2011年6月29日水曜日

エクスペンダブルズ

アクション映画としては、普通の面白さなんだけど、このキャストは見ておかないとダメでしょう。
とにかく、僕の青春時代から、最近まで頑張ってるアクションスターが勢ぞろい。
胸熱です。
最近のスタローン作品は、血の飛び散り方がよくて、とにかく、敵が派手に死にまくる。続編を考えると、登場人物を誰も殺せない制約の中で、なんとか、全員の見せ場を作る、難しい脚本だったと思います。
続編にも期待。

バンダム、ジャッキー、チャウ・シンチー、ドニー・イェン、ウェズリー・スナイプス、セガール、トニー・ジャーが出たら、もう、コンプリート! ですよね!

魔法使いの弟子

普通。思ってたより“まし”でした。
あえて見るほどではない。
主人公を物理オタクの3枚目にしたのは好感。
ヒロインのテレサ・パルマーはニコール・キッドマン、ナオミ・ワッツ似の正統派。
可愛いです。
ニコラス・ケイジも、まあまあカッコいい。

デュラララ!!

あまり面白くない。
評価が高いので早く見てしまわないとと思いながら、何度も挫折。
なんとか、最後まで視聴できました。
セルティは可愛いです。

スタイリッシュな音楽や映像はすごいけど、とにかく苦手な内容でした。
なぜ、この作品が苦手なんだろと考えるに、ティーン向け色が強すぎて、僕は、年齢的に受け付けなかったように思います。10代、特に女性向けの作品。
消極的な男の子が、実はネットではすごくて、「僕は数に頼る!」とかカッコいいんだか、悪いんだかわからんセリフを言ったり、おとなしい女の子が、実は剣を振りまわす強い子だったり。「実は」ばっかりで、その「実は」が幼稚に感じ、見ていて、とにかくむず痒かった。
前の『バッカーノ!』も、電車で「お化けが来る~」的なセリフを言って、パニックになる男の子が嫌で、挫折したので、成田良悟さんの作品が苦手なのかも。
原作読んでないので、これは余計か。

クオリティは高く、登場人物も面白い。
ワクワクしたり、感動するシーンもいくつかある。
ただ、かなり好き嫌いが別れる作品ではないでしょうか。

2011年6月27日月曜日

プリンセス・トヨトミ

まあまあ。人情味あふれるファンタジー。
かなりウェットな人情味溢れるストーリーで、どちらかというと苦手。でも、内容は面白いと思います。
とにかく、大阪地元愛に溢れていて、地方に住む人間としては、スカッとする内容。
現実世界では、ビジネスを中心に、とにかく、東京一極集中なので、こんな地域性、地元のパワーを感じる作品を読むと嬉しくなります。
家族愛、人間愛にあふれた本作は、だれにでも楽しめる内容。ただ、妄想というか、ファンタジー要素が強いので、リアリティを求める人には不向き。

アウトランダー

まあまあ面白い。まったく期待していなかっただけに、拾い物。
SF、剣劇、モンスターパニック、スプラッターなど、いろんな要素をミックスしていて、めちゃめちゃな映画になるのかとおもいきや、わりとキッチリまとまっている。
アクションものとしても、そこそこ面白い。映像も、みえみえの合成とかじゃなくて、ちゃんとしている。

最後、モンスターとの邂逅みたいなシーンがあって、たぶん、あのモンスターを逃がしたのは主人公なんでしょうが、その描写がないのが残念。まさか、あの花がモンスターってことはないでしょうねえ。
キャストも、ヒロイン以外はすばらしい。ヒロインは役柄的にはあの年齢でいいんだけど、ただのおばさんにしか見えないので、歳いってても、もうちょっと綺麗でセクシーな人にして欲しかった。
普通に楽しませてくれる、アクション映画でした。

トロン: レガシー

面白い。映像が凄い。
画期的で歴史的偉業だった前作に比べると、今の基準で飛びぬけることは難しいかと思う。
それでも、見て損のないエンターテイメント作品であることは間違いない。
敵のボス、クルーの顔は、CGなんですよ。凄すぎ!
本田圭佑似のギャレット・ヘドランドは、生意気そうな表情が、役柄にぴったり。
うちの環境は3D非対応なんだけど、こういうコンテンツがあるなら、3D環境が欲しくなってくる。

2011年6月22日水曜日

俺たちに翼はない

面白くない。最終回で少し持ち直したけど、だいたいグダグダ。『俺つば』の上澄みだけをすくったような作品。原作ゲームの面白さからすると、だいぶ差があると思う。
原作の面白さは、サイコサスペンスや、個性の強い登場人物、独特の台詞回しだと思います。
このアニメは、最初からネタを知っている人前提で、サスペンス部分はざっくりとしたつくり。アニメ的なデフォルメが行き過ぎて、台詞に集中できない。原作にない安易なエロや、ちゃらちゃらした演出ばかりが目に付き、話作りがおざなりな印象でした。
なんか、作品の準備段階で、「アニメ化するなら、明るく楽しい俺つばをやりましょう。エロやギャグを増やして、一般層にアピールしましょう。」みたいな、安易なプレゼンテーションがされているような気がしてなりません。
原作ゲームファンにはまったくアピールすることがなく、これ単体で面白いわけではないので、ゲーム購入にも繋がらないと思います。
『俺つば』ファンとしては、残念な作品でした。

