して、ロマンティックな雰囲気にあふれているのは、ソウタとホロン、はるさんとミナモ、2組の淡い恋心が丁寧に描かれているからでしょう。最終話、最後のシーンも、僕はよかったと思います。

作画は上手い方が多く参加されているようで、格闘技のシーンは見ごたえがあり、楽しいです。

メカのイメージが強い士郎さんが、エコっぽいテーマを選んだのは、少し大人になられたからか、時代背景からか。
この「地球律」というテーマは、少しわかりにくかったです。ちゃんと噛み砕いて説明はしてくれているので、環境問題に詳しい人なら、理解しやすいでしょうか。なんとなく、フィットしてくるような概念です。
全体通しての面白さはまあまあと思います。誰にでも広く楽しめる、「まじめな」作品ではないでしょうか。

2008年10月15日水曜日

コードギアスR2

おそらく、多くの人が今年もっとも面白かったアニメに挙げるのではないでしょうか。
次が気になってしまうストーリーで、毎回楽しく観ることができました。
どうやったら、こんなに複雑で、面白いストーリーを作れるのか不思議です。
しかも、複雑だけど、付いていけないレベルではないのが、またすごい。次の回まで1週間空くと、どうしても前の話を忘れているのですが、僕の場合、その忘れている状況も含めて、ちゃんと毎回話についていくことができたので、視聴者にやさしい作り方をしているのだなあと思います。

物語の帰結の仕方に、多くの人が共感したことと思います。ハッピーエンドでありながら、主人公の扱いも妥協的ではない、すばらしいエンディングを用意してくれました。
通常、よくアニメで用いられる、神秘的な力を用いた世界征服をしようとする敵(若本さんの皇帝)を、最終的なボスに持ってこなかったことは、アニメがよく、わかりくいエンディングをやってしまうことに対しての皮肉のように感じられました。
最後はコードギアスらしく、あくまでも知能と知能のぶつかり合いですね。

この作品が生まれるにあたって、ビジュアル(メカ)的にはエウレカセブンの影響が、ストーリー的にはデスノートの影響が感じられます。
そのほかにも、いろんなものがミックスされて、それを谷口監督風に進化させることで、素晴らしいエンターテイメントに仕上がっています。

ありがとうございました。

2008年10月14日火曜日

ローグ・アサシン

ジェット・リーとジェイソン・ステイサムの2人が主演のアクション映画です。
この2人なら、そんなにはずさないだろうという予想通り、そこそこ楽しめます。

アクションもいいですが、この手の映画にあまり期待していない、ひねったストーリー展開があります。
けっこういい役で石橋凌、ザコ役でケイン・コスギが出ており、2人ともジェット・リーとのアクションシーンがあります。倉田さん、真田さんだけじゃない。最近は、いろんな日本人俳優が、ジェット・リーと戦ってますね。
ケイン・コスギは、デッド・オア・アライブに続き、デボン青木と共演です。

ネバー・サレンダー 肉弾凶器

パッケージを見て、ドルフ・ラングレンの映画と勘違いしてレンタル^^
原題は「The Marine」です。どちらのタイトルも、そんなに内容にピッタリではなく、普通の筋肉アクションです。

真剣な主人公と、おバカで凶悪な強盗団との戦いが見所でしょうか。
主人公は、ザ・ロックに続くWWFのプロレスラー、ジョン・シナ。強盗団のボスに、T1000のロバート・パトリックです。ロバート・パトリックは歳とって、少しマーチン・シーンに似てきたかも!?
火薬の量が大目で、赤い、ド派手な爆発が数箇所あります。
予想の範囲を出ない、普通の面白さ。何も考えず、ストレス解消にどうぞ。

アレキサンダー

オリバー・ストーンの作品です。
マッチョなコリン・ファレルが、美青年役を演じていて、どうかなと思ったのですが、それほど違和感はないです。

時代背景、大掛かりな合戦シーンなど、トロイとかぶります。
まあ、普通には面白いと思いますが、伝記ものはたいてい死の間際に主人公がしょぼくれていくもので、この映画も例に漏れず。見終わった後の爽快さはないです。
トロイとどちらを観るかなら、トロイを観ます。
このへんの歴史ものが好きな人はどうぞ。

2008年10月13日月曜日

悪魔のシスター

1973年の古い映画で、巨匠ブライアン・デ・パルマが監督・脚本しています。
シャム双生児や2重人格など、ネタは結構古いです。
デパルマ監督の迫力のある演出は、最近のブラックダリアとそんなに変わってないような気もします。
映画自体は、まあ、古くて、そんなに面白くないです。

サバイバル・オブ・ザ・デッド

画角の狭いホームビデオっぽい映像と、できの悪い特殊メイクのバカ映画です。
別にオススメしませんが、何人かで酔っ払いながら見るにはいいかもしれないです。

お色気シーンもちょっとあって、忍者や魔女も出てきて、一応、観客を楽しませようという気持ちは感じられます。
このドイツ人監督の作品、これでもよくなっているらしいです。

