面白い。暗く残酷な世界観が魅力。
エロいシーンが短くて、僕のようなストーリー重視のユーザーには、嬉しい。
血みどろの世界観で、最初ブシュってなったときに、何が起こったのかわからなかった。エロゲはそんなにやってないのですが、わりと異色な作品ではないでしょうか。
シナリオがよく、かなり作りこまれた世界観を堪能させてくれます。史実と異なる、もうひとつの日本の歴史が展開されるのですが、微妙に現実の世界とリンクしており、変な話ですが、「歴史の勉強になる」作品です。特に、支配層の思惑がデフォルメされて描かれるので、わかりやすい。
主人公と光の関係性やドラマの展開、ヒロインたちそれぞれのシナリオも、よく計算されていて、だんだん謎があきらかになっていきます。いろんなアイデアをこれでもかとぶち込んでいて凄い。
メカの描写が、ダサいのとカッコいいのライン上で、ギリギリカッコいいに入っていると思いました。人間の熱量で空を飛ぶというのに、最初違和感を感じましたが、それは、世界観に入り込むにつれ慣れました。ただ、「電磁抜刀」を「レールガン」と読ませてしまうのが、ちょっとカッコ悪いなと思いました。この「レールガン」という言葉が、最近どうも安売りされており、あまり必殺技名にはしないほうが無難だと思いました。企画がスタートした3年前は、そこまで安い言葉じゃなかったのかもしれません。
ごてごてしたメカのデザインも、ギリギリカッコいいラインで、このギリギリさが、この作品の特徴かもしれません。
面白くて、カッコいい世界観を持った作品ですが、全体的に、結構危ういバランスの上に成り立っている気もします。
ちなみに、このゲームはゲームパッド未対応なので、これのお世話になりました。
パッドdeパソコン
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