2010年5月10日月曜日

ソウ5

普通に面白い。

この作品、全て面白さのテンションが落ちない。
めちゃくちゃ面白いわけではないけど、90分そこそこ楽しませてくれる。
問題は、全て続きなので、前のストーリーを結構忘れてしまうことぐらい。

2010年4月27日火曜日

俺たちに翼はない


面白いです。脚本がすごい。

どうも、僕の傾向として、脚本が面白い作品を面白いと感じるようです。
で、この作品ですが、イントロからかなり難解な言葉遣いでスタートして、僕に理解できるかな?と思いましたが、ゲームを進めると、台詞回しがよくて、読ませる力がすごい作品でした。
この作品は、最初のほう、個性の違った複数の主人公による、一人称で描かれるストーリーで、最初の鷹志編から、鬱屈した日常と、ヒロインの清々しさの対比がすばらしく、ストレートなヒロイン「渡来 明日香」に、かなりやられます。

鷲介編は楽しいんだけど、割と淡々とした感じ。そこから、隼人編に入って少しテンションが下がったと思いきや。途中から、ストーリーの根幹が明かされるにつれ、ぐんぐん面白くなります。隼人編以降は、また、少しトーンダウンして最後まで行く感じでしょうか。とにかく、序盤~中盤の盛り上がりがもっとも印象的でした。
ヒロインもそれぞれ魅力的で、「渡来 明日香」「鳳 鳴」が特に魅力的だと感じました。「山科 京」だけはお近づきになりたくないですね^^;もははは。

ちょっと気になったのは「森里 和馬」なんかが使う若者言葉で、最初は違和感がかなりありました。ま、たんに僕がおっさんだからでしょうか。慣れると、まあ、味があります。ただ、YFBやR-ウィングの台詞が長くなると、ちょっとうっとおしかったか。
あと、西又葵さんの絵は好き嫌いがあるでしょうか。女性キャラはほぼ同じ顔をしています。ただ、あの雰囲気は西又さんでしか出ないので、良し悪し。なぜか男性キャラは描き分けもはっきりしていて、よかったです。

アニメーション監督は細田直人さん!これは、買ってから知ったので思わぬ儲けものでした。動きもすごいし、なかなかカッコイイですよ。

凝ったストーリーや、軽快な台詞回しなど、脚本全体が「次世代」を感じさせてくれます。
シナリオの王雀孫さんは、もっと、一般の目に触れるメディアでも活躍してほしいものです。

2010年4月15日木曜日

下手の考え休むに似たる

『ブレイクブレイド』どうなるんだろ~、羽原監督の『蒼穹のファフナー』面白くなかったよな~、と思いながらネットを見ていると、ファフナーに割と高評価をつけている方を発見。
下手の考え休むに似たる

この人は年間のランキングをつけているのか、ふむふむ。
いや、この人凄いです。見ている作品数も半端なければ、評価もニュートラルで的確。
自分で感想を書いてるとわかるけど、こうやって冷静な目で作品を評価するのって、かなり難しいんですよね。
僕の場合は、もう、自分が面白いか面白くなかったしか書いてないんですけどね。
この火鷹さんは、業界的にその作品がどういう意味を持つかとかまで、しっかり書いてくれていて、勉強になります。しかも、僕と意見が違っても、読めば、だいたい納得できることばかり。やっぱり、作品を評価する場合、相当数見ている必要があるようです。
火鷹さんはプロの評論家でしょうか。
最近はブログで1話ずつ丁寧に感想を書かれています。
特に過去作品を探すときにはとても参考になりそうです。
応援しています。

2010年4月9日金曜日

燃えよ剣

面白い。かっこいい。

司馬遼太郎も歴史小説も初めて。
土方歳三の描かれ方がかっこいいこと、この上なし。ここまで主人公をかっこよく描いた作品は読んだことがないです。
この作品の時代は、硬派で、無口で、男臭いヒーローが好まれたのかもしれません。
今の主人公は、軟弱なのが多いですね。時代だ、時代。
主役を引き立たせるため、脇の近藤なんかはちょっとお間抜けに描かれています。

最初、どうしても『銀魂』のキャラクターが頭に出てきましたが、いろんなサイトで、本人の写真が出ているので、だんだんそっちのイメージになってきました。

もう、古典かもしれないけど、普通に面白いです。古臭さは少ない。
これを読んでから『いろはにほへと』見たらよかった。

異世界の聖機師物語

面白くない。
前作、天地未視聴。

主人公が、強くて優しくて愛嬌があって、ほぼ完璧な人で、努力もなしにモテまくる。
主人公に向けられる「やっぱお前は凄いよ」とか、「さすがは婿殿」とか、そんな台詞が出まくるたびにうんざり。
こんな主人公に誰が共感するのか。
ストーリーも込み入っているようで、ただ、覇権がいったりきたりするだけ。

一話45分ぐらいで、13話もあるのに、なんてしょうもないもんを作ってしまったのか…
こんなことなら、もっと別のスタッフにチャンス与えてほしかった。

キャラクターデザインや、絵はよいです。
最終話のアクションはかなり凄い。

バカとテストと召喚獣

まあまあ面白い。

ストーリー、演出、絵作りなど、全てにおいて、オリジナリティが高い。
ひたすらノーテンキで明るい世界観。
新房作品の陽の部分を、大沼監督が担っていたのかもしれませんね。

とある科学の超電磁砲<レールガン>

このクールでは一番人気の作品で、まあまあ面白いです。
絵も綺麗で、演出も良い。なにより、全体通して一貫したテーマがあり、謎があるのが良い。
本編のインデックスはしょうもない作品なので、この外伝の方がだいぶ良いと思いました。
やっぱり監督で作品は面白くなるんですかね。

気になるのは外伝なので、本編に影響が出過ぎないように、全体的にスケールが小さくなっているところか。
これは僕の好みですが、変なチーマーというか、ヤンキーが出てくると、どうもチンケに感じてしまう。
この作品の御坂は、本当にいい子なので、なんで本編のクローン実験を許したのかが、ミッシングリンクになっています。

僕はおっさんなんで、初代エンディングの『Dear My Friend』がお気に入りです。
他の曲はユーロビート?的で、ちょっとおっさんの心拍数には会わなかった。