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2017年4月25日火曜日

ヤマハ銀座ビルでのHi-Fiオーディオ展について

一流ミュージシャンによる演奏と、ヤマハの現行機器の聴き比べができるイベント。
ヤマハならではのイベントで、行ってみたいと思う。

ただ、CA-1000やNS‐1000Mは参考出品で聴けないということ。
そりゃ、そこで聴いて欲しくなっても、新品で買えないので、聴けないのはしょうがない…

ぐぬぬ。

2017年2月28日火曜日

NS-1000Mを買ってみた

大型のスピーカーが何セットもあるのに、つい買ってしまいました。
元々バスレフから入った私も、密閉型ダイヤトーンのおかげで、今ではすっかり密閉派になりました。いや、そもそもスピーカーをあまり意識していない頃、1000Mの弟分NS-1000MMというスピーカーを10年以上使っていたので、元々密閉派だったのかもしれません。
厳密には密閉型の音、バスレフ型の音というのはないようですが、やはり、大まかな傾向はあります。

そんな私にはいくつか気になるスピーカーがあって、特にNS-1000Mは密閉型モニタースピーカーの原器といえる存在で、ついつい横目で見てしまうスピーカーでした。

やってきたNS-1000Mは、これまでの家具調スピーカーとまったくことなる、メカニカルなデザイン。
ツーバイフォー材をスタンドにして音出ししてみました。

いい音なのか、そうでないのか

いきなり結論で恐縮ですが、NS-1000Mはとてもいい音がします。ナチュラルサウンドのコンセプト通り、聴きやすいさわやかな音。20年以上販売され続けた実力は本物です。
これで不満のある人なんているのかなと思うくらいよい音です。
安いバスレフ型スピーカーだと、小さな箱で無理やり低音を引っ張り出しており、ボーボーと共鳴がありますが、NS-1000Mにはそれがありません。30kgを超える大型の箱から、節度のある普通の低音が聞こえます。
中高音もナチュラルに響き、全体的に安心感のある音。
ダイヤトーンできつめの音に慣れている私には、きつさは感じない、長時間聞いていられる音です。

低音をどうするか

低めの台に置くことで、十分低音の量を感じることができます。これ以上望むならサブウーファー。

アンプやセッティング

一般的に密閉型はアンプやセッティングが難しいということですが、私は安いバスレフの方が難しいと感じています。
バスレフの場合あのボーボーをどうするか。いっそ塞いでしまおうかと悩んでしまうのですが、密閉型の場合は、壁から離して置くだけで、そこそこいい音がします。
密閉型のセッティングが難しいと言っている方は、少ない低音や固い高音と格闘されている、真面目にオーディオしている方でしょう。
私はあるがままを受け入れたり、サブウーファーを使ったりと、いい加減なので、あまり難しくありません。
特に、NS-1000Mはセッティングが難しいと思わないです。置いた場所なりにいい音がするおおらかさがあると思います。

たまたま置いた場所がよかっただけかもしれないので一応メモ。
スピーカー間は1.5m、やや内向き。ツーバイフォーを横にした数cmの低いスタンドです。

他の機種と比べてどうなのか

DS-1000ZXは製造年が新しいものの、NS-1000Mと同じくらいのランクです。これはちょっと最近鳴らせていないので、記憶が頼りになりますが、DS-1000ZXはNS-1000Mより鳴らすのが難しいピーキーな印象を持っています。

DS-V5000とNS-1000Mは方向性が近く、大型で高級なDS-V5000の方が、低音の沈み込み、高音の抜け、音の広がりなど、あらゆる面で上回っています。
NS-1000Mは中高音がシャリついていますが、単独で聴いても気づかない程度のシャリつきです。DS-V5000の滑らかな中高音と比べて、はじめて気づきます。

ハイコストパフォーマンス

NS-1000Mは中古しかなく、オークションの価格はかなりこなれているので、当たりを引けばかなりお買い得。本来はオーディオ屋さんが売っているレストア品、かつての新品価格くらいの価値があると思います。
比べてみると、DS-V5000の方がいいのは当たり前ですが、価格が違うので、とりあえず密閉ブックシェルフを試してみたい方にはNS-1000Mはいいんじゃないでしょうか。

追記

NS-1000Mは小編成の楽曲、ボーカルものならDS-V5000に肉薄するスピーカーです。方向性が似ており、よりカジュアルに良い音が楽しめます。迷ってる人は買って試してほしいですね。