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2014年5月22日木曜日

ナイチンゲールの沈黙

普通。推理小説っぽくない、ずいぶんロマンチックなお話。
最初出てこないと思っていた白鳥が出てきて、やっぱり嬉しい。

禁断のパンダ

まあまあ面白い。
珍しく全編神戸ロケの小説。
料理がおいしそうで、モデルになっているレストランに行こうと思った。
残念ながら、キュイジーヌ・ド・デュウのモデルになっているレストランは、現在結婚式利用だけだそうです。
ビストロ・コウタのモデルと思われる店に行ってみることにする。

2014年4月8日火曜日

警官の条件

まあまあ面白い。
このミス大賞作品と思い、続編を買ってしまうという、『おやすみラフマニノフ』と同じパターンの購入。我ながらバカだな。
内容は楽しめたのでよかった。
1950年生まれの佐々木譲作品。この作品は、この年代の人にしか書けない。

こんなハードボイルドな作品は初めて読んだかもしれない。
女性が3人出てくるが、まあ、そっけない扱い。物語に花を添えるという言葉があるが、本当に花を添えただけで、ストーリーにはほとんどかかわってこない。
ここまで男の世界、ハードボイルドな小説は珍しい。

文章が少し読み難い。
別に難しい言葉遣いをしているわけではなく、平易な日本語で書かれている。
文章があらすじ的でそっけなく、無駄な描写がないので、少々慎重に読まないと頭に入ってこないのだ。
地方の人にはわかりにくい東京の地名や、捜査員の名前がたくさん出てくることも原因だろう。
まあ、この文章もハードボイルドな世界観づくりに一役買っているんだけど。

実際の事件や暴力団などの団体名が似た名前で出てくるので結構リアル。本当に似たような捕り物があって、警官への取材から作られている半分ドキュメンタリーかと思わせる雰囲気がある。

ストーリーは面白いので、普通にお勧めできる。
かっこいいラストシーンが用意されているので、最後まで読んで欲しいな。

2014年3月19日水曜日

ジェノサイド

まあまあ面白い。上下巻に分かれているが一気に読める。
薬学青年の活躍に胸が熱くなる。
このミス大賞ですが、スケールの大きなスペクタクル作品。
日米合作で映画化したら面白いだろうな。

2014年2月17日月曜日

いつまでもショパン

面白い。この人の作品は、音楽の描写が凄い。文章が上手すぎる。
ミステリーとしてはライトな作品でしたが、それ以外の要素が面白いので、満足度の高い1冊でした。
中山七里さんの作品はいまのところ、全部面白い。『おやすみラフマニノフ』だけは、ドビュッシーと読み口が似ているので、続けて読むとやや印象が弱い。
本作は舞台もがらっと変えて、岬洋介の新しい魅力にスポットを当てている。天才ピアニストとしての彼ですね。
すごいなあ。
めちゃめちゃリア充小説。ピアニストで探偵、そして病気のハンデを背負って活躍するイケメン主人公が嫌じゃなければ楽しめる!

2014年1月10日金曜日

永遠の0

面白い。傑作。
現代人でも零戦や特攻のことを知ることができるという意義のある作品でありながら、小説としても面白い。
これは、すごいこと。
歴史上のできごとや特攻隊員のことも入念に調査されているようでリアリティ抜群。
戦中世代は本当にがんばったんだなと、感謝の気持が生まれる。
特攻や司令部の判断ミスに対して徹底的に批判的立場で書かれているところも好感度が高い。

世界最高の格闘性能を持った零銭が、たった2年で時代遅れになったということが書かれており、よく「戦争が人類を発展させる」などという言葉を目にするが、それは本当だと思った。
人間は生死のかかったときが一番輝く。

しかし、もう、戦争になってほしくない。

2012年8月1日水曜日

下ネタという概念が存在しない退屈な世界

面白くない。
タイトルで衝動買いしてしまったのは『俺いも』以来。

これは、文章も稚拙に感じたし、ストーリーも楽しめませんでした。小ネタがたくさん入ってるんだけど、おっさんの僕にはちょっと。
中学生向けでしょうか。
世界設定が面白いので、うまく活かしてほしかった。

