あまり面白くない。問題作。
『あの花』と被せなければ、もっと面白く感じたのかもしれない。
この作品は『あの花』とまったく違うスタンダードなラブコメなので、泣けるとか感動できるとかの先入観があるととてもがっかりします。まったく泣くシーンはありません。笑えるシーンはそこそこあります。
このスタッフィングだと、どうしても黒田洋介さんvs岡田麿里さんの構図になってしまう。こういう青春もので繊細な作品、見ている人の感情をえぐる脚本は、岡田麿里さんが図抜けていて、まともに勝負できない。
わかっていたはずなのに、ヒット作にかぶせたこのマーケティングはまずい。
黒田洋介さんも並みの脚本家ではないですが、やはり、アクションものなど、男っぽい作品の方が得意だと思うし僕は好きです。
役では柑菜、美桜といった脇がいいです。肝心の主人公たちは、勝手にやってる感じ。
音を撮れないという特性からか、小道具にめんどくさい8mmを使うのも、あざとく感じ、ダメと思ったらそんなところまでダメに思えてきました。
絵、色使いも『あの花』の方がだいぶ上だと思いました。
ノスタルジックな雰囲気や感動を作り出すのは簡単じゃないと思い知らされました。
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