2013年6月20日木曜日

DT-2050Aのイコライザ

コイズミ無線で教えてもらったことを参考に、早速家に帰り、DT-2050Aのイコライザをいじってみた。
絨毯スピーカー(FE126En)に低音を足してやることで、だいぶバランスがよくなった気がする。
少しはユニットの力を引き出せてるのかな。

そこではたと気づく。

それなら、ZENSOR7の場合はどうだろう。
ZENSOR7は低音が膨らみがちなので、ハイを上げてやると、いったいどうなるのか。
結果、理想的とはいかないまでも、そこそこいい感じ、というかわかりやすい音になった。
ちゃんとボーカルが前に出るし、低音は十分すぎる。
上げすぎると、高音だけがうるさくなるので、ほどほどがよい。

絨毯スピーカーは点音源のよさがあり、クリアな音でかなり健闘しているが、聴き比べると、どうだろう。7:3ぐらいで、多くの人が市販のトールボーイを選ぶだろうなあ。
自分の絨毯は中高音が明瞭で粒立ちがいい。ZENSOR7は滑らかで、レンジが広く、余裕がある。
性格が違うともいえるが、やっぱり、トータルではマルチウェイのZENSOR7に分がある。

オーディオ知識が少し増えていくと、絨毯だけでなく、いろんなシステムをちょっとずつうまく使えるようになるので、やはり勉強は大切だ。

自分はせっかく絨毯でスピーカーづくりをはじめたので、絨毯でもう少し市販のマルチウェイに迫りたいと思います。

ほか、いろいろ聴いてきた

JBLコーナーではS4700とS3900を切り替えながら聴いた。う~ん、贅沢だなあ。
ソースは置いてあったJAZZ CD。

トランペットが「パ~」って鳴った瞬間、S4700には、ビクっとさせられた。あのホーンから出てくるトランペットは、本物(か、それ以上)の迫力やで~

S3900もとてもいいと思ったが、比べちゃうと値段が高くてサイズが大きいS4700がよかったなあ。普通の感想で申し訳ないです…

実際、置く部屋によって、S3900の方がいい場合もあると思うのですが、あのボタン一つで切り替えできる視聴環境のなんと恐ろしいことか。

あとは、
ELAC FS407
SONY SS-NA2ES
FOSTEX GX103

それに、比較でうちの
DALI ZENSOR7
も試聴しました。

ソースはJBLのコーナーと同じJAZZ CD。
アンプはデジタルにしてくださいというと、ONKYOの一番いいやつにしてくれました。
ボタンで切り替えてくださいということで、また勝手に触らせてくれました。
あぁ、贅沢すぎる…

SONY SS-NA2ESは、とてもよかったです。
音も広がるし、なんか、結構リアルな音というか、好きな感じの音でした。
日本メーカーで安心だし。日本好きだし。

いずれ欲しいかもしれない。

AVANTO FS-20を聞いてきた

アキバでスピーカーシステムを一番たくさん置いているのは、今はヨドバシなんでしょうかな。

とにかく、気になっていたAVANTO FS-20。
『Killing Me Softly』のCDが入っていたので、それを聴きました。

ズゥーーーン

鳴らしてみると、スリムな外観からは考えられない、とんでもない重低音が広がります。20cmウーファーLRで2発と思えば、そりゃそうなんだけど、まあ、インパクトあります。(この歌、こんな重低音も入ってるんだ。)
中高音は、普段、フルレンジで女性ボーカルを聴いているので、こもった感じに聞こえました。まあ、うちのZENSOR7もそうなんで、フルレンジと安価なトールボーイは、たいていそんな違いになるのかも。
これは、やっぱり、映画向きなんでしょうか。

気づいた点。
家庭での利用だと、夜中には、ウーファーの音量だけ下げたり切ったりするけど、このスピーカーはウーファーの音量を下げる=メインスピーカーの音量を下げるなので、ちょっと注意が必要かもしれません。
少なくとも、セリフだけは明瞭になるよう、センターは必須か。
もしくは、イコライザで低音を落とすとか。

まあ、買ってない自分には関係ないといえばない。
とにかく、面白い製品でした。

麻布オーディオ秋葉原店に行った

麻布オーディオに、TangBandがたくさん置いてあるようなので、行ってみた。
目当てはW4-1320SIF。

倉庫みたいな狭い店だが、ニアフィールドで試聴もさせてもらった。
今日は担当スタッフが休みとのことだったが、可愛いらしい女性店員が丁寧に接客してくれました。

お目当てのW4-1320SIFはなかったものの、ParcAudioのDCU-F121Wを使ったDCS-W3を聴かせてもらった。

試聴用のfoobar2000にアニソンがいっぱい入っていたが、なんか、いい歳して、アニソンでスピーカーの音質チェックは恥ずかしくて、それは鳴らせなかった。
まあ、デジタル加工されまくったアニソンじゃ、スピーカーの音がよくわからんような気がして、山崎まさよしを聴いてみました。