死亡フラグが立ちました

面白い。とにかく軽妙。
さらっと読める。
命を狙われる人たちが登場するが、全体を支配するノーテンキな雰囲気で、深刻さが全くない。
とにかく、軽く読めて楽しめる作品でした。

2012年6月20日水曜日

C.H.E.(チェ)

まあまあ。
あまりにも、映画的。それも、大規模なハリウッドの商業映画的。
まず、小説でこれをやろうとしたことに拍手したい作品。
内容も、まあまあ面白くて、読み応えがある。
勧善懲悪で、ものすごい悪いやつが出てくるのが、ちょっとリアルじゃない。
ただ、そのあたりも、いかにも商業映画っぽいんですよね。
たまには、こういう作品もいいですね。

さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)~要介護探偵の事件簿

面白い。前2作とはまったく読み口が違う。
おじいちゃんが最高。
でも、これ、『さよならドビュッシー』と間違って買っちゃったんだよね。
う~ん、いいお客さんだわ。

さよならドビュッシー

面白い。が、変則的に続編の『おやすみラフマニノフ 』から読んでしまったので、岬が犯人でないことはわかっていたし、音楽描写も似たところがあるので、本来のポテンシャルでは楽しめなかった。
ちゃんと、用法用量を守って読みましょう。

2012年5月23日水曜日

恋物語

書くの忘れてた。面白いです。よい区切りになったと思います。
貝木の語りがよくて、探偵小説のような雰囲気になっています。
学生目線だけじゃ、ずっと読んでると疲れるんですよね。
貝木は変わり者だけど、ライフスタイルにはカッコいいところも多い。

おやすみラフマニノフ

面白い。なんと前作『さよならドビュッシー』を読まずに、こちらから先に読了。
これは自分に合っている作品でした。
クラシックのことはほとんどわかりませんが、文章で表現された音楽に、これほど感動させられると思いませんでした。
とくに、中盤のクライマックス、岬先生との演奏シーンで、ちょっと泣いてしまった。

読んでいたらなんとなく犯人や主人公の出自はわかります。
でも、トリックや動機まではわからないので、ミステリーとしても、最後まで楽しむことができました。
これは当たり。
早く前作を読まないと!

2012年5月22日火曜日

ラブ・ケミストリー

普通。誰が依頼主か考えながら読むと、本の真ん中あたりで決定的な記述があり、あとは答え合わせになっちゃう。
草食系男子の恋愛も、なんか、この作品では、めんどくさい。
全合成というものがあるということを、この作品で知りました。
最後のファンタジックな展開だけは予想できず、そこそこ楽しめました。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(10)

まあまあ面白い。いつもどおり楽しませてくれる。
新キャラも使っているとはいえ、これだけネタを膨らませることができるのがすごい。
僕を含めたあやせファンにはたまらない展開。
あー、あやせたんは可愛いな~。
わかってます、キモいと、わかってます。
それでも萌えずにいられない。

しかし、この作品はどこに着地するんだろう…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(9)

普通。短編集。
赤城とのシスコン対決が、少し飛びぬけて面白い。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(8)

まあまあ面白い。なんとも恥ずかしい。おっさんがこれを読んでニヤニヤしていると思うと、自分でも気持ちわるい。黒猫の可愛さにやられる。花火のあと、加速するのではなく、失速するのが少し残念。

2012年1月5日木曜日

鬼物語

いつもどおり面白い。なんというか、可愛らしい作品でした。
あと1冊と思うと感慨深い。

2011年9月28日水曜日

囮物語

面白い。今までの中で、一番怪談らしい話だと思います。
てっきり、撫子が暦お兄ちゃんをあの手この手で籠絡しようとするのを、暦お兄ちゃんが我慢する話と思っていたのですが、まったく違うハードな展開。
可愛いだけとか、結構辛辣な表現が多く、コンプレックスの強い巻でした。
次への引きとしては、結構いい感じで、期待感があります。
この後の展開が楽しみ。

ゼロの使い魔 20巻 古深淵の聖地

普通に面白い。いつもの感じ。ティファニア好きにはたまらない刊。
この夢のある物語を、癌と戦いながら書いていると思うと、胸が熱くなります。
ヤマグチノボルさんには、とにかく頑張ってほしい。