2011年6月22日水曜日

俺たちに翼はない

面白くない。最終回で少し持ち直したけど、だいたいグダグダ。『俺つば』の上澄みだけをすくったような作品。原作ゲームの面白さからすると、だいぶ差があると思う。
原作の面白さは、サイコサスペンスや、個性の強い登場人物、独特の台詞回しだと思います。
このアニメは、最初からネタを知っている人前提で、サスペンス部分はざっくりとしたつくり。アニメ的なデフォルメが行き過ぎて、台詞に集中できない。原作にない安易なエロや、ちゃらちゃらした演出ばかりが目に付き、話作りがおざなりな印象でした。
なんか、作品の準備段階で、「アニメ化するなら、明るく楽しい俺つばをやりましょう。エロやギャグを増やして、一般層にアピールしましょう。」みたいな、安易なプレゼンテーションがされているような気がしてなりません。
原作ゲームファンにはまったくアピールすることがなく、これ単体で面白いわけではないので、ゲーム購入にも繋がらないと思います。
『俺つば』ファンとしては、残念な作品でした。

2011年6月21日火曜日

ベスト・キッド (2010年)

まあ、面白い。今できる最高のキャスティングだと思う。
ジェイデン・スミスは親譲りの顔でかわいいし、フィジカルにも優れる。香港映画でおなじみの、あの人や、あの人も出ている。
ジャッキーが泣いた後に修行するシーンはとても感動的。
よい映画なんだけど、僕はどうも親の七光りが嫌いで、ウィル・スミスの写真がエンドロールに出てきた瞬間、テンションが下がった。
やっぱり、ジェイデンをねじ込んだ感が半端ない。『幸せのちから』とかは、ジェイデンも端役だったから気にならなかったけど。
今、もっとも血統のいい男の子、ジェイデン君なので、多少いじめられても、「はいはい」ってなっちゃう。全裸に剥かれて、ケツにシナチクを突っ込まれるぐらいじゃないと、同情できないなあ。
ジェイデン君は、もう少し違う形で、スクリーンで見たかった気がします。

2011年6月20日月曜日

バッド・ルーテナント

まあまあ。ヒューマンドラマ苦手だけど、これは、結構よかった。
どんどん最低野郎になっていく主人公が、一発逆転する様は痛快。
ニコラス・ケイジは、こういう役やると、マジ最高。
画面がホームビデオで撮影したような低画質。これが、この作品の場合味になっている。
途中、ドラッグで見る幻が笑える。クローネンバーグじゃないけど、なんか、そっち側の、よくわからん系の監督っぽい演出。
思ってたより面白かったので、割とトクした感じ。

ソルト

普通。アンジェリーナ・ジョリー、おばさんになった。
予想通りの展開だけど、アクションが結構よくて、見れる。
レンタルBDのくせに、ディレクターズカットとか入ってて、ちょっと面倒。

ディレクターズカットは、恋人が死ぬシーンとか、凝っている。
でも、別に、レンタルでどっちも見る人っていないから、困るんですよね。
別エンディングぐらいは見れるけど。

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

まあまあ。なんといっても、戦車でパラシュート降下するシーン。
馬鹿らしく、カッコよく。Aチームの理想を体現した映像だと思う。

リーアム・ニーソンのハンニバルはカッコよすぎかなあ。

2011年6月15日水曜日

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

わりと読みやすい。『もしドラ』からの流れ。流されました。

読む人の立場によって、よくわかる箇所と、頭に入ってこず、読み飛ばしてしまう箇所がある。
必要なところだけ必要な、マニュアルのような本。
また、しばらく経って、自分の立場が変われば、響く箇所が違ってくると思われる。

2011年6月13日月曜日

傾物語

面白い。これまでと雰囲気が違う。
SF要素が入って、目先が変わって面白い。
忍との関係に焦点を当てた作品。阿良々木君は、戦場ヶ原という彼女もいるのに、忍というパートナーもいて、ちょっと羨ましいなあ。
阿良々木君が不老不死に近い体を持っているなら、戦場ヶ原との関係が今後どうなっていくのか、気になりますね。
このシリーズは、バトル要素が高そうで、実は低いですねえ。
主人公が弱い、というか温厚で、しかも、主人公より強い登場人物ばかり出てくる。なので、阿良々木君は、「たたかう」コマンドを極力選ばずに、ここまできている。戦っても、負けることも多い。
主人公が戦って勝てば、簡単に読者を爽快にすることができるけど、それはしない。ちょっと物足らない、むずむずするような読後感が、このシリーズの特徴のように思います。
このまま、徹底的に弱い主人公でいくのか。でも、猫物語の最後は、バトルポイントが上がっている阿良々木君も登場するので、どうなることやら。