2014年1月30日木曜日

the box PA15ECO MKIIの感想

1週間程度の使用で、あまり使い込んでいませんが、音の傾向は自分なりにわかってきました。

●音楽
自分のよく聴く歌ものには合わないと思います。
もっとセッティングを煮詰めたり、イコライザで調整したり、もしかしたツイーターを追加したら、いい音になるかもしれないが、自分の実力ではピュア入門機のZENSOR7以上にはできないと、早々に諦めてしまいました。

低音は38cmウーファーのおかげでしっかり出るが、中~高音が荒いように思う。
倍音成分はほとんど出ないので、音が薄く平面的。高音も弱い。
ZENSOR7が「ウォァァ」なら、the boxは「ペカー」って感じ。余計ワカランか。
そもそもPAで倍音が出たり、残響があると使いにくいので、本来の用途には適しているのでしょう。

●映画
SFアクションの『オブリビオン』試聴。これは、いいですね。単純に38cmが効いていて、重低音が充実。うちの20cmウーファーは、もはや屁みたいなもんで役に立ちません。
スペースさえあれば、PA機器で、安く、ド迫力のサラウンドシステムを組むのは面白いと思います、映画も、もう少し高音が出たらよかったなあ。

●38cmウーファーについて
この大きさは、とても魅力的。

クラシックのCD(自分が持っているのは、ネットで偉い評論家が勧めていた、『Lemminkainen Suite (Jukka-Pekka Saraste)』というのだけ)を聴くと特に可能性を感じます。
クラシックは地を這うような低音から、キラキラした高音まで、音のレンジが広く情報が膨大。そんなたくさんの音の中でも、特に全体を下支えする重低音が重要。クラシックファンが一般常識からすると信じられないような巨大なスピーカーシステムを使っているのが初めて理解できました。
38cmでしか出ない音があって、これは46cm、70cmになっても同じように、そのサイズでしか出ない音があるでしょう。現実的には38cmで一般家庭で再生可能な重低音は超えています。

いずれ、完成度の高い38cmウーファーのスピーカーを所有してみたい。
技術がある人は、the boxのようなPA用スピーカーを改造するのも面白いと思います。

アニソンオーディオ Vol.1を買った

一見キワモノだが、アニソンはオリコンチャートの常連で、潜在的に需要は大きいと思われる。
まだ、高橋洋子のインタビューしか読んでないが、結構面白い。
創刊号だけあって、並々ならぬ気合を感じる。

オマケのCDは、まあオマケですね。

2014年1月27日月曜日

デート・ア・ライブ

あまり面白くない。
元永慶太郎監督ということで視聴。
アクションもドラマも普通には作ってあり破綻もない。何も考えず、一気に見れる。
ヒロインたちはかわいいかな。
マストで見ておくべき作品ではない。

コロンビアーナ

普通。
ヒロインにもう少し若い人をキャスティングしたほうがよかった。

パシフィック・リム

面白い。アクションシーンとドラマシーンの落差が凄い。
樋口監督を髣髴とさせる、スケールの大きなアクションが見所。
迫力が凄い。3D推奨でしょう。うちは、残念ながら、まだ2D。

ドラマはB級映画。
菊地凛子の日本語が、なぜかなまっている。
彼女の演技がどうとかじゃなく、単純にミスキャストだったように思う。

2014年1月25日土曜日

the box PA15ECO MKIIが届いた

早速、適当にポン置きで音出し。いつも聴いている音源をかけてみる。
スピーカーはじっくり使ってみないと判断が難しいので、ファーストインプレッションでざっくりした感想を書きます。

最初の印象は、「思ったより普通に使えそう」です。
音が変とか歪んでいるようなことはありません。

●でかい
38cmとしては最小クラスでも、家に置くとかなり大きい。ZENSOR7と2台を使い分けるのは難しそうです。

●音が大きい
92dbもあるので、ボリュームを下げて使わないといけません。

●低音がしっかり出る
こればっかりは、小口径のスピーカーでは太刀打ちできません。
前、NS-1000MMからZENSOR7にしたときも、低音の量が増えて驚きましたが、それと同様の驚きがあります。
この低音を聴いてみるために買ったわけなので、そこは期待どおりでした。

