2011年12月12日月曜日

ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜

面白い。TVシリーズの中では、結構面白い方だと思う。
今回はなんといっても、新キャスト。
みんなモノマネというか、オリジナルに近い演技をしていて、僕なんかは年に1回TVスペシャルしか観ないので、1年前のことは忘れていて、ほとんど違和感がない。
今回起用された方々はベテランばかりで、プロの声優は本当にすごいと思います。次回以降、少しずつ新しいキャストならではの演技に変えていくのでしょうか。

さて、内容の方では、アクションの絵コンテ、作画がすごくて、もう、かなりめまぐるしい。ハリウッドの最新アクションっぽいっていうか、それをアニメならではの構図にしているというか、とにかく見てほしい。CGも、CGありきじゃなくて、最終的な絵ありきで作られています。
普通のなんでもないシーンで、細かくカメラを動かしたりして、とにかく、僕の世代の“普通”のカメラワークではありません。
ベテラン勢の仕事とは思えないぐらい、新しい感覚を感じました。

シナリオは割と普通です。アクション、カメラワークが飛びぬけている作品だと感じました。

2011年12月6日火曜日

シュレック フォーエバー

面白い。シリーズ中では一番かな。もちろん、全部見ての話。
日本語吹き替えで見ました。
結構泣かされてしまった。
「全てを手に入れているのに」というセリフが印象的。
当たり前の家庭や友達がいかに大切か教えてくれる作品。
この作品も長かったですね。楽しませていただきました。

9 〜9番目の奇妙な人形〜

まあまあ面白い。雰囲気のある絵作り、わかりやすいストーリーが特徴。
ティム・バートン的というか、『スカイキャプテン』なんかの絵が近いけど、マイナーすぎるか。
まあ、ダークな雰囲気で、いいんですよね。
ディズニー、ピクサーばっかり見ていると、たまに、こういうのは楽しいです。

BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail

アクションはすごいけど、面白さは普通。
ややこしいので、続けて見ないとわからない。僕は飛び飛びに見たので、話の細かいところ、ロックの狙いがよくわからず、物語を半分しか楽しめなかったように思う。
もう少しシンプルなアクションの方が、見やすいなあ。

2011年11月27日日曜日

神様のメモ帳

面白くないばかりか、ちょっとイラっとする。
まず、おとなしい主人公が、ヤクザの舎弟になって、子分たちに、●●さん!みたいに慕われる超展開が気持ち悪い。中2どころか、なにか飛びぬけておかしな欲求の具現化に感じる。
その後の展開も、とにかく、面白くない。くせに、エグいところもある。
とにかく、僕にとっては、かなり負の感情を掻き立てられる作品でした。
ラーメンだけはうまそう。

ダンタリアンの書架

面白くない。凄い力を持ったロリ娘の力を借りて、事件解決するパターンは、ゴシックに似ている。神様のメモ帳にも似ている。この手のパターン、流行ってるなあ。
萌えでもなく、推理ものでもなく、アクションでもない本作は、どこを楽しんでいいのか迷う。
ガイナックスにしては、演出なんかも普通で、はじけたところがない。
変な治さん回は、いつもながら楽しめる。

コップ・アウト 〜刑事した奴ら〜

あんまり。たまに笑えるシーンもある。
めっちゃ懐かしいリーサル・ウェポンネタを最後に持ってきてるけど、ちょっと古すぎじゃないかなあ。
若い人わからん。
黒人の奥さん役の人、可愛かったなあ。

借りぐらしのアリエッティ

普通。小品というか、コンパクトな作品。
最後の翔の台詞、「君は僕の心臓の一部」ってのが唐突で、言っちゃうか~、そんなこと!
みたいな作品でした。
あの台詞がすべてを台無しにしているように思いました。
小人と人間、相容れない2人の出会いと邂逅が主題なんだけど、そこがあんまり描けてないように思います。
冒頭の最初の「借り」が一番よかったかな。緻密な活劇で、楽しい。

2011年11月7日月曜日

フリージング

あまり面白くない。地上波で見たので、修正がすごい。なんだかよくわかんない。
いろんなアイデアを入れているんだけど、いろんな作品の寄せ集めのようで、斬新さがありません。
1アイデアでもあれば、もっと盛り上がったのに…
ネタを引っ張る最終回も、なんだか切ない。
とにかく、DVDやCSで、エロとアクションを楽しむ作品!

ラストエグザイル

まあまあ面白い。新シリーズを見たくて、この2003年版を借りてきました。
この時代は、GONZOも元気だったし、こういった大作が作られていた、なかなかよい時代だったのかもしれませんね。
キャラもメカもよくて、アクションもなかなか。基本的にすばらしい作品。
最近のアニメのように、安易に萌え、エロを入れることもなく、ストーリーを丁寧に描いています。

爆発的ヒットとならなかったのは、意外性がなく、2003年のものとしても、ちょっと古い感じがするからか。
良くも悪くも千明監督らしい作品。

2011年10月20日木曜日

BLOOD-C

なんか、普通。なんだろ、いいスタッフ揃えたわりに、全体的にスベッているような。
バトルものなんで、楽しめるのは楽しめるんだけど、とにかく、微妙な作品。
頭身の異様に高いCLAMPのキャラクターを、黄瀬さんが絶妙なバランスでアニメキャラにしており、とても危うい。作画がよいので、キャラは崩れないけど、スゴイ危うく見えます。

最後の謎解きも、驚きよりも、「そりゃないわ~」ってなる。
そもそも、女子高生がチャンバラをするという、食傷気味の設定で損をしているので、大分がんばらないと面白くならない。

梅津さんのオープニングは、やっぱりすばらしい。
グロ描写をがんばっていて、TVではほとんどカット。残念。
シンプルにアクションを楽しむ作品。

シュタインズゲート

こちらも完璧な作品。とにかく毎回面白くて、一気に見れました。ゲーム未プレイ。
僕は、特に序盤~中盤までがよかったです。
最後まで見て、1話だけもう一度見てみようと見てしまうと、次が気になって2話、3話ともう一回見てしまいそうになるぐらい面白い。
とにかく、ストーリーが面白い作品。

各女の子を攻略していくあたりは、ちょっと、やりすぎな感じがしました。
そもそも、そういうゲーム原作なので、まあ、いいんですけどね。

何度も同じ時間を繰り返すストーリーは、同じニトロプラスの、スマガによく似ていました。
でも、スマガよりさらに面白くて、隔世の感があります。
ニトロプラスは、もうエロゲ屋さんじゃなくて、ストーリー製造工場といった様相。
オープニングの歌もよかったです。

花咲くいろは

面白い。絵も話もよい、完璧な作品。
タイアップ臭がすごいので、最初、かなり斜め目線で見出したのですが、一気に最後まで見れました。
終始爽やかな印象ですが、最後だけ、ちょっと、もやっとした終わり方なので、見終わったあと、もやっとします。
西村さんの止め絵などを筆頭に、回によって、演出に少々ゆらぎがありますが、全体の流れがいいので、演出する人の癖が多少出てても、いい感じにまとまっています。
オープニングの躍動感が半端なく、仲居さんの仕事がめちゃくちゃいい動きで描かれています。

温泉地とのタイアップ先行の企画と思いますが、作品のレベルはたいへん高いです。
ただ、あからさまなタイアップで、ファンが集まるかが心配。
また、あからさまなエロも気になる。
作品はよいのに、こういった、ビジネス臭がスゴイのが気になる。せっかくいいスタッフを揃えて、いい作品になってても、なんか、素直に見れない、損をしている作品。

私は金沢に短い期間ですが住んでいたので、金沢弁が懐かしかったです。

2011年10月12日水曜日

TIGER & BUNNY

面白い。なんか、ゆったりしたペースの作品なんだけど、ドラマがよかったかなあ。
ロートルヒーローが主人公で、親近感が湧く。
実際、30歳ぐらいで、僕よりもかなり年下なんでしょうけど。
この作品はなんといってもヒーローごとにスポンサーがついていること。
ただのタイアップにとどまらない、次世代プロモーションの可能性を感じました^^
作画やドラマ作りなど、タツノコプロリスペクトな作品で、なんとなく懐かしい香りもあります。
それでも、斬新な部分も多く、少し毛色の違った作品として楽しめました。

バカとテストと召喚獣にっ!

まあまあ。1期よりこなれてきて、もっと楽しめました。
ギャグ回の中に、感動する回も入れてて、普通のライトな学園アニメより、見終わった後の印象が強い作品。
パステルタッチの大沼ワールドは、めちゃ手が込んでいて、楽しい映像でした。

まよチキ!

普通。破たんもなく、普通に楽しめる。
なんか、12話が最終回で、13話は急遽付け足したか、DVD特典のような感じでした。

よくできていますが、普通のハーレムアニメなので、大人は見ても見なくてもいい作品。
頭をからっぽにして楽しめる。

神様ドォルズ

普通。
なんといっても、オープニングの歌がいいんですよね~

歌の影響もあってか、序盤、なんか、すごいものを見せてくれる期待感があるんだけど、実は普通のアクション作品なんですね。これ。
それは、それで、普通に楽しめる作品です。
「2期あるある」詐欺?的な引きがすごくて、もう少し、普通に終わらせてくれた方が感じよかったなあ。

ノエイン もうひとりの君へ

普通。なんか、期待して古いのを頑張って観たので、期待しすぎたのかもしれないです。
真面目に作ってあるし、独自の世界観も構築できている。
量子力学?の話は結構わかりにくいんだけど、ストーリーを追うのには、問題ない。
このあたりも、脚本・演出ともに、よくできているからだと思う。
映像もよくて、気持ちの悪い、大きなモンスターが最高でした。
ただ、無駄なサイドストーリーも多く、独特の世界観で、ちょっと、エンターテイメントとしては乗り切れない作品でもありました。
松本憲弘さんがバリバリ作画しているので、好きな向きにはたまらない。

経営計画は1冊の手帳にまとめなさい

これもよい本です。うちも経営計画書を作ろうと思いますが、ちょっと先、それでも来年ぐらいでしょうか。
うちはいま、7人の小さな会社なので、日々の売り上げを少しずつ増やすことを目先に考えてしまいます。小山社長に、「すぐ作れ」と言われているような本。

絶対に会社を潰さない強い社員の育て方

参考になる。この本を参考に、うちの会社でも評価システムを作り始めました。
売り上げが低迷して、テンションが下がっているときに読みました。
中堅社員がなぜ漠然とした不安をかかえるのか、なぜ、社長が思うように発奮しないのかの問いに答えてくれる。
この本は、評価システム作りや、チームづくりがメインですが、小山社長がめちゃくちゃがんばってて、社員を引っ張っている事実も、ちらほら出てきます。社長ががんばることは基本。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

面白い。誰でもジョブズのようにはなれないけど、参考になるし、わかりやすい一冊。

秋ですね

しばらく更新していないうちに、季節が変わってしまいました。
風邪をひいてしまい、なかなか治らないことに、歳を感じます。

2011年9月28日水曜日

ゾンビランド

まあ面白いんだけど。
ビル・マーレイが出てくるからか、80年代映画のような、やんわりとしたハッピー感がある。
遊園地とかの舞台設定も、とにかく懐かしい雰囲気。
アクションや、ストーリーはよいので、この雰囲気が好きかどうか。ビル・マーレイ出さなくてもよかったようにも思う。

