大型のスピーカーが何セットもあるのに、つい買ってしまいました。
元々バスレフから入った私も、密閉型ダイヤトーンのおかげで、今ではすっかり密閉派になりました。いや、そもそもスピーカーをあまり意識していない頃、1000Mの弟分NS-1000MMというスピーカーを10年以上使っていたので、元々密閉派だったのかもしれません。
厳密には密閉型の音、バスレフ型の音というのはないようですが、やはり、大まかな傾向はあります。
そんな私にはいくつか気になるスピーカーがあって、特にNS-1000Mは密閉型モニタースピーカーの原器といえる存在で、ついつい横目で見てしまうスピーカーでした。
やってきたNS-1000Mは、これまでの家具調スピーカーとまったくことなる、メカニカルなデザイン。
ツーバイフォー材をスタンドにして音出ししてみました。
いい音なのか、そうでないのか
いきなり結論で恐縮ですが、NS-1000Mはとてもいい音がします。ナチュラルサウンドのコンセプト通り、聴きやすいさわやかな音。20年以上販売され続けた実力は本物です。
これで不満のある人なんているのかなと思うくらいよい音です。
安いバスレフ型スピーカーだと、小さな箱で無理やり低音を引っ張り出しており、ボーボーと共鳴がありますが、NS-1000Mにはそれがありません。30kgを超える大型の箱から、節度のある普通の低音が聞こえます。
中高音もナチュラルに響き、全体的に安心感のある音。
ダイヤトーンできつめの音に慣れている私には、きつさは感じない、長時間聞いていられる音です。
低音をどうするか
低めの台に置くことで、十分低音の量を感じることができます。これ以上望むならサブウーファー。
アンプやセッティング
一般的に密閉型はアンプやセッティングが難しいということですが、私は安いバスレフの方が難しいと感じています。
バスレフの場合あのボーボーをどうするか。いっそ塞いでしまおうかと悩んでしまうのですが、密閉型の場合は、壁から離して置くだけで、そこそこいい音がします。
密閉型のセッティングが難しいと言っている方は、少ない低音や固い高音と格闘されている、真面目にオーディオしている方でしょう。
私はあるがままを受け入れたり、サブウーファーを使ったりと、いい加減なので、あまり難しくありません。
特に、NS-1000Mはセッティングが難しいと思わないです。置いた場所なりにいい音がするおおらかさがあると思います。
たまたま置いた場所がよかっただけかもしれないので一応メモ。
スピーカー間は1.5m、やや内向き。ツーバイフォーを横にした数cmの低いスタンドです。
他の機種と比べてどうなのか
DS-1000ZXは製造年が新しいものの、NS-1000Mと同じくらいのランクです。これはちょっと最近鳴らせていないので、記憶が頼りになりますが、DS-1000ZXはNS-1000Mより鳴らすのが難しいピーキーな印象を持っています。
DS-V5000とNS-1000Mは方向性が近く、大型で高級なDS-V5000の方が、低音の沈み込み、高音の抜け、音の広がりなど、あらゆる面で上回っています。
NS-1000Mは中高音がシャリついていますが、単独で聴いても気づかない程度のシャリつきです。DS-V5000の滑らかな中高音と比べて、はじめて気づきます。
ハイコストパフォーマンス
NS-1000Mは中古しかなく、オークションの価格はかなりこなれているので、当たりを引けばかなりお買い得。本来はオーディオ屋さんが売っているレストア品、かつての新品価格くらいの価値があると思います。
比べてみると、DS-V5000の方がいいのは当たり前ですが、価格が違うので、とりあえず密閉ブックシェルフを試してみたい方にはNS-1000Mはいいんじゃないでしょうか。
追記
NS-1000Mは小編成の楽曲、ボーカルものならDS-V5000に肉薄するスピーカーです。方向性が似ており、よりカジュアルに良い音が楽しめます。迷ってる人は買って試してほしいですね。
1000Mを長年愛用。途中何度も浮気するが1000Mに帰る。いいSPです。
返信削除はい、いいスピーカーですねw 見た目もカッコいい&可愛いです。
返信削除今はサラウンドで頑張ってくれています。
初めまして。私は97年に1000mを買いました。神がかったスピーカーとおもってまして大切に使ってましたが高音が出なくなりました。多くの中古品も高音出ないと思います。ネットワークを破壊してコンデンサーを替えたところ高音は復活しました。低音はボリューム上げないと実感できないのでスコーカーを外してグラスウールを抜きました。そしてAVAMP、からプリアウトでグラフィックイコライザー経由でプリメインアンプにつなぎ1000mを駆動してます。どこかの記事で30cm以上スタンドを上げないと本来の音が出ないとあったのでコンクリートブロックで40cm上げました。低音を増強すると轟音が鳴りす。スーパーウーハーで改造前ns sw160を使ていましたが今はなくても十分低音の量感出ます。特に映画の5.1chで突然びっくりするような完全にSW帯域の音が1000mから出ます。皆さんのように製品に手を加えず批評ばかりしているのはおかしいと思います。私はAVアンプrx-a1030とプリメインアンプPMA1500seとそれだけでは信じられない貧弱な音なのでアナログミキサーMX12/4を挟んでます。55歳というみみのせいかもしれませんがここまでしないと1000mはメリハリありの重低音ありのとまではいかないと思います。今は爆音でなくてもいい音でなってます。現在1000mの実力が聴きたいならここまでしないと無理でしょう。
返信削除1000Mへの愛があふれるコメント、ありがとうございます。
返信削除我が家のスピーカーは、すべて20年選手以上と思われ、どのスピーカーも本来の性能を発揮していないと思われます。
こういったコメントをいただくと、もっと、大切にしてあげないとと思います。
私がズボラ、適当なところを、AVアンプの測定に頼っていて、AV用途なら、なんとかなるのですが、ピュア用途だと、かなり厳しいかと思います。
オーディオを趣味とする友達が皆無で、個人所有の1000Mを聴く機会がありませんが、中古ショップのメンテナンスされた1000Mは、我が家の物もより数段いい音で鳴っていたと記憶しています。特にレンジ感に差があるように感じました。
それでも、元のポテンシャルが高いので、いい音なんです。
こんばんわ
返信削除こんばんわ1000M大好き、
返信削除1000Mバンザイ
返信削除おお! ありがとうございます(笑)
返信削除昨日から我が家にもNS-1000Monitorが仲間入りしました。バスレフのDS-503からの入れ替えです。
返信削除503の前はDS-53Dを使っていましたが、more低音!で503に浮気したのですが「もっさい雰囲気」に馴染めず今回以前より気になっていた1000Monitorがオークションに出展されていたので、購入してしまいました。
今回の商品は「当たり」、各ユニットがちゃんと仕事しています、定位が素晴らしく音像が見えるようです、バランスもすこぶる普通でキンキンにもビリビリにもならず音量を上げても破綻しない素晴らしいスピーカーと感じています。まだ半日、数時間しか聞いていないですがこれからが楽しみです。