2011年3月9日水曜日

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

普通。

ジェイク・ジレンホールは、アメリカンなナイスガイといった風情で、正直、優男ぶりが鼻につく。この人主役でよかったんでしょうか。この人だと、体が大きすぎて、細かいアクションが必要なこの映画には、合っていないとも思いました。もう少し小柄な人じゃないと、アクションにリアリティがないように思います。
昔、98でやったゲームのイメージは、少しは残っています。

ジェマ・アータートンは、『タイタンの戦い』でもヒロインですが、こっちは、おてんば(死語?)な役柄。
2本続けて観たけど、同じ女優とは気づかなかったです。
この方も、カメレオンで、役柄でまったく印象が変わります。

タイタンの戦い (2010年)

まあまあ。アクション多目。
別に、違うのに、ジェリー・ブラッカイマーがプロデュースしたような映画。
レイ・ハリーハウゼンっぽさは、まったくないが、ストーリーは同じ。
もう、忘れたけど。

シャーロック・ホームズ (2009年)

普通。マッチョなホームズもよい。
ジュード・ロウが地味な演技していて、パッとじゃ、わからない。ロバート・ダウニー・Jrに比べて、大きいので、なんか大男に見える。カメレオンな、よい役者だと思います。
レイチェル・マクアダムスがぜんぜん可愛くない。

2011年2月14日月曜日

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

まあまあ。このレベルの作品だと、抜け出るところまでいかないってのが、日本のアニメ業界の平均レベルが高いことの証明か。
神戸守さん、吉野弘幸さんなど、ベテラン勢による手堅い作品。小粒だけど、12+2話で、綺麗にパッケージングされていると思いました。
舞台設定、背景も美しい。多脚砲台の動きに、他にないぐらいオリジナリティがあって、気持ちいい(気持ち悪い)。
キャラがあの作品に似すぎてて、一見すると、あざとい印象を受ける。中身も、乱暴に言うと、あの作品+戦争。表面的な部分が多いとはいえ、これが、この作品の足を引っ張っているように思います。
丁寧、でも、地味ってのがこの作品の印象なのでしょうか。余裕で平均以上とは思います。

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇

まあまあ面白い。原作のみ、TV未視聴。いい感じに原作忘れてて、「あ、こんな話だったっけ」という感じ。

TVで既に放映しているのに、この部分だけを切り取って、再構成、映画にするという、ちょっと変わった体裁。絵や、演出など、映画ならではの贅沢な作りになっています。

ズラの石田彰さん、他の作品と違って、野太い雰囲気の演技で、好感持てました。銀時とズラのアクションが、かっこよく演出されています。

『銀魂』って、面白ければ、なんでもありの世界観なんで、この作品のようなシリアス展開は、ちょっと、しらけてしまう部分があるのがなんとも。
ギャグも面白いんだけど、シリアスの中にギャグがあるというバランスを、絶妙に取らないといけない、難しい作品だなと思います。

2011年2月9日水曜日

海月姫

面白い。こんな作品が、さらっと放映されているから、日本は凄い。

絵もキレイ。オープニング、エンディングの歌もよい。
電車男女版。
ストーリーやギャグが面白い。ただ、女性向けのドラマ作りで、男性ファンは少し置いていかれるところがある。
美しく、モテモテで、明るい蔵之介より、30歳童貞で純情なお兄様の方が、男性視聴者、特にアニメ視聴者は好感を持つと思われます。
お兄様と月海が両思いにもかかわらず、お兄様がビッチとくっつく展開は、なんだかしっくりとこない。敵役だったビッチまで、最後、いい人になってしまうのは、いろんなタイプの女性を肯定する、女性向けの作品だと思いました。ノイタミナ枠は、新しいターゲットを掘り起こそうとしているのか、それなら、これでよいのかも。
途中まで、お兄様といい感じに進展していくところが僕にとっては楽しくて、月海が華々しいファッションデザイナーとしてデビューする展開は、お兄様とのロマンス以上には盛り上がれませんでした。
見た目も性格もよい王子様に惚れられ、くらげオタクが華々しいファッションの世界で認められる展開は、少女マンガだな~と思います。
面白いけど、男性オタク層に向けた作品ではないという感じ。

百花繚乱 サムライガールズ

面白くない。バトルとお色気を単純に楽しむ作品。

絵が特徴的で、漫画のように、キャラクターの輪郭に強弱がついています。背景や、墨が飛び散る演出など、オリジナリティが高い。が、凄い!というところまではいかず、ちょっと残念な感じ。惜しい気もする。
ストーリーは面白くはないけど、将と侍の絆や、ラストシーンなど、ちょっと熱くなるシーンもある。なんで、こんな作品で、ちょっと感動してしまうんだろと、若干悔しい気分になる。