東野圭吾さんの代表作の一つ。
ドラマ、映画未視聴。面白いです。
雪穂と亮司、2人の悪漢が主人公として描かれます。
男なら亮司のかっこよさに引かれると思います。
亮司は目的のためなら女もだますし、殺人もいとわない、めちゃくちゃ悪いやつなんだけど、とにかく頭がいいし、行動力もあり、仲間には優しかったりする。心に傷を持つダークヒーローなんですね。
最後の方まで、謎がわからない構成もいいし、雪穂と亮司がほとんどかかわらない構成もいいです。
亮司はカッコイイと思ったけど、雪穂は本当に怖い。これは、僕が男だからか、作者が男だからか。
この作品の時代背景の最初1973年というのは、ちょうど僕が生まれた年で、僕より少し上の年代にはかなりフィットする昔話が多く出てきました。亮司はコンピューターの達人として描かれており、作中に出てくるパソコンやゲームの話が懐かしかったです。
全体的に、なんとなく、カッコイイ小説でした。
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