家族からは早速うるさいという苦情。この大きさのスピーカーは、防音設備が必要なんでしょうな。

さて、私は、4万円近くで個人輸入して、それはいい経験になりましたが、このスピーカーはたぶん、おそらく、同じスペックの製品を日本で2万円で買えます。
デスクトップのパワードスピーカー、またはヘッドホンの「ちょっといいやつ」の値段で買えるということです。
「自分の家に38cmウーファーのスピーカーがあったら、どうなんだろう」という実験がお小遣いでできる。
それだけでも、面白い製品だと思います。

2014年1月24日金曜日

Cubox-iにUbuntuインストール

オフィシャルブログで、Linuxが動くようになったということなので、入れてみた。
http://cubox-i.com/linux-distros-ready-ubuntu-fedora-debian/

Debianと、Ubuntsをインストール。主にUbuntuを触ってみました。

Androidと同様、WiFiルーターにGUIから接続でき便利。
音声出力はS/PDIF、HDMIとも選べ、Cubox-iのハードウェアに、一通り対応しているようだ。
USBマウス、キーボードのホットプラグにも対応している。

GUIの動作は全体的にもっさり。ARM CPUのスマホはもっとサクサク動くので、ウェブやメールにはAndroidの方がいいかも。まだ、Ubuntuでハードウェアのスペックを使い切っていないだけかも。

Ubuntuのバージョンは11で、ちょっと古い。
Linux初心者なので、よくわからないことも多く、まだMPDも動作せせられません。

sudo apt-get update
は12分ちょっとで終わる。

sudo apt-get upgrade
したところ、とんでもない時間がかかった。
途中(Y/N)の選択もあるので、寝る前や、のんびり他の事をことをしながらやるほうがよい。

アプリのインストール時に聞かれるパスワードは、ユーザー名と同じ、linaroです。
最初、ちょっとわからなかった。

しばらく、いじってみます。

(追記)
Languageで日本語にしようと思うと途中でエラー。
キーボードは日本語のものを選べました。
MPDも動かせず、どうも、自分には敷居が高いようです。
MuBoxの対応を待とうか。

2014年1月21日火曜日

Cubox-iにAndroidインストール

イメージファイルをmicro SDに書き込んでブートするだけなんで、あっという間に立ち上がる。
アプリの追加もできなかったし、ちょっと触っただけ。
無線ルーターに、あっという間につながった。

2014年1月20日月曜日

CuBox-iが届いた

はるばるイスラエルから届きました。
自分が購入したには、CuBox-i4Proというハイスペックなもの。
4コアCPUに無線LANも使えるし、ソフトがそろってくれば、いろいろ楽しめそうです。

今使えるOSは2種類だけ。
目的のMPDは使えないので、とりあえずGeexBox XBMCをインストール。

http://cubox-i.com/install-os-on-micro-sd-flash-card/
を見ながらWindowsでインストールしました。
イメージファイルを書き込んだmicro SDを入れるだけなので、めちゃめちゃ簡単にインストールできます。

CPU負荷を見ると2コア分の表示。4コア搭載されていても、GeexBox XBMCは2コアのみを使う仕様らしい。

●GeexBox XBMCで音楽再生
GeexBox XBMCは、DSF、DFFなどのDSDファイルには対応していない。
HDMI接続でAVアンプ接続、視聴。
音は、少し変わったような、変わってないような。AVアンプのDAC使用なので、Windows(WASAPI)とそれほど変わらないかも。

●GeexBox XBMCで映像再生
1440×1080px、16:9のtsファイルを再生すると、表示比率が4:3に。
2ch音声は問題がないが、5chのソースは、本来出力されるスピーカーと違うところから音が聞こえる。

他にも、いろいろ思ったように使えないことも多い。
うちの環境では、メディアプレーヤーとして不十分。

MPDが移植されるのをのんびり待ちます。

クロックアップして、コアが増えたためか、ほんのり暖かい。
夏場は熱くなるかもしれません。
MPD利用だけの方はCuBox-i1の方がいいかも。

(追記)
他にOSがないので、もう少し触ってたら、XBMCの設定で、比率を16:9に固定すると、1440×1080pxのtsファイルも16:9で表示されました。

2014年1月17日金曜日

さよならDT-2050A

正確にはまだうちにあるが、左出力に結構ノイズが出るようになったので、システムから外してしまった。買ってから8か月くらいでしょうか、ほぼ毎日使っていたのですが、寿命にしてもちょっと早かった。

