昔はAVアンプの音質が悪かったようで、AVアンプの2ch再生は何分の1だかの価格のプリメインアンプに相当するなどと言われていました。
うちには高級なプリメインアンプがなく、実際に実験したわけではないのですが、イージーリスニング派の私にとって、AVアンプは音楽再生に十分使える音質だと思います。
そして、AVアンプには普通のプリメインアンプにはないメリットも多くあります。
様々な補正機能が使える
今回購入したSC-LX89は「MCACC PRO」「フルバンド・フェイズコントロール」といった補正機能で、部屋の定在波やスピーカーごとの違いを、ある程度補正してくれます。
ルームチューニングする気力がない私は、とても助かる機能。
プロファイルを切り替えできる
ウーファーの使用や、スピーカーのプロファイルを、曲に合わせてさっと切り替えて楽しむことができます。私はこれが一番嬉しいかも。
割安
これが今回AVアンプを新しくして一番感じたところです。
AVアンプは最新の規格やトレンドに対応するため、毎年新機種が出ます。そのため、旧機種も新機種もどんどん価格が下がっていきます。
去年のモデルは最終的に定価の半額以下になる場合も多い。
価格はどんどん安くなるのですが、アンプの基本部分、音を増幅する機能は毎年進化するわけではなく、こと2ch再生の音質は、毎年、少しずつ変わる程度でしょう。
一方プリメインアンプはどうでしょう。
たとえば新発売の製品が実売20万円だったとします。1年後、その製品がいくらになっているかというと、やっぱり20万円。よくて18万円とかでしょう。
なぜなら、プリメインアンプは1年でモデルチェンジしないからです。
ただ、そうはいっても、ライフサイクルの長いプリメインアンプは、肉厚の外装や、アルミ製のボリュームなど、外側にもお金がかかっていて、原価率はAVアンプより高く感じます。豪華な筐体は、音質にもいい影響があるでしょう。メーカーはライフサイクルの長いプリメインアンプの価格を高止まりさせる理由をちゃんと作っているわけです。
残念ながら、私が所有していたプリメインアンプは、TA-F555ESLなど古いものばかりで、SN比の高い最新のプリメインアンプの音質はわかりません。
ただ、AVアンプは割安だなと思います。
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