囮物語

面白い。今までの中で、一番怪談らしい話だと思います。
てっきり、撫子が暦お兄ちゃんをあの手この手で籠絡しようとするのを、暦お兄ちゃんが我慢する話と思っていたのですが、まったく違うハードな展開。
可愛いだけとか、結構辛辣な表現が多く、コンプレックスの強い巻でした。
次への引きとしては、結構いい感じで、期待感があります。
この後の展開が楽しみ。

ゼロの使い魔 20巻 古深淵の聖地

普通に面白い。いつもの感じ。ティファニア好きにはたまらない刊。
この夢のある物語を、癌と戦いながら書いていると思うと、胸が熱くなります。
ヤマグチノボルさんには、とにかく頑張ってほしい。

2011年8月17日水曜日

地球が静止する日

普通。なんか、序盤のワクワク感が最後まで続けばもっとよかった。
僕の若き日のアイドル、ジェニファーもおばさんに…
僕の劣化具合からすれば、まだまだいける。

ワイルド・オブ・ザ・デッド

普通。まあ、いける方。
バカバカしいノリで、何も考えなくていい。
ムチムチしたインデアンガールが、結構エロい。

アデル/ファラオと復活の秘薬

普通。
一見、アメリのようなガーリーな印象。でも、骸骨やヌードも出てくるので、なんともカテゴライズしにくい。結局、女優をどう可愛く見せるかに特化している映画のような気がする。
リュック・ベッソン、今度はこの女優と付き合うのかなと思わせる、フェティッシュな映画。

ナイト&デイ

普通。アクションにサスペンス、ラブコメディにハッピーエンドと、ハリウッドのファストムービーを地でいった作品。
まあ、普通に楽しめるけど、抜け切らなかったのが残念。

2011年8月10日水曜日

花物語

面白い。いつもと同じ読み口。羽川の語りは、大分印象が違ったけど、神原の語りは、いつものアララギ君とあまり違和感はない。
西尾さんは、この一年、本当に大変ですね。がんばれ~!

処刑人II

まあまあ。懐かしい映画の続編。
前作も、そんなに面白いってわけじゃなかったと思うけど、それよりは面白くなったように思う。
前作よりコメディ要素が増え、アクションもパワーアップ(しているような気がする)。
神の名の下に、悪人を撃ちまくる。
この手の映画は、コンビものの面白さなんかもあるはずだけど、この映画は、そういう掛け合いは、ほとんどない。代わりに、新キャラのメキシカンがいじられる。

ファイナル・デッドサーキット

まあまあ。『ファイナル・デスティネーション』シリーズは、最初のやつ以外は面白くなかったけど、これは結構楽しめました。
人の死に方はアイデアを感じる。まあ、あとはいつものパターン。
大掛かりな爆発など、CG丸出しで、映像的にはイマイチ。
そもそも、元が低予算映画なので、あんまり制作費をつぎこむのも、この映画らしくないんだけど。

TEKKEN -鉄拳-

普通。
ゲームは4ぐらいまではプレイしたと思う。
ジョン・フーのアクションがよい。
ケリー・オーバートンのコスが異様にエロい。原作どおり?
キャラはまあまあ似てたと思います。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

面白い。3Dで視聴。PART1は退屈だったが、こちらはよい。
小説と比べると、アクションや、合戦シーンは、やはり映画がよいと感じる。
逆に、スネイプ先生のドラマは小説の方がよかった。
最初は単純な悪役だったはずが、作品が進むにつれ、重要度を増すスネイプ先生。アラン・リックマンはかなりのプレッシャーだったと思う。

10年は感慨深い。
亡くなったリチャード・ハリス以外は、主要キャスト変更なしというのも、この映画に関してはすばらしい結果を生んだと思う。
たとえば、僕たちの子供時代に、『スターウォーズ』『バック・トゥー・ザ・フューチャー』『インディー・ジョーンズ』といった、思い出に残るエンターテイメント大作があったように、今の子供たちには、この作品が残る。そういうレベルの作品だと思います。

NINE

普通。
フレンチカンカンのシーンと、ラストシーンが結構ぐっとくる。
ラスト、爽やかな終わり方で好感。

96時間

かなり面白い。アクション、脚本、キャスト、すべてよい。
タイトルもパクリっぽいし、リーアム・ニーソンもおじいちゃんだから、まったく期待していなかったのに。

僕も7月に娘が生まれたので、娘のために戦う主人公に、肩入れしすぎたかも。
ハリソン・フォードの『逃亡者』と同じぐらい面白かったと思う。
突っ込むとしたら、主人公が強すぎることぐらい。30人ぐらいをCIAのよくわからない格闘術で、殺しまくります。
『パリより愛をこめて』もよかったし、ピエール・モレル監督とリュック・ベッソン脚本作品は、いまのところ面白いのばかり。

期待していなかっただけに、めちゃくちゃ当たりを引いた気がする。

2011年7月27日水曜日

ウルフマン

あまり面白くない。ディレクターズカットで視聴。
アンソニー・ホプキンスが出てきた時点で、あ~、こいつが狼男かな、母の死はそれを知ったショックかなと予想できる。実際、母の死は違っていましたが。
杖の伏線も中途半端だし、最後も普通に死ぬだけ。
狼男がロンドンの街を蹂躙するシーンは面白い。ドラマ作りがもう少し丁寧なら、もっとよかった。

2011年7月25日月曜日

ゾーン・オブ・ザ・デッド‏

面白くない。1次感染とか、システマチックにいくのかと思いきや、問答無用の殺戮。
ドラマも、アクションも中途半端。

パブリック・エネミーズ

普通。最後はカッコいいかな。
ちょっとダレる。
いい役者がいっぱい出ています。
マリオン・コティヤールはいい顔してるなあ。

スペル

あまり面白くない。サム・ライミがホラーに戻ってきたよ! と喜んでみたけど、僕は、『死霊のはらわた 』なんかに、あまり思い入れもなかった。
これは、とにかく、たいしたことない。最後のコインのオチがばればれすぎて、最後の20分間を棒に振っている。

かいじゅうたちのいるところ

あまり面白くない。おしゃれ映画。
音楽とか、映像が、すごいおしゃれで、フランス映画っぽい。

話は、まあ、あまり面白くない。
というか、よくワカラン。
基本的に、少年の成長物語です。
でも、よくワカラン。

Disney's クリスマス・キャロル

面白い。ジム・キャリーのオーバーリアクションが、この作品にぴったり。
キャラクターは全てCGモデル。モーションキャプチャーで、ジム・キャリーが1人何役も演じている。
原作はうろ覚えでしたが、やはり名作だけあって、面白いです。

何度も映画化されているけど、見たのはこれがはじめて。
本当に映画ファンなのか、自問してしまいますが、このロバート・ゼメキス版で初めて見て、ラッキーだったと思います。

2011年7月15日金曜日

涼宮ハルヒの驚愕

面白い。この内容なら、4年間待たされても、「ま、面白かったからいっか」という感じ。もう、文章がライトノベルではなく、普通の小説。
4年の間に、より内面的に、より理屈っぽく、谷川先生の作風が変わったように思う。
『涼宮ハルヒの憂鬱』が2003年なので、8年の間に、当時中学生だった人も大人になっているわけで、大人のための小説に生まれ変わった本作品には、好感が持てる。
読者の成長に合わせて、作風が変わるなんて、とてもすばらしいことだと思うし、リアルタイムで本策を読み続けている読者は幸せだと思います。
僕は、繰り返されるキョンの決意表明とたとえ話が多少うっとおしかった。ストーリー展開は、やはり面白い。「SFの王道やお約束なんて捨てちまえ」的なキョンの台詞は、谷川さんの決意表明か。とにかく、ここまで、新しいものを生み出すんだという気持ちが力強く伝わってくる作品は、読んでいて単純に嬉しい。
のいじさんのイラストも、線がはっきりし、よりアニメらしい絵に変わりました。4年の歳月はすごいな。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

面白い。長井監督は、僕が見た作品では、作風がはっきりしていると思う。現実ではありえない、アニメでしか描けない、独特の友情や、人間の描き方をする。作家性が強いか。

絵も演出も凄いけど、泣かせる気満々のストーリー展開が少し苦手。最初から死んでいるヒロインや、妻を失って、子供が引きこもっているのに、文句一つ言わずニコニコしているお父さんなど、とにかく、全てのキャラクターが泣かせにくる。わかっていても、やっぱり最終回は泣かされてしまった。
もう少しライトで、不意打ちで感動させてくれる作品の方が僕は好き。
『とらドラ!』『とある科学の超電磁砲』など、アニメらしい作品の方が見やすかった。
ただ、この作品は基本的にはすばらしい作品だと思う。

2011年7月13日水曜日

パンドラム

面白い。このジャンルとしては、当たりなんじゃないでしょうか。
何も考えることなく、単純に楽しめるB級SFとして、真面目に作られていて、しかも面白いと思います。
やっぱり、たまには、宇宙船の中で、グロいモンスターと戦わないとね。
デニス・クエイドも懐かしい。
全体的にキャスティングもよいです。
オススメ。

涼宮ハルヒの消失

面白いけど、ゆったりとした展開。
潤沢に予算があったようで、演出がめちゃくちゃ細かい。動きもすごい滑らか。
素晴らしいことなんですが、終盤、ある程度スピード感があった方がいいかなという部分も、きっちり作りすぎて、スピード感に欠けたと思います。キョンが自分と葛藤するシーンも、やりすぎに思える。演出過多とでもいおうか。
原作も大好きだし、この映画もよくできていたと思います。
ただ、ガツンとは来なかった。
もう少し短い尺でまとめた方が、僕はよかったと思います。

シェルター

あまり面白くない。正直途中寝てしまった。
ジュリアン・ムーアのサイコサスペンスというと、『ハンニバル』を思い出す。
あれよりも、だいぶ面白くないと思う。
でも、途中寝てしまったので、大きなことも言えない。
ちゃんと起きてた人のコメントを参考にしてください。

2011年7月6日水曜日

ジョナ・ヘックス

面白くない。途中何度か寝てしまった。
醜いダークヒーローは久しぶりに見た気がする。

2011年7月5日火曜日

ベクシル 2077日本鎖国

面白くない。
独特の雰囲気で、ストーリーも悪くないのに、テンポが悪いせいか、あまり面白くない。スピード感がないのが痛いなあ。アニメを見ているというより、面白くない邦画を見ている感覚に近い。
絵も、最近の作品にしては、あまりよくない。
がらんとした部屋に、会議テーブルがある序盤のシーンは、『ピンポン』の卓球台のカットによくにている。『ピンポン』はまあまあ面白かったのになあ。
アクション向いてないんじゃないでしょうか。
日本アカデミー賞も獲っている松雪泰子さんに、何故か柴咲コウ似のキャラの声をさせている。う~ん。

EX MACHINA -エクスマキナ-

普通。
ストーリが残念。早いうちから耳につけてるデバイスが怪しいとわかるし、医者が怪しいとわかるのに、ひっぱった挙句、普通に種明かしするだけ。
映像やアクションはよかったと思います。

眼鏡なカノジョ

面白くない。原作未読。珍しく関西の制作会社が中心となった作品。
3、4話はわりとよかったように思います。
せっかく4話分の尺が使えるなら、映画1本分なので、もっと野心的な作品を作って欲しかった。
ちょっとわかりませんが、おそらく京アニのような地方発信のアニメを、半分試験的に作ったのではないでしょうか。
こういう試みは、続けて欲しい。