まだまだ使いたかったのになあ。機械がいじれたら、修理するんだけど。次は日本製かな…

とりあえず、どこかで使おうと思って置いていたSA-36Aに交換。入力がアナログ×1なので、AVアンプのプリアウト専用です。
音はちょっと薄くなった。まあ、悪い音でもないのでしばらくこれでいこう。

the box PA15ECO MKIIのことといい、今年は1月から碌なことがない。

あ、今年厄年だったわ。

2014年1月16日木曜日

the box PA15ECO MKIIとCLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CP15E

the box PA15ECO MKIIを買って届くのを待っているが、サウンドハウスのページでとんでもないものを見つけてしまった。

http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?item=233^CP15E

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CP15Eというやつで、これがなんと、the box PA15ECO MKIIに瓜二つ。
サイズ、重量、デザインは同じ。スペックも限りなく近い。能率が違うと思いきや、背面のプリントは同じ92db。
価格も近い。
  • the box PA15ECO MKII €85 £70.72
  • CP15E 9,980円
中国の工場から直送すれば、ほぼ同じ値段で出せるはずだ。
これが同じものなら、ショックすぎる。the box PA15ECO MKIIは送料入れるとCP15Eの倍近い値段。

CLASSIC PROというのはサウンドハウスの独自ブランドで、どこかのメーカーのOEMらしい。いや、どう見てもThomannじゃん! いや、ThomannもOEM元とは限らないけどね!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9

ショックだ。真相はわからないまでも、限りなく黒に近い。いや、もう、黒といっても差し支えなさそうだ。

偉い人~、これは同じもののOEMじゃなくて、中身が違うんですよと言ってくれ~
あれ、なんだか、目から、水が出てきたよ…

G.I.ジョー バック2リベンジ

普通。なんだけど、パワードスーツのアクションが好きだった自分からすると、普通のアクション映画になって、ちょっと残念。
ドウェイン・ジョンソンやブルース・ウィリスが出て、一気に「普通のアクション」映画になっちゃった。
山のシーンは「おっ!」と楽しませてくれる。

ドウェイン・ジョンソンと戦う相手役は大変だわ。あの体格で格闘経験のある役者はいないもんなあ。

オズ はじまりの戦い

まあまあ。この手のファンタジーはがっかりすることが多いのだが、これは普通に楽しめる。
ペテン師の主人公が、魔法使いとして世界を救うという構成もよい。
主人公のジェームズ・フランコ、やっぱり男前だなあ。この人は、一時期のクリスチャン・ベールのような勢いを感じます。

シュガー・ラッシュ

面白い。子供と一緒に視聴。
カーズより好き。
ぐっとくるシーンもある。

プロケーブルの視聴室にいってきました

the box PA15ECO MKIIを買って、どんな音がするのか気になり、大阪のプロケーブルに行ってきました。

視聴室にあったのはthe box PA15ECO MKIIではなく、大きいEV TX1152でした。
PA用のスピーカーというのは、本当に味付けのない音で、オーディオ用のスピーカーに慣れていると、結構印象が違います。
Fostexなんかの寒色系っていうのとも違います。特に自分の好きな音ではなかったです。

うちのゆるゆるの環境と違って、ボーカルがちゃんと真ん中から聞こえていて、うらやましい。視聴室はセッティングに手間がかかっているので当然ですが。
モノラルっぽいという評価がネットにありますが、自分にはよくわからなかったです。家の環境も定位はダメダメだしね。

とにかく、勉強させてもらいました。

スピーカーは既に買っているので、コネクタだけ買って帰りました。

うちにくる、the box PA15ECO MKIIも視聴室のTX1152と同じ傾向だと思うので、どうやって遊ぶか考え中です。

Thomann the box PA15ECO MKIIを買った

何かと話題のプロケーブルが扱っているスピーカー。自分はThomannのオンラインストアから購入しました。
まだ到着していませんが、購入の経緯を紹介します。
  1. プロケーブルのサイトではPA用のスピーカーをオーディオ用に売っている(なんか怪しいんだけど、あのサイト、面白いんですよね)。
  2. PA用のスピーカーを家庭で使うことに対しては、ネット上に賛否あり、否の方が多いように思う。
  3. まあ、家で聴いて、そんなにいい音はしないだろうと思いつつ、the box PA15ECO MKIIのことが気になりだす。
    なんせ、38cmウーファーがついていて、46,000円。4万円を切っている店もあり、安いものが大好きな自分は、とにかく気になる。コンパクトなのもいい。
  4. どうしても、38㎝ウーファーというのを家で鳴らしてみたくなる。お金のことを気にしなければJBL S4700を選ぶが、これは、マジなやつだ。まだ、ZENSOR7と別れる気もない。ちょっと試しに遊ぶには、the box PA15ECO MKII、いいんじゃないだろうか。
  5. プロケーブルの商品紹介でこのスピーカーを知ったので、プロケーブルには申し訳ないが、せっかくなら初めてヨーロッパから買ってみよう。
価格は円安の影響で、送料含めると日本で買うのとあまり変わらなかった。税関でいくらか取られると、日本で買うより高くなるかも。

