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2016年1月5日火曜日

ONKYO Scepter 1001を買ってみた

もう、かれこれ1年くらい使っています。
これもいいスピーカーです。
うちにある中では、バスレフはZENSOR7とこれ、あと、小さなKENWOOD LS-SG7だけ。

少々落ち着いた雰囲気ではあるものの、バスレフらしく開放的な鳴り方。解像度もそこそこある。言葉は悪いが、ラジカセの音をずっとレベルアップしたような音。
Monitor 2000系と比べると低音が少ないようだが、密閉型ばかりのうちでは、鳴りっぷりがいいスピーカー。うちにある中で、唯一「普通のスピーカー」かもしれない。
音楽ジャンルも特に選ばない(うちの中では)。

見た目がつるつるした突板で、とてもよい。
この木の躯体を眺めているだけど、うっとりする。
メーカーには申し訳ないが、新品のD-77NEに高いお金を払うより、中古で状態がいいScepter 1001が見つかれば、そっちの方が断然いい。

欠点は、1本50kgという、とんでもない重量。年末、移動したときに腰をやられました。
あと、ポン置きで、なんでもしっかり音が出るので、面白みはないかな。

うちでは主に2chの映像とカラオケ担当。多くのスピーカーが並ぶ中、ベストな位置取りができず、かなり悪い条件でがんばってくれている。
しっかり鳴ってくれるので、DS-1000ZXが苦手なロック系を長らく担当していたものの、怪物DS-V5000が来て、行き場所がなくなってきた。
とてもいいスピーカーなのに、もしかしたら、サラウンドバックにまわるかもしれない。とても、不憫だ。

ZENSOR7から入って言うのも変だが、ONKYOのわかりやすいクリアな音は嫌いじゃない。特にトールボーイのD-509Eは、サイズダウンとコストダウンをしながら、どれだけ高音質なのか、とても興味がある。
最初に、ZENSOR7とD-509Eを聴き比べていたら、D-509Eにしていたかもしれない。
しかも、この値段でバイワイヤリング対応なんだよな。

Scepter1001はいいスピーカーです。
DS-V5000との比較で、スケール感、解像度は落ちるものの、12帖できちんとセッティングすれば、むしろDS-V5000より良好な結果が得やすい。
コスパがとても高い。バブル期のブックシェルフ1台欲しければ、これはとてもいい。

(追記)
Scepter1001は先輩の家にドナドナしていきました。
大好きなスピーカーでしたが、エッジが破れてきたのと、正統派の音作りで、DS-V5000と傾向が似ていたこともあり、だんだん鳴らす機会が減り、不憫になってきて、思い切って手放しました。
先輩はエッジを修理して使ってくれているみたいなので、よかった。