よんでますよ、アザゼルさん。

まあまあ面白い。とにかく、2話までがかなり面白くて、あとは、ベルゼバブさんのウ○コネタが出てきたときだけ盛り上がる。最後もウ○コ。
とにかく、全て、ベルゼバブさんとウ○コが持っていってしまう、ゴールデンな作品。

星空へ架かる橋

面白くない。けど、ふられるヒロイン、円佳と伊吹に感情移入してしまって、「こうなったら、ゲームで2人とグッドエンド見てやるぜ~!」と一瞬思ってしまった。
単純なハーレムアニメと思うけど、ちゃんと作ってあるってことでしょう。
似た作品、『ヨスガノソラ』の方が絵の雰囲気はよかったけど、トータルではこちらの方が少し上と思いました。

緋弾のアリア

普通。序盤、映画『SPEED』や『男たちの挽歌』オマージュのアクションがよくて、ツンデレに、このストーリーを持ってきたかと、展開が楽しみでしたが、最初の2話のテンションを最終回まで越えることがなかったように思います。
おしいなあ。

エックスメン (2011年)

あまり面白くない。なのに最終回泣いてしまった。
プロフェッサーXの子供が出てきたり、シリーズ的には、かなり重要な作品だと思います。
あいかわらず、アクションはけっこうよいです。マッドハウスにしては珍しく、作画は日本中心ですね。
前のアニメのスマートなウルヴァリンが、この作品では声は同じなのに、いきなりブ男に。
ビックリですね~
マッドハウスの一連のマーバルシリーズ、舞台を日本にするのは、もういいんじゃないと思います。
なんか、X-MENたちが日本家屋でくつろぐ姿は、あまり見たくないなあ。

バンク・ジョブ

まあまあ面白い。『スティング』のような雰囲気だけど、血なまぐさいシーンも多い。
誰でもわかる、なにも考える必要のない、サスペンス。

サロゲート

普通。特殊メイクがここまで表に出てくる作品も珍しい。
メイクとCG処理による、20代のブルース・ウィリスが、一番の見所。
ワイヤーアクションが効果的で楽しい。
ライトな後味ですね。

涼宮ハルヒの分裂

面白い。驚愕が出たので、前作読み直し。
だいたい忘れてましたが、本当に途中で終わってるんですね。
この巻で4年もインターバル置くなんて、ひどいなあ。

神のみぞ知るセカイII

面白い。ライトな萌えアニメなのに、上質なつくり。絵もかなりきれいと思う。
オープニングは、新しい士郎正宗作品?的な、とにかく洒落たつくり。
「ギャルゲーならモブキャラ」の小阪 ちひろが町をなんとなく歩くシーンが好きです。

1期、2期通して、毎回ステージクリア的にヒロインを落としていくだけなので、ボリュームのある作品ではない。

2011年6月29日水曜日

エクスペンダブルズ

アクション映画としては、普通の面白さなんだけど、このキャストは見ておかないとダメでしょう。
とにかく、僕の青春時代から、最近まで頑張ってるアクションスターが勢ぞろい。
胸熱です。
最近のスタローン作品は、血の飛び散り方がよくて、とにかく、敵が派手に死にまくる。続編を考えると、登場人物を誰も殺せない制約の中で、なんとか、全員の見せ場を作る、難しい脚本だったと思います。
続編にも期待。

バンダム、ジャッキー、チャウ・シンチー、ドニー・イェン、ウェズリー・スナイプス、セガール、トニー・ジャーが出たら、もう、コンプリート! ですよね!

魔法使いの弟子

普通。思ってたより“まし”でした。
あえて見るほどではない。
主人公を物理オタクの3枚目にしたのは好感。
ヒロインのテレサ・パルマーはニコール・キッドマン、ナオミ・ワッツ似の正統派。
可愛いです。
ニコラス・ケイジも、まあまあカッコいい。

デュラララ!!

あまり面白くない。
評価が高いので早く見てしまわないとと思いながら、何度も挫折。
なんとか、最後まで視聴できました。
セルティは可愛いです。

スタイリッシュな音楽や映像はすごいけど、とにかく苦手な内容でした。
なぜ、この作品が苦手なんだろと考えるに、ティーン向け色が強すぎて、僕は、年齢的に受け付けなかったように思います。10代、特に女性向けの作品。
消極的な男の子が、実はネットではすごくて、「僕は数に頼る!」とかカッコいいんだか、悪いんだかわからんセリフを言ったり、おとなしい女の子が、実は剣を振りまわす強い子だったり。「実は」ばっかりで、その「実は」が幼稚に感じ、見ていて、とにかくむず痒かった。
前の『バッカーノ!』も、電車で「お化けが来る~」的なセリフを言って、パニックになる男の子が嫌で、挫折したので、成田良悟さんの作品が苦手なのかも。
原作読んでないので、これは余計か。

クオリティは高く、登場人物も面白い。
ワクワクしたり、感動するシーンもいくつかある。
ただ、かなり好き嫌いが別れる作品ではないでしょうか。

2011年6月27日月曜日

プリンセス・トヨトミ

まあまあ。人情味あふれるファンタジー。
かなりウェットな人情味溢れるストーリーで、どちらかというと苦手。でも、内容は面白いと思います。
とにかく、大阪地元愛に溢れていて、地方に住む人間としては、スカッとする内容。
現実世界では、ビジネスを中心に、とにかく、東京一極集中なので、こんな地域性、地元のパワーを感じる作品を読むと嬉しくなります。
家族愛、人間愛にあふれた本作は、だれにでも楽しめる内容。ただ、妄想というか、ファンタジー要素が強いので、リアリティを求める人には不向き。

アウトランダー

まあまあ面白い。まったく期待していなかっただけに、拾い物。
SF、剣劇、モンスターパニック、スプラッターなど、いろんな要素をミックスしていて、めちゃめちゃな映画になるのかとおもいきや、わりとキッチリまとまっている。
アクションものとしても、そこそこ面白い。映像も、みえみえの合成とかじゃなくて、ちゃんとしている。

最後、モンスターとの邂逅みたいなシーンがあって、たぶん、あのモンスターを逃がしたのは主人公なんでしょうが、その描写がないのが残念。まさか、あの花がモンスターってことはないでしょうねえ。
キャストも、ヒロイン以外はすばらしい。ヒロインは役柄的にはあの年齢でいいんだけど、ただのおばさんにしか見えないので、歳いってても、もうちょっと綺麗でセクシーな人にして欲しかった。
普通に楽しませてくれる、アクション映画でした。

トロン: レガシー

面白い。映像が凄い。
画期的で歴史的偉業だった前作に比べると、今の基準で飛びぬけることは難しいかと思う。
それでも、見て損のないエンターテイメント作品であることは間違いない。
敵のボス、クルーの顔は、CGなんですよ。凄すぎ!
本田圭佑似のギャレット・ヘドランドは、生意気そうな表情が、役柄にぴったり。
うちの環境は3D非対応なんだけど、こういうコンテンツがあるなら、3D環境が欲しくなってくる。

2011年6月22日水曜日

俺たちに翼はない

面白くない。最終回で少し持ち直したけど、だいたいグダグダ。『俺つば』の上澄みだけをすくったような作品。原作ゲームの面白さからすると、だいぶ差があると思う。
原作の面白さは、サイコサスペンスや、個性の強い登場人物、独特の台詞回しだと思います。
このアニメは、最初からネタを知っている人前提で、サスペンス部分はざっくりとしたつくり。アニメ的なデフォルメが行き過ぎて、台詞に集中できない。原作にない安易なエロや、ちゃらちゃらした演出ばかりが目に付き、話作りがおざなりな印象でした。
なんか、作品の準備段階で、「アニメ化するなら、明るく楽しい俺つばをやりましょう。エロやギャグを増やして、一般層にアピールしましょう。」みたいな、安易なプレゼンテーションがされているような気がしてなりません。
原作ゲームファンにはまったくアピールすることがなく、これ単体で面白いわけではないので、ゲーム購入にも繋がらないと思います。
『俺つば』ファンとしては、残念な作品でした。

2011年6月21日火曜日

ベスト・キッド (2010年)

まあ、面白い。今できる最高のキャスティングだと思う。
ジェイデン・スミスは親譲りの顔でかわいいし、フィジカルにも優れる。香港映画でおなじみの、あの人や、あの人も出ている。
ジャッキーが泣いた後に修行するシーンはとても感動的。
よい映画なんだけど、僕はどうも親の七光りが嫌いで、ウィル・スミスの写真がエンドロールに出てきた瞬間、テンションが下がった。
やっぱり、ジェイデンをねじ込んだ感が半端ない。『幸せのちから』とかは、ジェイデンも端役だったから気にならなかったけど。
今、もっとも血統のいい男の子、ジェイデン君なので、多少いじめられても、「はいはい」ってなっちゃう。全裸に剥かれて、ケツにシナチクを突っ込まれるぐらいじゃないと、同情できないなあ。
ジェイデン君は、もう少し違う形で、スクリーンで見たかった気がします。

2011年6月20日月曜日

バッド・ルーテナント

まあまあ。ヒューマンドラマ苦手だけど、これは、結構よかった。
どんどん最低野郎になっていく主人公が、一発逆転する様は痛快。
ニコラス・ケイジは、こういう役やると、マジ最高。
画面がホームビデオで撮影したような低画質。これが、この作品の場合味になっている。
途中、ドラッグで見る幻が笑える。クローネンバーグじゃないけど、なんか、そっち側の、よくわからん系の監督っぽい演出。
思ってたより面白かったので、割とトクした感じ。

ソルト

普通。アンジェリーナ・ジョリー、おばさんになった。
予想通りの展開だけど、アクションが結構よくて、見れる。
レンタルBDのくせに、ディレクターズカットとか入ってて、ちょっと面倒。

ディレクターズカットは、恋人が死ぬシーンとか、凝っている。
でも、別に、レンタルでどっちも見る人っていないから、困るんですよね。
別エンディングぐらいは見れるけど。

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

まあまあ。なんといっても、戦車でパラシュート降下するシーン。
馬鹿らしく、カッコよく。Aチームの理想を体現した映像だと思う。

リーアム・ニーソンのハンニバルはカッコよすぎかなあ。

2011年6月15日水曜日

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

わりと読みやすい。『もしドラ』からの流れ。流されました。

読む人の立場によって、よくわかる箇所と、頭に入ってこず、読み飛ばしてしまう箇所がある。
必要なところだけ必要な、マニュアルのような本。
また、しばらく経って、自分の立場が変われば、響く箇所が違ってくると思われる。

2011年6月13日月曜日

傾物語

面白い。これまでと雰囲気が違う。
SF要素が入って、目先が変わって面白い。
忍との関係に焦点を当てた作品。阿良々木君は、戦場ヶ原という彼女もいるのに、忍というパートナーもいて、ちょっと羨ましいなあ。
阿良々木君が不老不死に近い体を持っているなら、戦場ヶ原との関係が今後どうなっていくのか、気になりますね。
このシリーズは、バトル要素が高そうで、実は低いですねえ。
主人公が弱い、というか温厚で、しかも、主人公より強い登場人物ばかり出てくる。なので、阿良々木君は、「たたかう」コマンドを極力選ばずに、ここまできている。戦っても、負けることも多い。
主人公が戦って勝てば、簡単に読者を爽快にすることができるけど、それはしない。ちょっと物足らない、むずむずするような読後感が、このシリーズの特徴のように思います。
このまま、徹底的に弱い主人公でいくのか。でも、猫物語の最後は、バトルポイントが上がっている阿良々木君も登場するので、どうなることやら。