到着までかなり日数がかかるけど、楽しみです。

AVアンプの自動測定はデジタルルームチューニング

オーディオ環境を作って、ずっと気になっていたのだが、うちの音はステレオで鳴らしたときにボーカルが中央に定位にしない。
ちょっと左にずれているし、聴く日によって、どうにも、おさまりが悪い。
試しにテストトーンをフロント左右から出力すると、左右の音がかなり違う。

コタツシアターは左が一面カーテン、右は一面壁という、左右の素材が全く異なる部屋。
これは、左右で違うのは当然だ。

オーディオはルームチューニングが一番重要ということで、これは、いよいよ深みにはまるしかないかと思ったが、自分は真摯なオーディオファンの方々と違って、何ヵ月、何年もかけて試行錯誤しながらルームチューニングしていく自信がない。

そこで、デジタルルームチューニング(DRC)というものがあることを発見。
テストトーンをマイクで測定して、出音と同じ音が聞こえるように、出音の方を補正するものだ。
http://blog.ipodlab.net/Entry/1005/

これはすごい。
ただ、これは左右は同じ音が出る前提のもので、左右の違いを解消してくれるものではなかった。

foobar2000にSurround Panというプラグインがあって、視聴位置を疑似的に変えられる。
http://wikiwiki.jp/foobar2000/?%B0%EC%A4%AB%A4%E9%BB%CF%A4%E1%A4%EBfoobar2000%2F%C2%E84%B2%F3

UPnPクライアントにも適用できるので、ぐりぐりと変えてみるも、なんだか正解がわからん。

いろいろ探していると、デジタルイコライザーというのがあって、これは左右別々に測定してイコライジングしてくれるらしい。

BEHRINGER『DEQ2496』
http://dime.jp/genre/101023/

これだと理想に近いな。ただ、それなりには手間がかかりそうだ。

そこではたとAVアンプの自動測定のことを思い出した。音楽を聴くときは、AVアンプ  RX-V773の音があまり好きではなかったので、最近はできるだけAVアンプをスルーして聴いていた。
久しぶりに再測定してみる。自動測定は音量だけでなく、イコライジングもかけて、部屋の影響を少なくしてくれる。測定後、左右スピーカーの音を聴いてみた。

テストトーンは、相変わらず左右違って聞こえる。
ボーカルは、なんとなく真ん中に近づいた気がする。
まあ、基本的にサラウンド用の測定なので、音楽鑑賞に十分な2chの最適化がされているとは言いがたい。

AVアンプの自動測定は2、3分で終わって、とにかく簡単。自分の様な「ものぐさ」にでも簡単にできる。
AVアンプのボリュームを通して音楽を聴くのは、ちょっと好みに合わないが、しばらくこれで聴いてみようと思う。

うちでは、まだ。いい音とはいかないが、自動測定はいいものだ。
ルームチューニングのために、試行錯誤を繰り返し、はては専用ルームを作ることを考えると、気が遠くなる。だれでも簡単に、それなりにバランスのとれた音を聴くことができるのは、素晴らしい。
次もAVアンプ中心にシステムを組もうかな。

2014年1月10日金曜日

永遠の0

面白い。傑作。
現代人でも零戦や特攻のことを知ることができるという意義のある作品でありながら、小説としても面白い。
これは、すごいこと。
歴史上のできごとや特攻隊員のことも入念に調査されているようでリアリティ抜群。
戦中世代は本当にがんばったんだなと、感謝の気持が生まれる。
特攻や司令部の判断ミスに対して徹底的に批判的立場で書かれているところも好感度が高い。

世界最高の格闘性能を持った零銭が、たった2年で時代遅れになったということが書かれており、よく「戦争が人類を発展させる」などという言葉を目にするが、それは本当だと思った。
人間は生死のかかったときが一番輝く。

