2009年12月16日水曜日

ホステージ

ブルース・ウィリス主演のアクションサスペンス。
TV放映されていたものを視聴。
面白くないです。普通のB級アクション映画。

なんか、時計の複線が解消されないまま終わっていて、これはTVサイズにカットされたからでしょうか。やっぱりTV放映されている映画は見ないほうがいいですね。

君が望む永遠 〜Next Season〜

OVAです。こちらはよくできています。
絵も綺麗し、ドラマ造りも丁寧。
何より、後日談のため、主人公はじめ、登場人物が明るく、前向きなのがいいです。
原作ファンなら、普通に楽しめると思います。
これだけ、単体で楽しめるかというと微妙。
僕のように、最低でもTVアニメぐらいはチェックしておいたほうがいいかもしれません。

2007年の作品で、2003年のTV版から比べると、作画クオリティが隔世の差です。予算もあるでしょうが、技術の進歩も大きいですね。髪の毛のハイライトがグラデーションになっており、よりPCゲームの絵に近くなっているように思います。
作画くずれはほとんどないのですが、たまに等身や遠近感がおかしくなるところもあります。
2話で湖川友謙御大が作画されていると思われる箇所が、キャラデザとだいぶ変わっているように思います。それでも、大ベテランの作画が見れて嬉しかったです。

『マブラブ』ファンにはうれしい、委員長の登場もありました。
ageファン、『君のぞ』ファンのための作品ですね。

2009年12月15日火曜日

君が望む永遠


アニメです。ゲーム未プレイ。
面白くないです。

『マブラブ オルタネイティブ』のゲームが面白かったので、関連作品もチェックしてみました。
このアニメ版は絵も荒いし、構成や演出も悪いです。
原作ものなので、全体的に暗いのはしょうがないにしても、全14話中、ほとんどが陰鬱な展開なので疲れました。原作のファンでないとついてこないのではないでしょうか。
主人公をはじめとする、登場人物の成長が主題なので、もう少し明るい構成にしたほうが、よかったと思います。
たとえば、最初の2、3話分で、遥との関係や4人の友情を徹底的に楽しく描き、途中は水月との生活に、もう少し楽しいシーンを入れる。最後2話以上使って、再生していくようにする。とか。
全体的に暗いより、明暗をつけることで、暗い部分もさらに浮き立つように思いました。

速瀬中尉や涼宮姉妹にこんなストーリーがあったのがわかって、よかったです。音楽は『マブラブ』にも引き継がれているんですね。共通の舞台を用意して、ファンを大切に育てているのは好感が持てました。

白夜行


東野圭吾さんの代表作の一つ。
ドラマ、映画未視聴。面白いです。

雪穂と亮司、2人の悪漢が主人公として描かれます。
男なら亮司のかっこよさに引かれると思います。
亮司は目的のためなら女もだますし、殺人もいとわない、めちゃくちゃ悪いやつなんだけど、とにかく頭がいいし、行動力もあり、仲間には優しかったりする。心に傷を持つダークヒーローなんですね。
最後の方まで、謎がわからない構成もいいし、雪穂と亮司がほとんどかかわらない構成もいいです。
亮司はカッコイイと思ったけど、雪穂は本当に怖い。これは、僕が男だからか、作者が男だからか。

この作品の時代背景の最初1973年というのは、ちょうど僕が生まれた年で、僕より少し上の年代にはかなりフィットする昔話が多く出てきました。亮司はコンピューターの達人として描かれており、作中に出てくるパソコンやゲームの話が懐かしかったです。

全体的に、なんとなく、カッコイイ小説でした。

2009年12月10日木曜日

マブラヴ オルタネイティヴ


評判どおり、かなり面白いです。
こういったSF要素の強いアドベンチャーゲームとしては、傑作といってもよいと思います。

『惑星メフィウス』『ザース』『ジーザス』など、僕たちの時代には名作のSFアドベンチャーゲームがありました。
現在、コマンド選択式のADVゲームはエロゲだけで生き残っており、この『マブラヴ オルタネイティヴ』が、SFアドベンチャーゲームが正常進化した最先端ということになります。

ボリュームが凄くて、クリアするまで、3週間程度要しました。文庫本3冊分ぐらいの文章量があるのではないでしょうか。腰を据えてプレイする必要があります。

シナリオがすばらしく、複雑なストーリーや凝った設定にもかかわらず、物語の根幹部分がシンプルなので、全体理解がしやすく、ユーザーが置いてきぼりにならないようになっています。破綻なく、きれいにまとまっており、なおかつどんでん返しも各所で用意されている、よい脚本だと思います。
戦争、友情、愛などの普遍的なテーマと、SF、ループ、メカアクションなどのバランスもよいと思います。

メインヒロインが純夏なので、冥夜萌えの僕は心配でしたが、サブヒロインたちも露出が多く、大変満足でした^^冥夜役の声優さん、上手くなっているような気がしました。
あらゆる描写が細かいので、それがこの作品の好き嫌いを分ける点かもしれません。戦術機やBETAについての描写が細かいのは好きですが、心理描写についてはくどすぎて、そこまでは不要かなと思いました。rUGPのリッチな表現で、文章を使わず心理描写を表現できれば、もっとよかったです。この、心理描写の表現ができるということが、ADVゲームエンジンの究極ではないでしょうか。単純に原画枚数を増やしたり、アニメーションにすれば、エンジンに頼らなくても可能です。しかし、エンジン側で表現できてしまえば、予算や納期といった制約の中でも、さらにすごいものが作れるようになると思いました。

問題になった?グロ描写は、絵としてのグロさは置いといても、シチュエーションとフラッシュバック(思い出し)の多用で、本当に不快な気持ちになります。作中でグロシーンを連発しているわけではないので、演出としては成功している方だと思います。

シャープなメカや、おどろおどろしいモンスターデザインは、かなりクオリティが高く、設定資料集を買ってみようかなと思わせてくれます。
それに比較して、キャラクターデザインは、オリジナリティが薄く、若干稚拙な印象を受けるのと、2002年当時のトレンドを繁栄しすぎているように思います。

画面がワイドになり、綺麗になりました。ただ、僕のワイドディスプレイで全画面表示させると、ワイドの中でさらにワイドになって、横につぶれちゃいます。おそらくrUGPの最新版では解消されていることでしょう。

このゲームをリアルタイムでやっていた方は、ほんとうにすばらしい続編がリリースされて、狂喜乱舞されたことでしょうね。僕は後追いなので、『マブラヴ』『マブラヴ オルタネイティヴ』両方大人買いして、一気にプレイしましたが、前の作品を忘れてなかったので、よかったです^^僕の歳だと、2年とか開いちゃうと、完全に忘れますから。

本作は、ロボットアニメ好きなら、ほとんどはまると思います。「エロゲはちょっと」とか、「女の子がたくさん出てきてロボットで戦争しているのが変」とかでプレイしていないなら、ちょっともったいないので、ぜひプレイして欲しいです。ちょっとつらい『エクストラ篇』も、オルタに至るまでの試練ですよ。

この難解な設定の作品が人気あるということは、日本のオタクたちは知識レベルが高く、みなさん本当に“通”なんだと思います。日本はまだまだ安泰ですね!?

2009年12月2日水曜日

とある科学の超電磁砲 #9 マジョリティ・リポート


この会、かなりシリアスな演出で、作画もすごいきれいだったので、メモです。
演出・絵コンテが山内重保さん、作画監督が岩倉和憲さん、木本茂樹さん。