猫物語

面白い。活劇もふんだんにあるし、今回、羽川目線の話もあり、羽川ファン(私)には嬉しい。
続けざまに読んで、世界観に満腹ぎみだったのですが、今回のは、単純に面白かったなあ。
1つの世界観、同じキャラクターで、よく、これだけいろんな話が作れるものだと感動します。しかも、凄いスケジュールでリリースされてる。
同じキャラと世界観なので、「いつものノリ」みたいなのが出てきて、ちびまる子ちゃんみたいな、日常劇の雰囲気もあります。

羽川&戦場ヶ原が仲良くなりすぎのように思いました。
1人の男を取り合った二人が、こんな爽やかな友情を育んでいいんでしょうか。
物語中で、理想的すぎる人間関係ができていて、聖人たちの集いか、やたら我慢強い人たちの集いか。そのへん、気にしだすと気になる。
とにかく、次も楽しみです。

“文学少女”メモワール

普通。映画を補足する内容なので、映画を見てから見る作品。
こちらもキッチリ作ってある。

作中でもっとも感じのよいヒロイン、ななせをフィーチャーしたⅢは、ななせファン(私)には嬉しい。

劇場版“文学少女”

普通。きちんと作ってある作品。僕のようなアクション好きには少し辛い。
根幹になるのが、陰鬱なストーリー。最後は明るいですが、これが、好みを分ける作品だと思う。
普段、何も考えなくてよい爆発ばかりの作品を見ていると、見るのがちょっとしんどい話ではある。
ただ、途中で止めるようなことはなかったのは、よくできているし、そこそこ面白いんだと思います。

日常劇なんだけど、「文学少女」こと、天野 遠子だけ、本を食べるという、ファンタジックなキャラ設定。
作品のアクセントになっているし、花澤香菜さんが演じることで、かなり印象に残る強烈なキャラになっている。ただ、なんか、上手い声優ばっかりで、作品の内容もあり、全体的にちょっとあざとい印象もありました。この手の作品には、「さりげなさ」が必要と思います。演技も、演出も、全体的に、巧すぎるのか。

受身のおとなしい主人公がモテまくる、ラノベらしい基本設定。この作品は文学に焦点を当てているので、個人的には、暗い文学青年は、モテない、もんもんとした日々をすごして欲しいものです。

真面目な青春もので、好感度は高いです。
見るのは、多少しんどい。

ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド

普通。最終回に向けて、もっと盛り上がれば、もっとよかった。中盤までがよいと思いました。
なんか、面白くなってきたなあと思ったら、すぐ、最終回みたいな、ちょっと「あれっ?」っていう感じでした。主人公の気持ちに乗り切れなかったのかなあ。
懐かしい『フレンズ』が主題歌。元レベッカの人が音楽担当とのこと。スピード感のある内容には合ってると思いました。
舐めるようなカットなど、シャフトっぽい演出も、この作品には合っていたと思います。
やっぱり、話がもう少し盛り上がれば…

ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション

面白くない。古いタイプのハリウッド・アクション映画。ヴァン・ダムもドルフ・ラングレンも、老けている。とくに、久しぶりに見たドルフ・ラングレンは、初老を感じさせる。うちのおじいちゃん、生前はあんな感じだったなあ。
このシリーズ、最初からそんなに面白くなので、いつもどおりともいえる。

2011年6月1日水曜日

神魂合体ゴーダンナー!!

面白い。荒いけど、面白い。
ずっと、最初の方しか見てなかったんだけど、やっと全部見れました。

新婚+ロボというバカバカしいネタと、お色気&メカアクションの作品で、良質。
話も面白いし、絵もすごい。ちょっと前の作品なんだけど、作画スタッフが、毎回すごい。
今は作監レベルの人ばっかり出てくる。
たまに、荒っぽいけど、そんなの気にならない、楽しい作品。
必ず静流に萌えてしまうであろう作品。
セクシーな描写が多く、家族の前では見ずらい作品でもある。

アローン・イン・ザ・ダーク

面白くない。ラジー賞獲った映画でも、僕は好きな場合もあるけど、これは本当に面白くない。
懐かしい、クリスチャン・スレイターが主演。
結局跳ねなかったなあ、この人。
なんだか、途中、ミュージックビデオみたいな演出もあって、よくわからん。
人がどんどん死ぬだけの映画。

バーン・アフター・リーディング

面白い。コーエン兄弟の中でも面白い方だと思う。
面白おかしい群像劇。常に、コーエン兄弟の、いつものノーテンキな雰囲気が漂う。
出てくる夫婦、みんな浮気ばっかりしていて、一見愛がないんだけど、人間を描く目線に人間愛を感じる。
笑える映画。

ハート・ロッカー

面白い。戦争の恐ろしさと、使命感、昂揚感に狂う主人公を描いており、社会性が強い映画ですが、単純にエンターテイメントとしても楽しめるのがよい。
リアルかって言われたら、キャラクターや、軍隊の描き方など『グリーン・ゾーン』の方がリアルだと思う。でも、『フルメタル・ジャケット』のような、圧迫感と、迫ってくるような迫力がある。
女流監督と聞いてビックリ。あー、『ハートブルー』の監督かと聞いて納得。終わり方が同じで、世界観が似ている。

ソウ6

普通。いつものソウ。
タラコくちびるのおっさんも、おじいちゃんの奥さんも、とにかく、B級のニオイが強い役者が勢ぞろい。
5より、少しテンションは下がったと思う。

エアベンダー

面白くない。子供向け。
いつものシャマランを期待していると、がっかりする。
なんか、シャマランも、ファミリー臭が強く、ロバート・ロドリゲスっぽくなってきたように思う。
やっぱり僕は、いつもの、オチのあるシャマランが好きなので、これは、ダメでした。

そもそもアメリカのアニメが原作で、子供のためのものなんで、これはこれで、子供が見たら楽しいかもしれないけどね。

2011年5月25日水曜日

STAR DRIVER 輝きのタクト

すごいんだけど、面白くない。もしくは、普通のレベルにとどまる。
男性オタク、腐女子、ロボット好きなど、あまりにターゲットを広く取りすぎているように思いました。
セクシーな女の子がたくさん出てくるかと思いきや、BL要素もある。女の子や、BL重視かと思いきや、毎回敵メカが出てくる、古典的なロボットものでもある。最終回は、今石さんなどが、熱い作画をしている。
このあたり、ともすれば、相反するものを、どん欲に取り込みすぎてせいで、「この作品て何? どんな人にオススメ?」っていう問いに答え難い。

送り手側が、「ぜんぶ用意しました。見る人が、自分たちで好きな個所を見つけて、楽しんでください。」というスタンスの作品のように思えました。ここが、『コードギアス』のような、全部入りだけど、作品としての面白さも強い作品と比べ、だいぶ落ちる原因になったと思います。

また、すべてが高レベルに計算されていて、たしかに、盛り上げてくれるんだけど、計算が少しでも見えるとさびしくなってしまう。つまり、僕は、そこまで、作品に入り込めませんでした。

この作品は、すごいのに、面白くない。面白いって、難しいなあ。

アンダーワールド ビギンズ

まあまあ。
シリーズ中では、まあ、一番良かったかな。
ビル・ナイがメイキングでしゃべってるんだけど、メガネかけてて、あまりに普通のおじいさんだったので、最初、プロデューサーかなんかと思った。
映画では、だいたいワイルドなイメージなので、びっくり。
あの、眉間にしわを寄せた険しい顔は完全に演技なんですね。名優だわ。

パラサイト・ドールズ

面白くはない。古い作品ですが、なんとなく、気になったので視聴。
劣化版『甲殻機動隊』ともいえる。
3話構成で、制作年が異なるのか、最後の3話目だけ、やたらクオリティが高い。
いわゆる、『ブレードランナー』系の、リアルなアンドロイドを描いた作品。
シナリオも、なんかちょっと古臭い。同じようなことを、『甲殻機動隊』のTV版で、かなりハイレベルな作品として見ているので、この作品になにかを感じることはない。
3話目に関しては、絵がよくて、現在でも通用するレベル。
恩田さんのキャラもよく、3話目には見どころも多いと思いました。

エスケイプ・フロム・リビングデッド

面白くない。こっちは、低予算で、普通に面白くない。
ロメロ先生の『サバイバル・オブ・ザ・デッド』よりも、さらに少ない予算だと思われるが、大御所の先生が、あれぐらいの予算で、面白いのを撮ってるんだから、若い監督には、予算はなくても、根性とアイデアで面白い作品を作ってほしい。

ドキュメンタリー形式でゾンビをやろうというアイデアは、あり。
ただ、破たんしまくって、何がやりたいのかわかんない。

サバイバル・オブ・ザ・デッド

面白い。御大が撮ると、金なんぞ使わなくても、これだけ面白い映画が撮れる。
しょーもない作品ばっかり作っている人には見習ってほしい。

とにかく、低予算だろうと思われる映画なんですが、シナリオや役者がよく、面白い。
やっぱりロメロはすごい。

ゾンビ映画の面白さは、人間をどう描くかだと、再確認。
ロメロは天才ですね。

プレデターズ

面白い。ここしばらくの、SFアクションでは一番楽しめたかな。
2、3とシリーズを重ね、とにかく、面白くなくなっていたこのシリーズですが、この作品で、汚名返上しました。
あくまで、見たら、すぐ忘れる、ノーテンキなアクション映画ですが。

いつもなら、主人公以外はプレデターに簡単に殺されるんだけど、この映画は、すべての登場人物が簡単に死なない。全世界から選りすぐられた戦士たちが、人間の底力を見せつける。
それが一番の見どころ。
ジローラモのような顔の主人公が、最初ミスキャストかと思いきや、最後ムキムキの肉体を見せて、がんばる。
作り手の方向性がはっきりしていて、好感が持てる映画でした。

パリより愛をこめて

面白い。期待していなかっただけに、よかった。

パッケージだと、いかにも真面目なサスペンスなんだけど、実際は、バカアクション映画。メタボぎみのトラボルタが、セガールばりの強さで、敵を殺しまくる。
全体的に、アクションがいい。
オススメです。

また、のんびりFXをはじめてみました

仕事が忙しい時期が多く、投資はあまりしないのですが、今は、円が高いので、ひさしぶりにFXを始めてみました。
といっても、レバレッジ1倍ちょっとと、FXのメリットはまったく使っていないので、のんびり、スワップポイントで資産運用ですね。
大きく儲からないけど、のんびりやれるので、自分にはちょうどいい。
値動きを見ているだけでも楽しいです。

2011年5月18日水曜日

もしドラ

普通。最終回など、野球の作画がよかった。
一番嫌だったのは、ちょっと前のケータイ小説のように、割と軽いタッチで友達が死ぬこと。
なんか、ムリやり泣かせる感じで、いただけない。
これ、死ぬ必要あったのかなあ。

また、ノーボール、ノーバント作戦は、面白いと思ったけど、WBCで緻密な野球をして、世界一になった日本を見てるので、ちょっと、乗り切れなかった。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

普通。『ハリー・ポッター』の映画で、一番ダメ。なぜなら、半分だから。
今までの映画は、原作1刊を、3時間程度に収めるため、怒涛の展開をしており、捨てられる原作エピソードも多かったものの、映画としては、それが、よかったのだと確認させられた。
この映画は、詰め込まなくてよい分、まったりとした時間が長く続く。間延びして、残念な感じでした。
イギリスの美しい景色がまったり、盛りだくさんでした。

グリーン・ゾーン

普通。こういう手持ちカメラの映画は、激しいアクションシーンが見にくいし疲れる。
こんなのばっかりになるとしんどい。

アメリカ自ら、過去の陰謀を告白するサスペンス。
イラクに大量破壊兵器があるという嘘を暴く。
この作品のマット・デイモンのように、体制の中にあっても、正義を貫く姿は、僕たちがかつて憧れた、アメリカ人の姿だと思った。
カウボーイ!