2011年6月21日火曜日

ベスト・キッド (2010年)

まあ、面白い。今できる最高のキャスティングだと思う。
ジェイデン・スミスは親譲りの顔でかわいいし、フィジカルにも優れる。香港映画でおなじみの、あの人や、あの人も出ている。
ジャッキーが泣いた後に修行するシーンはとても感動的。
よい映画なんだけど、僕はどうも親の七光りが嫌いで、ウィル・スミスの写真がエンドロールに出てきた瞬間、テンションが下がった。
やっぱり、ジェイデンをねじ込んだ感が半端ない。『幸せのちから』とかは、ジェイデンも端役だったから気にならなかったけど。
今、もっとも血統のいい男の子、ジェイデン君なので、多少いじめられても、「はいはい」ってなっちゃう。全裸に剥かれて、ケツにシナチクを突っ込まれるぐらいじゃないと、同情できないなあ。
ジェイデン君は、もう少し違う形で、スクリーンで見たかった気がします。

2011年6月20日月曜日

バッド・ルーテナント

まあまあ。ヒューマンドラマ苦手だけど、これは、結構よかった。
どんどん最低野郎になっていく主人公が、一発逆転する様は痛快。
ニコラス・ケイジは、こういう役やると、マジ最高。
画面がホームビデオで撮影したような低画質。これが、この作品の場合味になっている。
途中、ドラッグで見る幻が笑える。クローネンバーグじゃないけど、なんか、そっち側の、よくわからん系の監督っぽい演出。
思ってたより面白かったので、割とトクした感じ。

ソルト

普通。アンジェリーナ・ジョリー、おばさんになった。
予想通りの展開だけど、アクションが結構よくて、見れる。
レンタルBDのくせに、ディレクターズカットとか入ってて、ちょっと面倒。

ディレクターズカットは、恋人が死ぬシーンとか、凝っている。
でも、別に、レンタルでどっちも見る人っていないから、困るんですよね。
別エンディングぐらいは見れるけど。

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

まあまあ。なんといっても、戦車でパラシュート降下するシーン。
馬鹿らしく、カッコよく。Aチームの理想を体現した映像だと思う。

リーアム・ニーソンのハンニバルはカッコよすぎかなあ。

2011年6月15日水曜日

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

わりと読みやすい。『もしドラ』からの流れ。流されました。

読む人の立場によって、よくわかる箇所と、頭に入ってこず、読み飛ばしてしまう箇所がある。
必要なところだけ必要な、マニュアルのような本。
また、しばらく経って、自分の立場が変われば、響く箇所が違ってくると思われる。

2011年6月13日月曜日

傾物語

面白い。これまでと雰囲気が違う。
SF要素が入って、目先が変わって面白い。
忍との関係に焦点を当てた作品。阿良々木君は、戦場ヶ原という彼女もいるのに、忍というパートナーもいて、ちょっと羨ましいなあ。
阿良々木君が不老不死に近い体を持っているなら、戦場ヶ原との関係が今後どうなっていくのか、気になりますね。
このシリーズは、バトル要素が高そうで、実は低いですねえ。
主人公が弱い、というか温厚で、しかも、主人公より強い登場人物ばかり出てくる。なので、阿良々木君は、「たたかう」コマンドを極力選ばずに、ここまできている。戦っても、負けることも多い。
主人公が戦って勝てば、簡単に読者を爽快にすることができるけど、それはしない。ちょっと物足らない、むずむずするような読後感が、このシリーズの特徴のように思います。
このまま、徹底的に弱い主人公でいくのか。でも、猫物語の最後は、バトルポイントが上がっている阿良々木君も登場するので、どうなることやら。

猫物語

面白い。活劇もふんだんにあるし、今回、羽川目線の話もあり、羽川ファン(私)には嬉しい。
続けざまに読んで、世界観に満腹ぎみだったのですが、今回のは、単純に面白かったなあ。
1つの世界観、同じキャラクターで、よく、これだけいろんな話が作れるものだと感動します。しかも、凄いスケジュールでリリースされてる。
同じキャラと世界観なので、「いつものノリ」みたいなのが出てきて、ちびまる子ちゃんみたいな、日常劇の雰囲気もあります。

羽川&戦場ヶ原が仲良くなりすぎのように思いました。
1人の男を取り合った二人が、こんな爽やかな友情を育んでいいんでしょうか。
物語中で、理想的すぎる人間関係ができていて、聖人たちの集いか、やたら我慢強い人たちの集いか。そのへん、気にしだすと気になる。
とにかく、次も楽しみです。

