面白いです。すごい完成度。
演出、作画がすごすぎ。この作品を見てすぐ別のしょぼい作品を見たら、絵が止まっているかと思っちゃいました。
たいへんよくできた作品です。
嗜好にもよりますが、完璧な完成度といえます。
すべての人間関係が円満で、極端な貧乏人がおらず、登場人物が受験生でありながら、過酷さは描かれない。桜が丘高校軽音部はユートピアとして描かれます。この甘ったるい世界観から、抜け出せない人が続出しそうだなと思いました。僕も、ちょっと「くらくら」とやばい感じになりました。
ストーリーは前のクールに続き、特に「ない」のですが、今回、卒業という大きなテーマがあります。そのことが、唯一この物語の悲劇、ストレスとして扱われます。文化祭が終わり、みんなで泣いてしまうシーン、梓に歌を送るシーンなど、さわやかな感動があります。
『涼宮ハルヒの憂鬱』は2期をやることで失速したと思いましたが、この作品は、勢いがさらに強まったと思います。このまま、映画にドーンといけます。ただ、この作品を映画館で見たいかどうかは微妙。なんというか、私的な作品なので、こじんまりとした部屋で、深夜ニヤニヤしなががら見るのが楽しいようにも思います。スペクタクルじゃないしね。
文化祭のライブ、MC長すぎたのだけがちょっとでした。
実際にあのMCをやると、スベるだろうなと思い、ハラハラしました。
この作品は撮りためて見たので、唯ちゃんの言っていることが、ぜんぶ昨日やおととい見た内容なので、特に、「そんなにがんばって、繰り返さなくても」と思っちゃいました。
完璧な作品なので、この作品を大切に思うかどうかは、好みだけです。
僕は、まあ、よかったけど、日常ドラマだけだとちょっと物足りないかな。
爆発とか、ロボットが好きなもので…
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