トイ・ストーリー3

確実に面白い。
もう、ピクサーの仕事は完璧すぎて、言うことがない。
笑えるし、泣ける。

2011年5月11日水曜日

ウォッチメン

まあまあ。一風変わったヒーロー映画。

いろんなヒーローが出てきて、ちょっと、ダイジェストっぽい。端々で、アイデアがある。
僕はザック・スナイダー監督が好きみたいです。

ウルヴァリン

普通。好きな方向性。

これ、見忘れてたので見ました。何も難しいことはない、SFアクション。
いろんな特殊能力が楽しい。

30デイズ・ナイト

普通のモンスターパニック。

極夜なんて言葉、この映画で知りました。白夜は有名なんだけど。
極夜にバンパイアが暴れる、思いつきそうで、これまでなかった映画。
もう少し、バンパイアとの戦いに、サスペンスやギミックを増やして、面白くできたように思います。人間ドラマをいじるとか。

ラストシーンが、結構いいです。
カッコいい。

シャッター・アイランド

普通。ドキドキはさせてくれる。

ネタバレだけど、最後、主人公の頭がおかしかったっていうオチなんで、それまでの戦いが、すべて空虚なものになってしまう。ディカプリオが、騙されたあとに、やっぱり、陰謀だと気付いて、悪者を殺しまくってほしかった。けど、それじゃ、どこにでもある映画になっちゃうから、難しい。
オチじゃなくて、過程でドキドキするタイプの映画ですね。

マーティン・スコセッシが撮ると、ディカプリオ、タフガイに見えるんですよね。
なんだろ、髭のせいかなあ。

ノウイング

普通。ニコラス・ケイジに期待しすぎた面もある。

まあ、普通には楽しめます。子供ができて、こういう映画はどうしても泣いてしまいます。

インセプション

面白い。真面目なアクションなので、ちょっと苦手なんですが。

けっこう革新的な映画だと思います。ホテル内で、無重力でアクションするシーンは、見ごたえがあります。3階層目、雪山のアクションが、あまりよくない。あまりに普通のアクションすぎて、それまでのテンションがガクっと下がります。
あとは、いい感じ。
レオナルド・ディカプリオは、髭ないと、ベビーフェイスですね。とても、幼く見えたのが、少し残念。
渡辺謙、いい役もらっています。

バイオハザード4

普通。

序盤、いきなり主人公が、スーパーマンから普通の人にされてしまうご都合主義で、大丈夫かなと思いましたが、なんとか、最後まで普通に楽しめました。
ゲームキャラの、クリスとクレアが活躍。ただ、ゲームファンからすれば、ボスは、最後デカいモンスターに変身してほしかった。ゲームのほう、いつもそうじゃないですか。なんか、予算の都合を感じてしまいました。

ミラ・ジョボビッチは、このシリーズが代表作のまま、おばさんになっちゃいましたね。
いいのかなあ。

夢喰いメリー

普通。コンパクトに、しっかりまとまった作品。原作未読。

山内重保監督なんで、多少難解で、ハードな作品かと思いきや、おそらく原作どおりの、わかりやすいエンターテイメントでした。
とにかく、普通の面白さですが、エンギにはちょっと萌えます。なんか、凛とした、あの手のキャラクターは、ワンパターンなのに、おっさんも萌えを喚起されます。
夢の世界なんかもよくできてるんだけど、同じクールの『魔法少女まどかマギカ』の魔女の世界のつくり込がすごすぎて、ちょっと不利なネタだったかなあ。

魔法少女まどかマギカ

面白い。
ハッピーでピースフルな魔法少女ものを、リアルで残酷な世界観で描く斬新な作品。

この見せ方は、なかなか思いつかないし、面白いアイデアでした。脚本もよく、新房監督の作り出す世界観もすごい。新房監督の前のクールの作品は、ギャグ2つで、テンションもそれほど上がらず、もういいかなあと思っていた矢先、「やっぱり新房監督の作品は、見とかないと」と再認識。
魔女の世界が、おどろおどろしく、芸術的で、美しい。
最後、まどかのスーパーパワーで世界を変えてしまう、ちょっとご都合主義でもありましたが、まどかは復活せず、友達も死んだまま。ハッピーエンドを意図的に避けています。ただ、見終わった後味はよく、なんとなくハッピーな終わり方。これって、だいぶ計算されてて、なかなかの“さじ加減”ではないでしょうか。
面白い話に、完璧な映像が乗っかった作品でした。
残酷な話がダメな人以外は絶対楽しめるアニメならではの作品で、これを楽しめないと、何を見ても駄目でしょう。

放課後のプレアデス

短いプロモーションアニメ。面白い云々の作品ではない。

ストパン2で“いい仕事”をしていた、佐伯昭志監督なので、1クールとか、もっとしっかりした作品で見たいです。
キャラは、これも『けいおん』に似ている。2010年代を代表する絵柄になっていくんでしょうか。

テガミバチ REVERSE

普通。子供が安心して見れる内容。

ゴーシュを探す展開にも決着がつき、これで、ようやく、パッケージされた感じ。
破たんもなく、問題のない作り。最終回近く、複数の場所で話が進行するときに、ちょっと時間・場所のつなぎがうまくいってないように感じました。
ラグの正体や、お母さん、人工太陽など、なぞは残りましたが、連載とちゅの作品なので、これで、十分完結していると思います。

ぬらりひょんの孫

面白くない。原作既読。
西村純二監督と、福山潤のダブルジュンジュンに釣られて視聴。

真面目な西村監督が、原作を真面目にアニメ化した感じ。原作も普通のジャンプ漫画といった感じで、それほど面白いとは思いません。
基本的に原作どおり。この面白くなさは、原作起因のような気がします。
これは、子供のためのアニメなので、深夜で、大人向けにやること自体に無理がある。話の分かりやすさや、キャラ、絵柄、色など、すべてが子供向け。大人の視聴するものではない。
演出では、3代目襲名のシーンがよかったです。また、妖怪のおどろおどろしさも出ていた。雪女の可愛さも原作通り。原作のよいところはだいたい引き出せていたと思います。

福山潤さん、昼間のぬらくんは、もっとショタな感じでいくかと思いきや、結構カッコいい声。高校生の設定だし、昼間のぬらくんも、別にヘナチョコではないので、この演技なんですね。

原作が好きな子供が楽しむためのアニメでした。

2011年4月27日水曜日

とある魔術の禁書目録Ⅱ

まあまあ。1期より、世界観に愛着があるので、楽しい。
絵はきれい。

1期は面白くないと思いましたが、『レールガン』も含めると、かれこれ50話ぐらいこの世界観を見ているので、さすがに馴染んできて、キャラクターが動くだけでも、そこそこ楽しめるようになってきた。
中2作品の代表ということで、おっさんにはちょっと辛いんだけど、まあ、それも、慣れたかな。

ストーリーは相変わらず短編をいくつか繋いだ形で、シリーズ通して「ガツンと面白い」印象ではありません。また、それぞれのシナリオが、さらに難解になって、思わせぶりな伏線が満載され、なんとなくカッコいい感じの専門用語が飛び交います。全体的に、シチュエーション重視でストーリーが作られており、あれだけ凄惨な戦いをした、上条ちゃんとアクセラレータが、電話だと本人たちと気づかないなど、カッコよければなんでもあり、カッコつけれたらOK的な作品です。
そのあたりを割り切っちゃうと、結構楽しめる気もします。
とにかく、主人公がモテたり、御坂にやきもちを焼かれたり、カッコいいセリフを吐いたり、そんなシチュエーションを楽しむ作品。
上条ちゃんの中2的ほえずらも、結構なれてきて、だんだん、「あれ? この子、カッコいいこと言ってる」みたいに思っちゃいました。
なんだかんだ言って、最終回まで70話以上付き合ってきたキャラには、思い入れがあります。
2期のオープニングはこれまでにない雰囲気で、特に序盤のインデックスの笑顔から、モノレールの下を走るカットまでが秀逸だと思いました。音楽と絵のシンクロで、かなり気持ちいいです。

また、この作品はこのクール、「みんな見ている」作品になっているので、「一応押さえておかないといけない」作品でもありました。
何年も残る作品ではなく、あくまでライトな作品。
あまりの中2作品だけに、リアルな中2の人が見たら、「すごい面白い」かもしれません。

2011年4月21日木曜日

フラクタル

まあまあ面白い。わかりやすい活劇。いろんな名作のパロディになっている。

人気者の山本寛監督が、次何をやるか、アニメファンは気になっていたところ。以外に手堅くまとめてきたという印象。
活劇も「エッチ」連発のギャグも楽しく、わかりやすいエンターテイメントになっています。
演出も凄い。丁寧だし、凝っている。キャラクターも魅力的で、花澤香菜さんの演技が凄く、他の人がやると、ネッサはちょっと「ウザい」キャラになりそうなところが、可愛く思えました。
各キャラクター、個性もあるのに、さらっと演出されている。さらっとしていて、泣くようなシーンはありません。ライトで、爽やかな後味になっています。

管理社会VS自由、文明批判、自然賛美になりそうで、ならない。主人公がオールドテクノロジーと呼んでいる、現在の僕たちの文明社会を賛美している。これが、切り口としてはありだし、すごいわかりやすいんだけど、すこしスッキリしなかった。文明を肯定しながら、人間本来の生き方も重視していく。これって、現実社会の実際。主人公の敵ってなんだろうと思ったときに、敵はいなかった。スッキリ感がちょっと少ないのはそのせいかも。ただ、好きな人を守りたい。それは、努力の末報われるので、爽やかな後味になっているのかなあ。

悪漢のバローが、ヒロインと愛し合っていると主張しているくせに、ヒロインを処女検査するシーンがあったり、結局、ヒロインは何が汚れているのかよくわかんない。本番を除く、ギリギリの交渉をしていたということでしょうか。この一連のエピソード、アニメファンの処女信仰に対する「あてつけ」のようにも感じました。『かんなぎ』のヒロインが処女がどうかで、ファンが盛り上がったことに、山本監督も何か言いたいことがあったと思います。
たしかに、アニメファンが処女性に固執しすぎる傾向は、少しいきすぎと思いますが、もし、それに対する意見を作品に入れているなら、ちょっとごちゃこちゃする思いました。
さすがに、それはないのかもしれませんが、引っかかるエピソードではありました。
このストレートな作品に関しては、ヒロインは16歳の処女でよいです。