木だから、のほほんとした癒し系サウンドかと思っていたら、真ん中がアルミだからか、高音はいい感じに刺激がありました。
いずれ、試してみたいスピーカーです。

あと、めちゃめちゃデカいターミナルが、結構安い価格で売ってたりして、こちらも楽しい店でした。

またコイズミ無線に行ってきた

スピーカーセレクターAS-50Rを導入したことで、ZENSOR7と絨毯スピーカー(FE126En)を簡単に切り替えられるようになった。
宇多田ヒカルを聴いている途中にZENSOR7から絨毯スピーカーに切り替えると、ザ・紙みたいな中高音が強く聞こえ、もっと、違うユニットの方がいいのではないかと気になってきた。
たとえば、W3-1319SAの音色で、もっとレンジが広いユニットがあればと、安易に考えていたのだ。

そして、再びにコイズミ無線へ…

今回対応してくれたのは、ベテラン店員の方。
自分:「FE126Enを使ってるけど、W3-1319SAのような音色で、レンジの広いのが欲しいです」
店員:「エンクロージャーはどんなのをお使いですか」
自分:「恥ずかしいんですが、絨毯です」
店員:「FE126Enはバックロードホーン推奨なので、メーカー推奨の箱で一度音を聴いていただかないと判断できないですよ」

あれ、つい最近、『良い音とは、良いスピーカーとは?』という素晴らしい本に、同じようなことが書いてあったな。

そこで、気づいた。

自分は、ハイ上がりのFE126Enの中高音を、絨毯スピーカーで低音をあまり出さずに聴いており、それはそれで、女性ボーカルを聴くのに、結構気に入ってたのだが、実際は、このユニットの実力をまったく出し切っていないということだった。
そして、中高音が強く聞こえることで、紙臭さがより強調されていたのかもしれない。

ふむふむ、なるほど。

なんせ、自分は最初の自作スピーカーが絨毯スピーカーなので、箱を作るなど、まったく考えていなかった。

しかし、自作スピーカーの総本山?コイズミ無線のベテラン店員は違う。
ユニットを買わせるのではなく、客を育てるのだ。
とりあえず、今回はターミナルだけ買って店を出た。

箱を作る作らないは別として、少し勉強をする方がよさそうだ。

というわけで、町の本屋のおばちゃんに、自作スピーカーの入門書を聞いた。長岡先生の本は、結構絶版になっているらしく、読みやすそうな『作りやすい高音質スピーカー』という本を買った。
これが、また、素晴らしい本で、作り方から容量計算、測定まで、詳細に解説してある。
新刊らしくコンピューターでの測定、シミュレーションも解説してある。
ま、今の自分には半分以上理解できないが。これは、長く勉強できそうだ。

全部は読めていないが、箱の設計は、つまりは低音をどうするかということらしい。
その中に、自分と同じFE126Enの作例があって、最終的にイコライザでBASSを上げてバランスをとっている記述を発見!

これなら、家のDT-2050Aですぐに実験できそうだ!!!

よし、明日帰ろう。もう、すぐ帰ろうと思った。

2013年6月17日月曜日

AVANTO FS-20が気になる

audio pro(オーディオプロ)のAVANTO S-20が、オーディオ雑誌などで評価が高く、同じメーカーの製品を見ていたところ、トールボーイのAVANTO FS-20に目が行ってしまいました。

とにかく特徴的なのが、サイドの20cmウーファー。ペアで8万円台という低価格にもかかわらず、ウーファーがついとる!
けっこう、かっこいい。KEFのBladeみたいで、かっこいい。まあ、ぜんぜん違うけど。それでもかっこいいな。

日本ではウォールナットだけの販売らしいけど、これは黒も売るべき。
自分はどうも、安い製品に惹かれてしまう。趣味の人として、金額は気にしてはいけないと思いつつ、どうしても、安いのが好きで困る…

今度の東京出張で、ぜひ聴いてみたいスピーカーです。

スカイ・クロラ

面白くない。
企業による戦争代行や、暗に描かれるクローンのことなど、割とよくある設定で、ふ~んとしか思えない。演出で、なんとなくかっこいい感じにはなっている。
最後、蜂の巣にされて死ぬシーンは、まあ、かっこいいのだが、このラストに向かって、盛り上げ切れてないのか、なんななのか、よくわからんが。基本上滑りしている作品。
実は戦闘シーンよりも、けだるい日常描写が印象に残り、そこにキャリアの終盤を迎える押井守監督の可能性を感じてしまう。
世界観を楽しめれば、楽しめる作品。