しかし、もう、戦争になってほしくない。

ファタモルガーナの館

面白い。珍しいゴシックホラーのノベルゲーム。
『WHITE ALBUM2』並に面白いものを期待していると、期待ほどではない。
それでも、十分面白いな。
ホラー、そしてループものでもある。プレイ中、ぞくぞくと背筋が寒くなるので、夏のプレイをオススメ。
プレイ後特典のキャラ紹介は、まあ、なくてもよかったように思うな。
このあたり、同人ソフトらしさもある。システムも荒削り。
それでも、商業作品の中に入っても十分通用する面白い作品でした。
シナリオはもちろん、絵もいいですよ。

英雄伝説 閃の軌跡

あまり面白くない。
単純に自分がこのシリーズをやりすぎて飽きているのか。

まず、この作品はテンプレキャラのオンパレードで印象が悪い。メインヒロインは『はがない』で見たし、『化物語』の羽川みたいなのもいる。羽川の声優はなぜかメインヒロイン役。
その他のキャラも、どこかで見たようなキャラのオンパレード。

学園祭のライブシーンぐらい、歌を撮りおろした方がよかったんじゃないだろうか。
随所で、もう一歩企画、作り込みが足りない。
PS3に不慣れなのか、テイルズオブシリーズに比べ、操作性が若干悪い。ロードも長い。

そして、極めつけは、これが前編だということ。
物語の全てを盛大に後編に投げている。
まあ、これまでも前後編に別れていたので、別にかまわないはずだが、今回は自分の満足度が低かったので、ちょっとむかつくのかもしれない。

まあ、文句ばかり言ってしまったが、前作と同じ事件を、同じ時間軸で、別の場所の、しかも学生からの視点として描くというアイデアは評価できる。
また、主人公と一緒にリア充学生を追体験できるのもよい。

ゲーム自体が、もう少し、面白かったらなあ…

アイアンマン3

まあまあ面白い。
アイアンマンのシリーズ中では1番かなあ。
少なくとも2よりは面白い。

逃走車

あまり面白くない。
序盤、アホすぎる主人公にがっかり。
途中からは普通に楽しめるかな。
ほぼ全てのシーンが車中というのは、この映画が初めての試みじゃないだろうか。

LOOPER/ルーパー

普通。アイデアはよいが、もうちょっとの作品。
若い主人公が微妙にブルース・ウィリスのモノマネをしているのが笑える。この手のダブルキャストは、モノマネが見所。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットという人でした。

イリュージョニスト

まあまあ。絵が凄いので、それを見るだけでも価値がある。
ビッチな女の子に振り回される哀れなジジイの話。
ちょっと切ない、フランス映画らしい終わり方。
ジブリはいい作品輸入してくれてる。

メリダのおそろしの森

これは面白くない。とにかく浅はかなメリダにむかついちゃう。
泣けるシーンはある。

ゼロ・グラビティ

面白い。2013年映画では1番面白かったかも。
シナリオはシンプルだけど、楽しませる工夫が大量に盛り込まれている。
映像が凄い。映像的には、アバターのように歴史的な節目になる作品。
3D必須の映画。
うちのプロジェクターも4K前に一度リプレースすべきかもしれない。

フリージング ヴァイブレーション

普通。熱い作品。
昭和のスポ根作品の雰囲気。
作画はよく荒れる。安易に裸が出る。予定調和の悲劇とヒロイズム。
それでも、なんか熱いので、見れる。

IS<インフィニット・ストラトス>2

面白くない。
すごく人気のあるシリーズだけど、個人的にこの作品は苦手。
また、新しい女性キャラが出てくる。
安易に萌えだけを享受する作品。

リトルバスターズ!~Refrain~

まあまあ。丁寧に作られており、好感度が高い。
シナリオが、一昔前のループものなので、アニメ化のタイミングとしては時期を逸した感じ。
同じ麻枝准さん原作の『Angel Beats!』とネタがかぶりすぎているので、そもそもリトバスはアニメ化される予定がなく、そのネタを『Angel Beats!』で使ったのでしょう。
そんなこんなで、リトバスのアニメはちょっと損をした作品ですね。

2回のアニメシリーズ通して、作画、演出に破綻がない。J.C.STAFFはいい制作会社になってきました。

境界の彼方

普通。アクション、ドラマとも丁寧な作画で、いつもの京アニ作品のように枚数をふんだんに使っている。
アクションをするには、キャラがちょっと可愛すぎるかな。
その違和感が好き嫌いを分ける。
ともすれば、気持ち悪い人もいるかも。
最後のボスが主人公自身なので、スピリチャルな展開になって、ちょっと苦手だった。