この作品をどう評価するかは、過去の名作アニメ作品にかなり酷似していることを、どう考えるかだと思います。『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』に加え『不思議の海のナディア』『エウレカセブン』にも近い。また、お父さんとの出会いは『ガンダム』のサイドセブンのエピソードにも似ています。
アニメのオーソリティ、山本寛監督らしい気もしますが、ネタ元が少し有名すぎて、視聴中どうしても気が散ります。
あまり情報誌など見ないので、この作品がなぜ過去作品をなぞったのか知りませんが、オーソドックスな活劇、ボーイ・ミーツ・ガールを作るなら、この形が一番という答えなのか。
ただ、作品評価において、一般的にオリジナリティはかなり重視されると思います。アクション・活劇重視の僕でも、オリジナリティの高い作品は、やはり「ひと味」違うと感じます。『電脳コイル』は活劇ではありませんが、まぶしいオリジナリティで、見た後に「何か」残ります。『東のエデン』はオリジナリティも高く、しかもエンターテイメントしても面白いので、当然評価が高くなります。
この作品は、「あの作品たち」に似すぎていて、せっかくある、オリジナリティも覆い隠されているように思いました。

ピクサーの作品は、毎回オリジナリティとエンターテイメントを両立していて、それは、長期間じっくり作れるだけの資金力、興業力に裏打ちされている面もある。日本のアニメ業界は、常に作り続けていないとメシが食えない。そんな中でクリエイターは奮闘しているので、そのうえ、輝くオリジナリティを要求するのは酷かもしれません。
また、山本寛監督も、その過激なパフォーマンスとは裏腹に、オールジャンル作れる、万能型の監督を目指しているように感じます。そんな監督に、オリジナリティ=作家性を求めるのもお門違いかもしれない。
それでも、ダンスや過激な言動でファンを楽しませてくれる山本寛監督には、すごいものを作ってくれる期待があります。
次も期待しています。

2011年4月20日水曜日

バクマン。

面白い。原作の面白さそのまま。ジャンプ連載で原作既読。

『ふたつの地球』が全部読めたり、『ラッキーマン』オープニングの金田オマージュ、『超ヒーロー伝説』オープニングなど、アニメならではの演出もたくさんあり楽しい。
キャラが、コミックと同じなのに、ニュアンスが違う。同時期に放映していた、『STAR DRIVER 輝きのタクト』の方が、小畑先生の特長をつかんでいるような気がする。なぜか。
アニメと連動して、マンガ連載に中井さんが復活したり、けっこう狙ったこともしています。
どの歌もバクマンのイメージで作られていて、しっくりくる。
あと、そこはもう、ジャックじゃなくて、ジャンプでいいように思います。残念な大人の事情。

気になるのは、マンガとまったく同じ感覚なこと。「それならマンガでいいよね。絵も安定してるし。」となりかねない。
マンガと同じ感覚ってすごいことなんだけど。それが狙いだろうし、そこは成功なんでしょう。

この作品は今の時代背景じゃないと、100%楽しめない作品だと思います。ぜひ、リアルタイムで見て欲しい作品。というより、やはりマンガの方を読んで欲しいとなるので、アニメとしてマンガ以上にはなっていないか。アニメも見れたら見たらいいんじゃないというぐらい。

2011年4月18日月曜日

装甲悪鬼村正

面白い。暗く残酷な世界観が魅力。
エロいシーンが短くて、僕のようなストーリー重視のユーザーには、嬉しい。
血みどろの世界観で、最初ブシュってなったときに、何が起こったのかわからなかった。エロゲはそんなにやってないのですが、わりと異色な作品ではないでしょうか。

シナリオがよく、かなり作りこまれた世界観を堪能させてくれます。史実と異なる、もうひとつの日本の歴史が展開されるのですが、微妙に現実の世界とリンクしており、変な話ですが、「歴史の勉強になる」作品です。特に、支配層の思惑がデフォルメされて描かれるので、わかりやすい。
主人公と光の関係性やドラマの展開、ヒロインたちそれぞれのシナリオも、よく計算されていて、だんだん謎があきらかになっていきます。いろんなアイデアをこれでもかとぶち込んでいて凄い。

メカの描写が、ダサいのとカッコいいのライン上で、ギリギリカッコいいに入っていると思いました。人間の熱量で空を飛ぶというのに、最初違和感を感じましたが、それは、世界観に入り込むにつれ慣れました。ただ、「電磁抜刀」を「レールガン」と読ませてしまうのが、ちょっとカッコ悪いなと思いました。この「レールガン」という言葉が、最近どうも安売りされており、あまり必殺技名にはしないほうが無難だと思いました。企画がスタートした3年前は、そこまで安い言葉じゃなかったのかもしれません。
ごてごてしたメカのデザインも、ギリギリカッコいいラインで、このギリギリさが、この作品の特徴かもしれません。

面白くて、カッコいい世界観を持った作品ですが、全体的に、結構危ういバランスの上に成り立っている気もします。

ちなみに、このゲームはゲームパッド未対応なので、これのお世話になりました。
パッドdeパソコン

IS 〈インフィニット・ストラトス〉

面白くない。ライトなメカもので見やすい。原作未読。
女の子のいっぱいのハーレム作品で、このパターンはただでさえ損してるのに、シナリオに特徴もなく、残念な内容に。

最終回のアクションは爽快感があって、かなりよい。背景、爆発の作画、CG全てよく、気持ちいい。美しい背景の中を縦横無尽に飛ぶISを見ると、原作ファンはかなり嬉しいことでしょう。
アニメ単体では、面白くないと思います。でも、以外に人気あるんだよなあ、これ。若者向きかな。

2011年4月12日火曜日

テイルズ オブ グレイセス エフ

シリーズ中、普通。
なんか、普通。
前の『テイルズ オブ ヴェスペリア』の出来がよすぎた気もする。

ボーダー

面白くない。おっさんスター2人ががんばった。
見ていると真犯人が2人に絞られ、あー、やっぱりそっちでしたー、みたいで、驚きも特にない。

イングロリアス・バスターズ

まあ、面白い。ノーテンキで、暴力的。
僕は別にタランティーノ信者じゃないけど、やっぱり面白いなあ。
なんか、もう、この世界観は凄いんですね。
ばかばかしくて、エキサイティングで、たまらない気持ちになる。
女優の扱いにだけ、愛がある。

パラノーマル・アクティビティ

あまり面白くない。びっくりさせられる感じの映画。
同じような触れ込みの『ブレアウィッチプロジェクト』よりは、だいぶまともなホラー映画だと思う。
ホラー好きなら、普通に見れる。
低予算のせいか。ほとんど出演しっぱなしの女優が太ってて悲しい。
彼女がもっとセクシーなら、もうちょっといけたのに。

アイアンマン2

普通。わりと好き。
僕も歳だし、この作品は見終わった瞬間に内容を忘れる映画で、それでも、見ている間は楽しめる作品。
次作品のキャラが活躍しすぎ。
ちょっと出演にして欲しかったなあ。

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

面白くない。アメリカの中2病全開作品。
実力不相応の妄想を抱くことは、国問わず、若者の特権のようです。

面白くない上に、僕らの世代には使い古されたギリシア神話ネタ。アクションもなんか、イケてない。『タイタンの戦い』の方が、だいぶよい。

カールじいさんの空飛ぶ家

面白い。泣く。最初の10分で泣く。

スタッフがいいので、面白いとは思って、かなり期待していたけど、その110%ぐらい面白い。
期待を超えてきます。
組み立てが素晴らしく、老人が過去の幸せな思い出から、一歩踏み出すまでの流れがスムーズ。完璧に計算されつくされた映画。
活劇や、コメディとしても、一級品で、幸せな気分になれる。
世界のトップクリエイターの素晴らしい作品。

G.I.ジョー

まあまあ。何も考えないで楽しめる。
玩具のことを何も知らないし、思い入れもないけど、アクション映画として普通に楽しい。
パワードスーツのカーチェイスが一番印象深い。
なんだかんだいって、僕はこういうノーテンキなアクション映画が大好きなんですよね。

トリコ×ワンピースコラボスペシャル

まあまあ。お祭り企画としては、よくできている。
画面で動くトリコを見れて嬉しい。

フォークァー!

ウルヴァリン (アニメ)

面白くない。古臭い。
アクションはいいけど、シナリオがちょっと。
前のアイアンマンの方が、よかったかなあ。

お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!

面白くない。元永慶太郎監督に釣られて視聴。

絵が特徴的で、90年代にこんな流れがちょっとあったように思います。
緩急つけた演出で、笑えるシーンも多いけど、「兄と妹」という軽いテーマで、ストーリー性も薄く、楽しめない。
いくら監督がよくても、シナリオがこれじゃ、ヒットは望めない。
絵も可愛くなく、むしろエグイ。
まあ、軽く流し見する作品です。

これはゾンビですか?

まあまあ面白い。
ゾンビとか、魔装少女とか、変わった切り口で楽しめる。
セオリーを外しているのが魅力の作品。
演出、作画もよいです。
ただ、最終回に向けての盛り上がりが、ちょっとよくわかんない。
ぼ~、と観てたからかなあ。
なんとなく、ごちゃごちゃして抜け切らない。
最後に爽快感とカタルシスがあるエンディングがこの作品にはふさわしいと思います。

偽物語

普通。
まあ、飽きさせないようにがんばってくれてるので、そこそこ楽しめます。
好みでいうなら、活劇の少ない本作は苦手。

のぼうの城

面白い。上巻の最後あたりから、わくわくする。
合戦シーンが魅力。
実際に現地へ行ってみたくなる小説。
キャラクターは魅力的なんだけど、いろんなアニメをよく見ている人にはありきたりなキャラが多い。テンプレキャラが多い中、主人公の「のぼう」だけは、異彩を放っている。どのキャラクターにも似ていないし、正直読み終わっても、何を考えているのか、よくわからない。でも魅力的。
映画もあるそうですが、野村萬斎はイメージがまったく違うので、映画だけの「のぼう」になりそうです。

謎解きはディナーのあとで

面白くない。謎解きは楽しい。
短編形式で、全てよく考えられたトリックなので、賢い人なら犯人がわかるかも。
僕は全然ダメでした。
気楽に読めるけど、なかなか進まない小説。

2011年3月9日水曜日

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

普通。

ジェイク・ジレンホールは、アメリカンなナイスガイといった風情で、正直、優男ぶりが鼻につく。この人主役でよかったんでしょうか。この人だと、体が大きすぎて、細かいアクションが必要なこの映画には、合っていないとも思いました。もう少し小柄な人じゃないと、アクションにリアリティがないように思います。
昔、98でやったゲームのイメージは、少しは残っています。

ジェマ・アータートンは、『タイタンの戦い』でもヒロインですが、こっちは、おてんば(死語?)な役柄。
2本続けて観たけど、同じ女優とは気づかなかったです。
この方も、カメレオンで、役柄でまったく印象が変わります。

タイタンの戦い (2010年)

まあまあ。アクション多目。
別に、違うのに、ジェリー・ブラッカイマーがプロデュースしたような映画。
レイ・ハリーハウゼンっぽさは、まったくないが、ストーリーは同じ。
もう、忘れたけど。

シャーロック・ホームズ (2009年)

普通。マッチョなホームズもよい。
ジュード・ロウが地味な演技していて、パッとじゃ、わからない。ロバート・ダウニー・Jrに比べて、大きいので、なんか大男に見える。カメレオンな、よい役者だと思います。
レイチェル・マクアダムスがぜんぜん可愛くない。