2008年10月10日金曜日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

作画クオリティが高すぎます。
山が爆発するシーンには、思わず「ウワッ」ってなりました。
(橋本敬史さん作画ということです。)
エヴァが全てCGになるというウワサ?でしたが、アクションシーンは作画で、リフトに乗っているシーンなどがCGのようです。
絵は、全て描き直しらしいですが、元のカット割りなんかを生かしてある箇所もあります。
なつかし~

ストーリーは変るというウワサ?でしたが、基本的に旧テレビアニメと同じです。
展開が早くて、ダイジェスト感が強く、この映画から入った人はどういう感想を持つのかちょっと気になります。旧テレビアニメを見ているとニュートラルに捉えられないので。
これは、ファンのための映画ということでしょう。

ちゃんとエヴァで、ちゃんと面白い作品です。
破も楽しみですね。

らき☆すたOVA

本編と同様のテイストで、楽しく見ました。
パロディがちょっと難しかったので、解説サイトのお世話になりました^^;
http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-966.html

あたりまえですが、らき☆すたはまったり楽しい作品で、どかんと面白い超大作ではないです。
まあ、誰もそんなのは期待してないわけですが。

武本監督はじめ、オリジナルスタッフによる作品で、クオリティも楽しさも本編と同じ。
本編ファンなら必ず楽しめます。
ネットゲームの画面をCGで全て作っているのが、スペシャルな感じで、印象深かったです。
踊りは、やっぱりなかったですね~; それだけは残念。
ありがとうございました。

愛車とのお別れ

普段は電車通勤ですが、今日は珍しく車通勤しています。
長年連れ添った愛車とも今日でお別れです。
最後の記念に余ったガソリンで通勤してみました。

20代のころにめちゃくちゃ安くで買ったクーペで、初めての車です。
たくさんぶつけたし、ボロい車です。
ずっと一緒に走ってきた車です。
いろんなところに遊びに行ったし、たまには助手席に女性を乗せてドライブもしました。少ないけど。
孤独なときは、夜中に、よくダムまで走りました。

明日、新しいファミリーカーが来ます。
奥さんに子供ができたので、ミニバンです。
変化はあたりまえで、幸せなこともあって、寂しいものです。

スポーツはどうも苦手で

この歳で、普段デスクワークなので、どうしても体がなまって、放っておくと、どんどんメタボになってきます。
そもそも、昔から運動が苦手で、文化系一直線でした。
これではイカン!と、夏は少し筋トレもしていましたが、最近はサボりがちです。
ただ、これからは健康のため、積極的に取り組まないといけないですね。
大社長には筋骨隆々の方が多いようですし、全ての原点は体力ですから!

2008年10月9日木曜日

ブラスレイター

Yahoo!動画で無料視聴をしていたので、見ることができました。
板野一郎監督のアクション作品です。
ストーリーはよくあるシリアスなバトルもので、 退屈なものです。
キリスト教的世界観を重視した人間劇で、宗教的知識や理解に深いものを感じます。 ドイツを舞台にしていることも考えると、海外市場を考えてのことかもしれません。 世界観に入り込まないと、最終話がご都合主義的に写るかもしれないです。

作品の見所は、板野監督の元に集まったそうそうたる作画陣による、美しい作画だと思います。
恩田さんのキャラクターは、シリアスなドラマを作るのにふさわしく、美しい造型で説得力があります。なおかつ胸ががっつり開いた、萌えなキャラもありです。
恩田さんが活躍された、いろはにほへとの等身を少し大きくした、恩田さんらしいキャラです。
止め絵としての美しさはもちろん、キャラの演技もさすがです。

もうひとつの見所のCGによるアクションは、画面は美しいですが、少し発展途上のように思えました。
CGのキャラの演技は、特撮の被り物をかぶった人間の演技と近くなるようで、アニメ部分との親和性が少し悪かったです。 (それは生身の人間でもそうなので、しょうがないかもしれないですが)
また、カメラワークをまわしすぎるのも、なかなか素人にはついて行きづらいものがあります。
これはFFのAdvant Childrenのときにも思ったことで、最前線のクリエイターの空間把握能力と、素人(僕はそれのさらにおっさん)のそれには、大きな差があるようなのです。
CGの自由なアングルを、もう少しわかりやすくしてもらえると、僕はうれしいです。
単純に、天才、板野監督のアクションについていけなかったのかもしれません。

CGアクションに関するある種の答えが、映画スリーハンドレッドにあるように思います。あの映画は歴史ものと思わせたおバカ映画ですが、そのCGアクションのわかりやすさに、特にグラディエイターとの比較でブレイクスルーを感じました。わかりやすくスローを多用しており、それがカッコいいです。
スローでないのはエネミー・ラインが(特にトップ・ガンと比べて)わかりやすいです。
なんかスコット兄弟がわかりにくみたいですね。