ともあれ、京アニが久しぶりにアクション全開の作品をやってくれて、うれしかった。

2014年1月2日木曜日

WHITE ALBUM2

普通。原作ファンとしては残念。
思い入れのある作品のアニメ化。個人的に、ここまで思い入れのある作品のアニメ化は珍しい。

丸戸史明さん、下川直哉社長など、原作スタッフが入っているので、視聴感は、かぎりなく原作に近く、映像作品にすることで、原作の魅力が増幅されている個所も多かった。丁寧な演出で、印象的な部分も多い。最終回、映像にすると、よりエグいな。オマケノベルのかずさ視点展開もあり、原作ファンも楽しめる。セックスシーンの演出はいまいちキレがなかった。

特に残念なのは作画。1話目の出来が秀逸だったため期待して観ていたが、話数を重ねるごとにアラが目立った。
極めつけは学園祭のライブシーン。アップの多用や演出の工夫でも、作画のまずさをごまかせていなかった。その後も、特に人物の全身が入るシーンでの作画の悪さが目につく。思い入れが強い作品だけに、作画のアラが気になり、安心して物語を楽しめなかった。
このできだと、サテライトに好きな原作の映像化は、やって欲しくないとまで思ってしまう。

この作品の場合、作画のテンションが最も高まるのが学園祭。限られた作画のリソースを、どう割り振るかは大きな問題です。作画が大変なライブシーンに集中すれば、他のドラマ部分が崩壊するし、かといって、ライブシーンはおろそかにできない。
結局、チーフディレクター沼田誠也さんの力に頼ってしまい、残念な結果に終わってしまった。いくら優秀な沼田さんでも、総作画監督などと掛け持ちで、ライブシーンのクオリティも担保することはできないでしょう。
僕はライブはCGでもよかったと思います。WHITE ALBUMの世界観にCGは合わないですが、映像作品としてのクオリティを上げる方が、部分的に違和感が生じることよりもはるかに「まし」。
PS3の『WHITE ALBUM -綴られる冬の想い出-』では、一部CGを使った完成度の高いライブシーンが印象的。
http://www.youtube.com/watch?v=tTsq54uHvHU

同じサテライトの『AKB0048』でも、CGのダンス、なかなかよかったです。
想像するに、1の吉成鋼さんに対するオマージュか、なんとなく、この作品は初期段階から手描きのみでいくことが決まっていたような気がする。この作品で沼田さんに吉成さんばりの仕事を期待していたのか。沼田さんも凄い人だが、吉成さんのあの仕事は一生に一度できるかできないかのような鬼気迫る仕事だった。それを、コンスタントにサテライト作品で活躍している沼田さんに期待するのはどうか。

単純に制作費の問題? スポンサーをもう少し入れて、ライブシーンにCGが使える程度の予算を確保するか、作画スタッフを確保すべきだったのではないか。プロジェクト規模をもう少しだけ大きくしておけば…
というわけで、この作品、主に制作体制に問題があって、残念な完成度になったように思います。『AKB0048』『アクエリオンEVOL』にあれだけ制作費をかけられるのであれば、可能性のあるこの作品にお金をかけてほしい。「日常ドラマでだから安くできる」じゃなく、原作の力を感じて、しっかり予算をつけてほしい。

この良質な原作が、並みのラブコメ作品たちと同等のクオリティで並んでしまったのが悲しい。
うまくやれば、エヴァとはいかずとも、ハルヒぐらいの流行を作れる作品だと思っていたので、重ね重ね残念です。このままじゃ、ひぐらし、Fate超えも無理でしょう。

サテライトはCGと手描きを合わせたスケールの大きな作品が持ち味と思うが、ここしばらく作画の悪さが目立つ。今、作画のクオリティではサテライトは最低ランクではないのか。サンライズ、マッドハウス、IGなど老舗はもとより、かつては粗悪な作画ばかりだったJ.C.STAFFも、最近、ハイクオリティな作品を連発している。A1、ufotable、P.Aなど新興プロダクションも作画には力が入っている。京アニのエグイ作画も、ファンは見慣れている。
そんな中、サテライトの現状はよくない。
この作品もAQUAPLUSと同じ関西のDoあたりと組んだ方がよくなっていた。もし、サテライトの作画の中心メンバーが拘束費をもらいながら仕事をしているようなら、飛び出した方がよいと思う。
本当に余計なお世話だが。

続編での巻き返しを期待?