2011年2月14日月曜日

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

まあまあ。このレベルの作品だと、抜け出るところまでいかないってのが、日本のアニメ業界の平均レベルが高いことの証明か。
神戸守さん、吉野弘幸さんなど、ベテラン勢による手堅い作品。小粒だけど、12+2話で、綺麗にパッケージングされていると思いました。
舞台設定、背景も美しい。多脚砲台の動きに、他にないぐらいオリジナリティがあって、気持ちいい(気持ち悪い)。
キャラがあの作品に似すぎてて、一見すると、あざとい印象を受ける。中身も、乱暴に言うと、あの作品+戦争。表面的な部分が多いとはいえ、これが、この作品の足を引っ張っているように思います。
丁寧、でも、地味ってのがこの作品の印象なのでしょうか。余裕で平均以上とは思います。

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇

まあまあ面白い。原作のみ、TV未視聴。いい感じに原作忘れてて、「あ、こんな話だったっけ」という感じ。

TVで既に放映しているのに、この部分だけを切り取って、再構成、映画にするという、ちょっと変わった体裁。絵や、演出など、映画ならではの贅沢な作りになっています。

ズラの石田彰さん、他の作品と違って、野太い雰囲気の演技で、好感持てました。銀時とズラのアクションが、かっこよく演出されています。

『銀魂』って、面白ければ、なんでもありの世界観なんで、この作品のようなシリアス展開は、ちょっと、しらけてしまう部分があるのがなんとも。
ギャグも面白いんだけど、シリアスの中にギャグがあるというバランスを、絶妙に取らないといけない、難しい作品だなと思います。

2011年2月9日水曜日

海月姫

面白い。こんな作品が、さらっと放映されているから、日本は凄い。

絵もキレイ。オープニング、エンディングの歌もよい。
電車男女版。
ストーリーやギャグが面白い。ただ、女性向けのドラマ作りで、男性ファンは少し置いていかれるところがある。
美しく、モテモテで、明るい蔵之介より、30歳童貞で純情なお兄様の方が、男性視聴者、特にアニメ視聴者は好感を持つと思われます。
お兄様と月海が両思いにもかかわらず、お兄様がビッチとくっつく展開は、なんだかしっくりとこない。敵役だったビッチまで、最後、いい人になってしまうのは、いろんなタイプの女性を肯定する、女性向けの作品だと思いました。ノイタミナ枠は、新しいターゲットを掘り起こそうとしているのか、それなら、これでよいのかも。
途中まで、お兄様といい感じに進展していくところが僕にとっては楽しくて、月海が華々しいファッションデザイナーとしてデビューする展開は、お兄様とのロマンス以上には盛り上がれませんでした。
見た目も性格もよい王子様に惚れられ、くらげオタクが華々しいファッションの世界で認められる展開は、少女マンガだな~と思います。
面白いけど、男性オタク層に向けた作品ではないという感じ。

百花繚乱 サムライガールズ

面白くない。バトルとお色気を単純に楽しむ作品。

絵が特徴的で、漫画のように、キャラクターの輪郭に強弱がついています。背景や、墨が飛び散る演出など、オリジナリティが高い。が、凄い!というところまではいかず、ちょっと残念な感じ。惜しい気もする。
ストーリーは面白くはないけど、将と侍の絆や、ラストシーンなど、ちょっと熱くなるシーンもある。なんで、こんな作品で、ちょっと感動してしまうんだろと、若干悔しい気分になる。

2011年2月4日金曜日

傷物語

面白い。映画が楽しみ。

『化物語』の前の話であるこの作品は、軽妙な台詞の応酬は少なめで、バトルメインの小説です。『化物語』よりも、さらっと読めて、楽しい作品。

主人公の語りで、結末は「悲劇」ということですが、実際はそんなこともなく、すっきりとした読み口になっています。忍野曰く、「みんなで不幸になる」結末は、今時の主人公が選ぶ、やんわりとした平和主義の結末で、ラノベユーザーにはすとんと落ちてくると思いました。登場人物にとっては、たしかに過酷なんだけど。
いつもの? どんでん返しも用意されていて、個人の趣味120%で書いた作品ということなのに、バトルに、お色気、どんでん返しなど、読者サービス満点だと思いました。

登場人物のカタカナ名がめちゃくちゃ適当で、話がよくできている分、その抜き具合が、またカッコよく感じられました。「ギロチンカッター」とか、昭和70年代のアニメぐらいのセンス。「阿良々木 暦」など、日本語の名前は、結構こだわって付けれているよに思いますが、カタカナのネーミング同様、西尾さんにとっては、適当なのか、それとも、カタカタ名も実はこだわっているのか、よくわかんない。このネーミングにすることで、阿良々木君の春休みの体験に、より、非現実感、ばかばかしさを持たせることができるからか。単に中2的な名前になるのがイヤだっただけか。どちらにせよ、名前はしょせんは記号なので、ストーリーテリングには、あまり関係ないようです。

『化物語』より、忍野がカッコよく、役割も多い。
この作品ではメインヒロインとなる、羽川 翼がエロくて、魅力的。この作品だけ読むと、阿良々木君がなぜ羽川と付き合わなかったのかがわからない。とにかく、羽川にあんな助けられ方をしたら、並みの10代なら、メロメロになってしまうと思われます。それでも、阿良々木君が言う「羽川はそんなんじゃない」ということで納得するしかないのか。もしかしたら、忍野の「あの子は気持ち悪い」という印象を阿良々木君自身も持っていたのかもしれません。でも、戦場ヶ原の方が、より気持ち悪いしなあ…
あと、パンツやブラをもらっても、嬉しくないと思います。自分が10代のときは、どうだったか…

残酷描写が多く、TVアニメでもギリギリできるけど、映画やパッケージの方が、制約が少ないので映画ということでしょう。映画が楽しみです。

2011年2月2日水曜日

DY-UD200が、いまさら安定しちゃいました

DY-UD200を買ったのは、1年以上前
今は、製造元のダイナコネクティブが倒産したたため、手に入れにくい製品になってしまいました。
僕のDY-UD200はSW1.0.0.7のバージョンで、いろいろファームを入れ替えても、結局ドロップが発生していました。でも、最近の改造ファームウェアのおかげで、1時間番組で、ドロップ0が実現しました。
  • BonDriver_dyud_v8.5.3.zip
  • DY-UD200_w_WinUSB2.1.zip
  • dyud_firmware_extractor_for_1.0.0.8.zip
  • dyud_firmpatcher_1.0.5-2.zip
改造ファームも、僕が知らない間にどんどん進化していて、ありがたい限りです。

最近はTS抜きできる安い外付けチューナーは、KTV-FSUSB2だけになってしまい寂しいですね。KTV-FSUSB2は一度筐体を開けて改造する必要があるので、ちょっとめんどくさいし。
また、DY-UD200みたいな安くて面白いチューナーが出たらいいのに。

神のみぞ知るセカイ

まあまあ面白い。絵がきれい。原作未読。

マングローブが、こういうギャルアニメをやるのに、ミスマッチを感じていましたが、とにかく、絵がきれいで、オープニングなど、随所にスタイリッシュな要素もあり、マングローブらしい作品になっていました。
いまどき珍しく、肌が完全に3段階以上に塗り分けられており、手間がかかっています。ストーリーも、アイデアが面白く、主人公はネガティブヒーローなんだけどカッコいい。
大作!ではないけど、確実に楽しめる作品だと思いました。

個人的に気になる安彦英二さん。いつもは、渋い仕事人のイメージですが、本作ではメインアニメーターに近いぐらい、クレジットされていました。

2011年1月31日月曜日

社長は楽しさも苦しさも人よりたくさん経験する

若手スタッフが退職することを他のスタッフに報告したところ、5年勤めている1人の女性スタッフが、結婚退職を遅らせると言ってきました。
もちろん、結婚は優先してくださいと言いましたが、本音は凄く助かるし、なによりもベテランスタッフがそんなことを言ってくれたことが、ものすごくうれしかったです。
ただし、こんな、気苦労をさせるなど、社長としては、二流もいいとこ。採用に力を入れて、強い組織にしていかなければ。

2011年1月26日水曜日

女性スタッフが退社します

以前も書きましたが、会社経営をしていて、最も過酷なのが、信頼していたスタッフが退社することです。
彼女は入社1年未満。退社の理由は、
  • 仕事がキツイ
  • 思ったようにクリエイティブできない
  • 周りの友達がほとんど働いていない
という感じでした。
もう、だいぶ辛さも薄れましたが、また、チームのメンテナンスと、採用方針を考え直す必要がありそうです。
新卒は複数人、雇い入れるのが理想だと思いました。

化物語

面白い。大筋はアニメと同じ。小説の方が文字の情報量が多いので、細かな心理状態などがわかりやすい。

前のエントリー、一部、小説の感想も混じっていたので、修正しています。

西尾作品は、現実ではありえない、言葉の応酬が魅力で、これって、読者が乗り切れないと、すごい寒いんですが、この作品はテンポよく台詞が回るので、読んでいると、どんどん気持ちよくなってしまいました。ちょっと中毒性があるように思います。

これだけテンポのよい台詞回しは、現実では不可能で、創作の中だけで成り立つものだと思います。それはわかっていても、ちょっと現実の会話が物足りなくなる危険性があるかも!? 現実逃避指数が高い作品とも思います。

ツッコミストとしての阿良々木君は凄い。
爆笑をとるのではなく、ややウケを重ねていくところが、好感度高し。
僕も、もう少しツッコミの練習しようかなと思いました。

2011年1月20日木曜日

化物語 つばさキャット

面白い。演出、映像、アクションが凄い。台詞もかっこいい。
トップクリエイターの力が、いい感じで爆発した作品。

インターネット配信を見逃したのですが、ようやく最後まで見れました。
TV放送だけでも面白かったけど、やはり、この作品は、15話で本当に完結しています。TV版が好きで、最後までみていない人は、ぜひ見て欲しい。
この作品、他のハーレム作品と同様、主人公はモテモテなんだけど、西尾さんの作品らしく、最後で、少しだけ現実に引き戻されるようなストーリー展開があります。最後まで見て、あらためて、この作品は面白いと思ったし、本当の意味で作品を楽しめたと思いました。

一部、小説の感想が混じっていたので、修正しました。

アニメを補完?する形で小説も読みました。小説を読むことで、アニメの方が、かなりよくできていることを、あらためて確認することできます。
この原作をアニメ化するとなると、スタッフとしては、かなり構えると思います。脚本、演出がとてもたいへん。原作の台詞の量をそのままアニメにすることはできないので、どこを削るかも、かなり難しい作業だと思いました。

アニメの化物語は、映像の遊びがすごくて、なんというか、学生作品の自主映画的な部分があって、それが魅力の一つです。
そもそも、原作の台詞や、モノローグ全てを、脚本として読ませるわけにはいかないので、表現しきれない部分を、抽象的で、思い切った映像表現を挟み込むことで、表現しています。

心房監督らしい、派手で平面的な画面作りは、僕のようにクリエイティブ(の端っこ)で仕事している人は、必ず見ておいたほうがいいように思います。

ヨスガノソラ

あまり面白くない。エロい。色が綺麗。

アクションシーンで、パンツが見えるとかではなく、ガチでセックスシーンを描写している年齢制限ありの作品。
ヒロイン全員が何らかのストレスをかかえており、主人公がそれを助けて、ヒロインと結ばれるというパターンで、ヒロインごとのオムニバス、マルチエンディングになっています。
静かな緊張感や、田舎の風景・空気感などは、よく出ていたと思います。キャラクターと色がよくて、安っぽく見えない、いい雰囲気の画面になっていると思いました。

