2009年3月20日金曜日

戦闘妖精・雪風<改>

小説のほうです。
男のための面白いSFです。

OVAの方は見ており、当時セルとCGの融合において最高の映像だと思いました。
当時、ストーリーはよくわからなかった。友人から原作を読んでないとわからないと言われていました。ようやく読めたので感想です。

元は1984年の作品で、この2002年の<改>でも、それほど変えていないらしいです。古いSF作品ですが、陳腐な言い方をすれば、まったく古さを感じません。古いのはコンピューターの出力が紙ということくらい。テーマが普遍的なものだからでしょう。
無駄を省いた簡潔な文章が、めちゃくちゃかっこいい。小説で戦闘機のドッグファイトを表現できるのか!?できちゃうんですね!専門用語はよくわからないのですが、かっこよさだけは伝わっていますよ!

OVAで一番印象的だった、雪風のあの飛び方も、ちゃんと原作通りです^^
続編も読みたい!です。

ef - a tale of melodies

momoriesが楽しめたなら、楽しめます。
面白さとしては、momoriesに譲りますが、優子と夕の物語など、前作の積み残しを完結させています。
前作の続編としては無難なでき。悪い意味ではなく、しっかりとしたプロの仕事です。
ただ、前作に比べると若干荒さがあるような気がします。新房組が忙しすぎたせいかもしれません。

二つの街や、優子のことなど、ファンタジー的な展開と帰結を見せます。
ラストの展開など、CLANNADと少し似てるかもしれませんが、こちらのほうが納得性が高いです。
結ばれない恋人も描かれており、前作より欝傾向が強いですが、最後まで見終わった印象はさわやか。

10話ぐらいで、ミズキが答える場面は、斬新な印象をうけました。
それまで、ことばを重ねることで、登場人物のコンプレックスを表現していたのが、10話で答える場面で前向きな言葉が繰り返されていたからでしょう。そう返しますかと。

斬新な演出に目が行きがちですが、ストーリーやテーマは、だれにでもわかりやすい、納得性の高いものでした。

2009年3月10日火曜日

ef - a tale of memories.

アニメです。
新房昭之監督作品をひとつも見ないまま、大沼心監督を先に見てしまいました。
先鋭的な映像の、恋愛ドラマです。
大人のアニメファンなら見たほうがいい作品だと思います。

全体的な印象として、新房組、恐るべしでした。
アニメでしかできないタイプの、効果的な演出がたくさん使われており、こんな演出ができる人が日本にいると思うと嬉しくなります。モノローグや、モノクローム(似てる^^)の多様や、ちょっとHなシーンはパステルタッチのハーフトーンになったり、ef用のルールを作ったうえで、演出されているようです。
母親が胸を押し付けるシーンも、パステルタッチになっていたので、原作だと攻略キャラなんでしょう^^;
そのほかにも、大きく流れる雲や、登場人物の手前に影絵的な障害物を置いた、すこし突き放したような絵など、特徴的、印象的な画面がたくさんあります。
エヴァンゲリオンの手法を、もっと心理描写に重点を置いて、突き進めたような感じでしょうか。
第1話、画面に慣れないうちは気が散るのですが、慣れると、すごくよかった。
グローといっていいんでしょうか?人物の周りに光彩を入れる演出は、通常霊的なものや幻に使われると思いますが、このefでは心理状況や2人の距離感を表すのに使われており、最初少し戸惑いました。変わってるけど、いいと思います。
留守電や、テレホンカード残数の演出など、ほんとうによくて、視聴者を楽しませるために、いろんなアイデアを盛り込んでいて、楽しませてくれてありがとうという感じです。
ちょうど、少し尖ったものを見たかったところなので、大満足でした。

オープニングのデキがすごくて、そもそも、カッコイイオープニンング動画集でオープニングを見て本編を見たいと思ったのですが。
フェティッシュなスカートの揺れが鮮烈な印象で、これは、人格形成期に見ると、完全にスカートから膝上のフェチになると思います^^