“文学少女”メモワール

普通。映画を補足する内容なので、映画を見てから見る作品。
こちらもキッチリ作ってある。

作中でもっとも感じのよいヒロイン、ななせをフィーチャーしたⅢは、ななせファン(私)には嬉しい。

劇場版“文学少女”

普通。きちんと作ってある作品。僕のようなアクション好きには少し辛い。
根幹になるのが、陰鬱なストーリー。最後は明るいですが、これが、好みを分ける作品だと思う。
普段、何も考えなくてよい爆発ばかりの作品を見ていると、見るのがちょっとしんどい話ではある。
ただ、途中で止めるようなことはなかったのは、よくできているし、そこそこ面白いんだと思います。

日常劇なんだけど、「文学少女」こと、天野 遠子だけ、本を食べるという、ファンタジックなキャラ設定。
作品のアクセントになっているし、花澤香菜さんが演じることで、かなり印象に残る強烈なキャラになっている。ただ、なんか、上手い声優ばっかりで、作品の内容もあり、全体的にちょっとあざとい印象もありました。この手の作品には、「さりげなさ」が必要と思います。演技も、演出も、全体的に、巧すぎるのか。

受身のおとなしい主人公がモテまくる、ラノベらしい基本設定。この作品は文学に焦点を当てているので、個人的には、暗い文学青年は、モテない、もんもんとした日々をすごして欲しいものです。

真面目な青春もので、好感度は高いです。
見るのは、多少しんどい。

ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド

普通。最終回に向けて、もっと盛り上がれば、もっとよかった。中盤までがよいと思いました。
なんか、面白くなってきたなあと思ったら、すぐ、最終回みたいな、ちょっと「あれっ?」っていう感じでした。主人公の気持ちに乗り切れなかったのかなあ。
懐かしい『フレンズ』が主題歌。元レベッカの人が音楽担当とのこと。スピード感のある内容には合ってると思いました。
舐めるようなカットなど、シャフトっぽい演出も、この作品には合っていたと思います。
やっぱり、話がもう少し盛り上がれば…

ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション

面白くない。古いタイプのハリウッド・アクション映画。ヴァン・ダムもドルフ・ラングレンも、老けている。とくに、久しぶりに見たドルフ・ラングレンは、初老を感じさせる。うちのおじいちゃん、生前はあんな感じだったなあ。
このシリーズ、最初からそんなに面白くなので、いつもどおりともいえる。

2011年6月1日水曜日

神魂合体ゴーダンナー!!

面白い。荒いけど、面白い。
ずっと、最初の方しか見てなかったんだけど、やっと全部見れました。

新婚+ロボというバカバカしいネタと、お色気&メカアクションの作品で、良質。
話も面白いし、絵もすごい。ちょっと前の作品なんだけど、作画スタッフが、毎回すごい。
今は作監レベルの人ばっかり出てくる。
たまに、荒っぽいけど、そんなの気にならない、楽しい作品。
必ず静流に萌えてしまうであろう作品。
セクシーな描写が多く、家族の前では見ずらい作品でもある。

アローン・イン・ザ・ダーク

面白くない。ラジー賞獲った映画でも、僕は好きな場合もあるけど、これは本当に面白くない。
懐かしい、クリスチャン・スレイターが主演。
結局跳ねなかったなあ、この人。
なんだか、途中、ミュージックビデオみたいな演出もあって、よくわからん。
人がどんどん死ぬだけの映画。

バーン・アフター・リーディング

面白い。コーエン兄弟の中でも面白い方だと思う。
面白おかしい群像劇。常に、コーエン兄弟の、いつものノーテンキな雰囲気が漂う。
出てくる夫婦、みんな浮気ばっかりしていて、一見愛がないんだけど、人間を描く目線に人間愛を感じる。
笑える映画。

ハート・ロッカー

面白い。戦争の恐ろしさと、使命感、昂揚感に狂う主人公を描いており、社会性が強い映画ですが、単純にエンターテイメントとしても楽しめるのがよい。
リアルかって言われたら、キャラクターや、軍隊の描き方など『グリーン・ゾーン』の方がリアルだと思う。でも、『フルメタル・ジャケット』のような、圧迫感と、迫ってくるような迫力がある。
女流監督と聞いてビックリ。あー、『ハートブルー』の監督かと聞いて納得。終わり方が同じで、世界観が似ている。

ソウ6

普通。いつものソウ。
タラコくちびるのおっさんも、おじいちゃんの奥さんも、とにかく、B級のニオイが強い役者が勢ぞろい。
5より、少しテンションは下がったと思う。

エアベンダー

面白くない。子供向け。
いつものシャマランを期待していると、がっかりする。
なんか、シャマランも、ファミリー臭が強く、ロバート・ロドリゲスっぽくなってきたように思う。
やっぱり僕は、いつもの、オチのあるシャマランが好きなので、これは、ダメでした。

そもそもアメリカのアニメが原作で、子供のためのものなんで、これはこれで、子供が見たら楽しいかもしれないけどね。