ストーリーはそんなに面白くないです。
各ヒロインに割ける話数が少ないためか、こういった作品で要となる、切ない感じや、焦燥感が伝わるところまでは、いっていませんでした。
毎回のギャグパートにも尺を使っているし、ちょっと欲張りすぎかなと思いました。

2011年1月13日木曜日

TversityからPS3 Media Serverにしました

以前、PS3 Media Serverを一度試したのですが、TSファイルが、ワンセグの画質で表示されたことがあり、長らく、Tversityを使っていました。
今でも原因不明ですが、現象が再現されなさそうなので、うちのPT2サーバーで、PS3 Media Serverをしばらく使ってみたいと思います。
ATOMで実用的な速度が出るか心配だったのですが、ライブラリのファイル名やサムネイル画像を、先にキャッシュしておく方法があるということで、それを試してみました。
http://www.katch.ne.jp/~kakonacl/douga/ps3/ps3.html

結果は良好。mkvなどトランスコードが必要なファイルも、10秒弱でスタートするので、なんとかなりそうです。
これで僕も高機能なPS3 Media Serverの恩恵にあずかれそうです。

2011年1月11日火曜日

容疑者Xの献身

これだけ見たら面白い。原作ファンには普通。TV視聴。

原作ファンとして見てみました。堤真一さんだと、男前すぎ、体格がよすぎて、石神のイメージに合わないなと思っていましたが、演技力で、うまく原作のイメージに合わせていて、しっくりきました。猫背で、デカイ堤さんが、本当に小さく見えるんですよね(原作は、ずんぐりむっくりの、小男)。
ドラマのガリレオは見ていないのですが、柴咲コウさんの役柄が、不要に思えました。いくら、不器用な刑事ぶっても、柴崎コウさんが綺麗すぎて、松雪泰子さんの役が薄まるんですよね。
画面的に派手に見えるよう、綺麗な女優さんをたくさん使いたいということでしょう。
原作にない雪山のシーンも、微妙。石神が、一度ガリレオを見捨てようとするのは、原作にない、石神の葛藤を描いたのか。でも、石神は、そんなタイプじゃないようにも思うのです。
原作の面白さは折り紙つき。この映画も、トリックや、ドラマの部分は、しっかり作られているので、面白いと思います。

えむえむっ!

あまり面白くない。主人公がドMという、アイデア1つを、どこまで面白くできるかという作品。

いろいろ、アイデアは詰め込んでいますが、「おもしろい」とこまではいかなかったように思います。ドM設定って、これを軸にストーリーを作るのは難しそう。個人の趣味嗜好と擁護しても、変態を加速しても、なんだか、しっくりとこないように思いました。
福山潤さんが、どういう演技をするのか気になって見てみました。わりと予想通りの、あっちの方のジュンジュンでしった。

2011年1月6日木曜日

2011年1月5日水曜日

トランスポーター3 アンリミテッド

面白くない。

シリーズ中一番面白くない。
ヒロインが驚くほどぶつぶつで、可愛くない。役柄的にもビッチ。

いいところは…ない。
あ、K-1、セーム・シュルトが出てくる。
いや、やっぱないな。

FORTUNE ARTERIAL

面白くない。原作ファンのためのアニメ。

途中から早送りで視聴。
エピソードも底が浅いものが多く、これで新規ファンは増えないと思われます。

13話のほとんどを、メインヒロインのために使って、メインヒロインとの関係を丁寧に描いている。絵もまあまあ綺麗し、原作ファンの人に嬉しい作品でしょう。

エンディング曲が好きです。

パンティ&ストッキングwithガーターベルト

面白い。問題作。

アニメって自由なものなんだと、作品を通して叫んでいる。
言わずもがな、前のグレンラガン4話が炎上したことへの答え(と感じる)。
今回、なんでもできるパンストワールドを用意したことで、小林治さんの回も光りこそすれ、文句を言われる筋合いがない。
アニメではほとんど見ない、本当にビッチな主人公パンティが、笑わせてくれるし、ここまでビッチだと気持ちがいい。
作画もすごい。アクションやCGで魅せるかと思えば、いきなり平面的な絵で抜いてくる。
毎回ごとのスタッフが裁量を持って作っている感じ。若い人たちにチャンスをたくさんあげている。
ただ、その分、回ごとに面白さにはばらつきがある。

一見『パワーパフガールズ』のようで、アメリカ向けの体裁かと思いきや、それはただの体裁だけで、ちゃんと日本のアニメファンへ向けた作品。
ただし、この作品は日本のアニメの中では、完全に異端。ビッチすぎる主人公や、ハチャメチャなストーリーなど、一般のファンには届きにくく、パッケージセールスはけしてよくないのでは。

それでも、この作品は面白いし、さすがガイナックス、さすが今石監督と思わせてくれる作品。

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

面白い。木星から「あれ」が出てくるのが、見る人の好みを分ける作品。

TV版のような、政治と戦争の映画と思っていたのですが、意表をついた、まったく新しい展開。
ホント、よくやります。
TVでも複線はあったんだけど、映画ですっかり「あれ」中心になるとは。
結局、ソレスタルビーイングが目指した戦争のない世界、相互理解が、「あれ」きっかけで実現しちゃったというオチ。まあ、TVシリーズから、一貫しているといえばしている。

刹那とお姫様のラブロマンスが中心に近いところで描かれると思っていたのですが、そんなことはありませんでした。なんか別の女キャラが刹那に絡んできて(こちらも可愛い)、ちょっとごちゃごちゃはしてる。ただ、エンディングまで見ると、たしかに、あのぐらいのバランスが気持ちいいので、ちゃんと落としてくれています。

ティエリアが、小さな妖精さんになってしまう展開には、若干薄ら寒さを感じました。女性ファンの同人誌で、あのティエリアがいいようにオモチャになっていることでしょう。
妖精は、ティンカーベルのように可愛い女の子がパターンなので、男の妖精は、新しいアイデアだと思います。違和感はあるけど、面白いとは思います。
この作品は、女性ファンが「男男」を想像(創造)して楽しむ作品で、「男女」の恋愛要素が少ないのですが、必死に2人で生きようとする、アレルヤとソーマ・ピーリスには癒されます。

絵はめちゃくちゃすごくて、贅沢。どうでもいい、脇役のおっさんまで、グリグリ動きまくる。

最初TVシリーズに引っ張られて、うまくついていけなかったけど、頭を切り替えれば、面白い作品。

劇場版『Fate/stay night Unlimited Blade Works』

まあまあ。ファンのための映画。

正直期待していなかったのですが、さすが劇場クオリティ。
アクション作画が半端ない。
カッコよさ、TVが50点だとしたら、200点ぐらいいっています。

TVで未消化だった凛ルート、原作の一番人気がある部分を持ってきたシナリオ。士郎と凛の恋愛ドラマ中心だと思っていたら、以外にハードボイルドな展開。凛萌えを期待して見ると、ちょっとものたりないと思います。

この作品、序盤はダイジェストで展開するので、初見では厳しい。TV版を見ておけば、大丈夫。
というか、それ以上情報入れちゃうと、逆に一番美味しいところが楽しめない。
原作ファンは原作でサプライズしているので、十分堪能しているでしょう。

僕は、TV+wikipediaだったので、ちょっともったいない見方しちゃったかな。

それでも町は廻っている

普通。わかりやすい作品。

ギャグアニメとしては、普通の面白さなんだけど、作画レベルがやたら高い。
2話で動きまくっててビックリしました。
そして、なんといっても、あのオープニング。梅津泰臣さんはオープニングの天才や~!

内容は、青年紙っぽい、ライトなギャグマンガ。少々バタ臭いですが、その分、誰でも楽しめる内容です。
新房監督の中では、見やすい絵作りでした。

荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ

普通。

ギャグだけど、独特の世界観で、誰でも笑えるという作品ではない。
ストーリー上、進展があったのは、ニノが人間じゃないことがわかったくらい。

連載中のマンガを途中でアニメにしたので、なんか、煮え切らない。
個人的には、筋肉のくだりが結構よかったかなあ。

そらのおとしものf

普通。前期と同じレベルは維持。

アストレアの登場で、アクションシーンが増え、アクション作画もレベルアップしています。
『それ町』もそうですが、この規模のアニメーションで、田中宏紀さんが描くと、明らかに浮きます。
スタッフロール見なくても、「お、田中さんだ」って。
劇場版だと、周りもスゴイから、それなりに溶け込むんですけど。

気軽に楽しめる、シモネタ、萌えアニメ。
見る人に楽しんでもらおうという気持ちを感じます。
ちゃんと作ってある。

2011年1月4日火曜日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない7巻

面白さはそこそこ。まあ、ニヤニヤはさせてくれます。

あれ、こんな話だったっけ? みたいな展開。
複線が細かく張られているようで、ちょっと読み返したりしましたが、結局、桐乃は京介のことをどう思っているのか、いや、そんな話だったっけ。
京介は地味子といい感じじゃなかったのか。
とにかく、グイっと方向性を変えた巻だと思いました。

このままあらぬ方向へ行ってしまうのか?
それだと、他の何も考えていない作品と同化しちゃうような気が…
妹思いのやさしいお兄ちゃんの話から外れちゃうと、この作品はなんか違ってくるように思います。

最終的には予定調和の着地だと思うのですが、少し揺さぶった感じでしょうか?

普通に振り回される、読者Aでした。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

面白い。コメディとしては、かなり面白い。
原作既読。

原作ファンからすると、倉田さんの脚本はおおむね良かったと思います。
コメディとしてのアニメ向けにしっかり仕上がっていて、基本的に1話完結型で、さすがに、すばらしい。
僕の嫌いだった、1巻のうっとおしいモノローグもすっとばして、潔く楽しませてくれました。
ただ、なぜか、全体の繋がりが、どうも原作に比べてしっくりきませんでした。
ミニエピソードの挟み方のせいか、脚本だけの問題ではないかもしれません。

また、1期完結で、原作と異なり、桐乃がアメリカへ行かずに「GOOD END」となります。これが、プロデュース側、この原作の底力を見誤っているように思います。この作品なら、2期は最低メシが食えると思うので、桐乃は原作どおりアメリカへ行かせて、京介が追いかける展開で、1期終了するほうがよかったと思いました。
今、wikipedia見ました。15話までの、別シナリオ、たぶん「TRUE END」があるそうですね。失礼。
プロデュース側、完璧です。抜かりなし。

基本的には満足な作品です。
原作ファンも、いろんなギミックで楽しめたと思います。作品内のアニメも作りこんである。渡部圭祐さんのキャラデザって珍しいですね。
原作は単行本でしか追いかけてないんですけど、それには出てこない黒猫の私生活とか出てきてほっこり。ベタに貧乏なんですね。^^;お父さんいないのかなあ。
主題歌もキャッチーでよいです。
できれば、カリ●アンコムは活かして欲しかったけど、ムリか。ムリですよね。
DVDでなんとか!

やっぱり15話までのも見たいので、BDレンタルもしなければいけない作品になりました。
プロデュース、完璧すぎて、逆に困ります。

2011年1月3日月曜日

あけましておめでとうございます。

このマイナーブログを書き始め、4年目突入です。
月日の流れは恐ろしい。

こんなブログでも、見ていただいて感謝いたします。
今年の目標は会社の人数を増やすこと。
自社事業を2つ軌道に乗せることです。