ものすごい細かいんですが・・・
電話ボックスでバリーンとなるシーンは、もう少し印象的にできたように思います。
最終回のBパートは、少々蛇足な感じが強かったです。ばらばらに動いてきていた2、3組のカップルが、「忘れたくない記憶」という共通テーマの元、ひとつに集まるのですが、少々無理があったように思います。難しいですね。とりあえず、締めるというだけの意味合いでしょうか。
オープニングのすさまじいデキに比べると、最終回エンディングの歌がお粗末でした。
陽子のことがさっぱりわからなかったので、続編ありきの作品になっています。彼女のストーリーテラーとしての役割は必要だっので、しょうがないですねー

melodies.も録画しているので見るのが楽しみです。

2009年2月25日水曜日

Fate/stay night

アニメです。
ゲームはプレイしてないので、特に思い入れもなく、純粋に見れました。
印象は普通のバトルもので、普通の面白さでした。
シナリオがすごいということでしたが、原作のアーチャーの正体にかかわるエピソードが描かれていないため、アニメは割と普通のシナリオになっていたように思います。Wikipedia見て、なるほどーと思いました。
凛としたセイバーのキャラには好感が持てます。遠坂凛もツンデレの教科書みたいで、かわいい。キャラクターは、きちんと出せていたと思います。

装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ

高橋良輔監督の代表作最新版です。
キリコが主人公で、普通にボトムズなので、ボトムズ好きなら楽しめます。
時代的には、TV版の前エピソードを描いています。
吉川惣司さん、塩山紀夫さんなど、オリジナルスタッフによる作品です。
元のボトムズが1983年の作品ということで、25年前のオリジナルスタッフが集まって、続編が発表できるなんてすごい!
高橋監督はじめ、現場の最前線でがんばり続けてきているから、今でもオリジナルスタッフでやるという企画が通るのでしょう。
今回ATがフルCGになっていますが、ボトムズのデザインにピッタリ。いい感じです。
前のOVAと同じで、異能生存体の部分に焦点が当てられたシナリオは、継続路線でしょう。個人的には無敵のキリコは、あまり好きじゃないですが、これはボトムズファンの中でやりつくされた論争ですね。
予告編は、オリジナルのほうがのインパクトがあったかもしれません。
映画もがんばってください。

2009年2月3日火曜日

Bloggerさん、もうちょっとがんばってください

天下のGoogleのサービスだから、最高のものばかりではないようです。
Bloggerさん、もうちょっとがんばって人を集めてくださいTT
まだ、僕もBloggerの機能を使いこなしているとは言いがたいですが。

というわけで、このブログを初めて、少しは知らない人にも見ていただけるかと思っていましたが、完全にマイナーブログ街道を爆走しています。
アメブロではじめたら、少しは見てもらえたのかもしれませんね。
でも、まあこれも運命。しばらくは、無人の荒野をひた走ります。
どうしても、さびしくなったら乗り換えよう…

CLANNAD 〜AFTER STORY〜 第16回 白い闇

ネタバレです。

ついにこのときが来てしまった感じです。
クラナドは、サブキャラのシナリオがうっとおしかったり、ゆったりと甘ったるい雰囲気がどうも合わなくて、斜に構えて見ていました。ゲームはしていませんが、出崎統監督の映画版を見ていたので、こうなることは知っていたのですが、それでもかなりのインパクトがあって、主人公のぽっかり穴が空いたような気持ちが伝わってきました。
美しい映像と、丁寧な演出の作品なので、都合40話近く主人公たちに付き合っていると、僕が自分で思っていたより、朋也や渚に感情移入していたようです。
また、ちょうど、自分の子供の出産に付き添ったばかりなので、それも影響したのでしょうか。
とにかく、悲しい気持ちになりました。

ここからしばらく鬱展開でしょうが、映画版と同じく、最後は再生してくれることを望みながら視聴します。