全体として、ウケに走らず、丁寧に作りこんでいたと思います。

2008年10月8日水曜日

すごい社長さんたち

斎藤一人さんの「変な人の書いた成功法則」にはとても勇気をもらいました。
特に家族がもめていた時に、ヒントというか答えをもらえた気がします。

他にも、堀江さんや、牛角の西山社長、テイクアンドギブニーズの野尻社長など、いわゆるヒルズ族の人たちが書いた本をいくつか読ませていただきました。
自分ではなかなか買わないタイプの本(普段はラノベとマンガ^^;)なのですが、たまたま友人からこれらの本をもらうことができたので、僕も社長の端くれとして、すごい社長のすごい生き方を知らねば!と思い読みました。
すごい社長さんたちは、才能にあふれ、努力をして、しかもチャンスを逃さず、とにかくカッコいいんですね。
同年代にこんな人たちがいることがわかっただけでも、よかったです。

返って、オタク社長は、結構普通の人で、しかも地方都市で細々やっています。特別にすごい才能もなく、モーレツな努力もしないです。
この差はいかんともしがたいですねえ。というか、次元が違います…
オタク社長は町の零細企業の社長で、月の少ない売り上げをやりくりしているわけなのです。

社長といっても

世の中には「社長」という役職の人間はたくさんいます。

少し前40人に1人ということを聞いたことがあります。
2006年に会社法が新しくなってから、資本金1円でも株式会社を興せるようになっており、ますます「社長」という役職の人は増えていると思います。

「社長」といえば、やはりベンツに乗って、クラブで豪遊のイメージですが、僕のような地方の極小企業の微細なミジンコ社長は、まさに吹けば飛ぶような普通の人だったりします。
ブログのタイトルは「オタク社長」とさせていただいてますが、そんな感じであしからずなのです。

ただ、まあ、インドアで女性とも縁のない青春時代を送っていても、一応社長という役職になっているので、暗い人でも元気にがんばって、将来を明るくしましょうということなのです。

ガンダム00とフルメタルパニック

ガンダム00の第2期がはじまりました。第1話はとにかく作画がすばらしく、メカ、キャラともに見ごたえ十分です。
よく指摘されるフルメタルパニックとの共通点ですが、声優までかぶせてくるあたりを見ると、これはスタッフが確信犯的に行っているように思います。
ユーザーに、「まね(オマージュ)をしていますよ。」と、メッセージを送っているのでしょうね。
模倣することは別によいと思いますが、ガンダム00とフルメタだと、ユーザーの年代と属性がほぼ同じなので、さすがに元作品を見たばかりのファンからの、厳しい指摘を受けるでしょう。
それすら話題づくりのための計算の可能性もありますが。

よくあるのは古典や、マイナーなものからパクるやりかたですね。埋もれた名作、古典をリメイクして新しい世代に紹介することは、良いことだと思います。

一番大切なのは作品が面白いか面白くないかです。残念ながらガンダム00の第1期は、ストーリーを追いかけさせるだけで、エンターテイメントにまでなってなかったように思います。
ガンダムブランドと、制作陣の顔ぶれを考えると、このまま簡単には終われないですよね。
第2期に期待します。

せっかく格好よく死んだロックオンの双子みたいなのが出てきたのにはがっかりです。SEED DESTINYの子安さんのキャラの時もそうでしたが、こういう処置は、特に女性ファンのことを考えてのことでしょうか…

かんなぎ

2008年秋アニメの大きな注目作はガンダム00の第2期ぐらいですが、僕は山本寛監督の「かんなぎ」に期待しています。
みなさん、第1話、見られたでしょうか?
またヤマカンがやってくれました。歌と踊りのオープニングが特にすごくて、アニメでここまで表現できるのかと感動してしまいました。
実写とも違う、アニメならではのデフォルメされた動きで、シャナシャナと踊ります。
ありがとうヤマカンですね!
門脇さんはじめ作画スタッフの皆様、おつかれさまでした!

日記を書き始めます。

僕はアニメや、ゲーム、マンガが好きな、いわゆるオタクで、小さな会社の社長をしています。
このブログを書こうと思ったきっかけは
  • 僕がそうだったように、現在インドアで暗い学生時代を送っている人にも将来を信じてがんばって欲しい。自分は成功者というわけではないが、なんとかやれているので、少しでも参考になれば
  • アニメをもっと一般の人にも見てもらえるようにしたい
  • 見た映画やアニメを忘れてしまいがちなので、何度も見ないように備忘録をつける
他にもいろいろな目標がありますが、めんどくさくなってすぐ止めてしまう可能性もあるので、あまり大きく考えず、気楽に続けていければいいなと思います。