2012年5月15日火曜日

あの夏で待ってる

あまり面白くない。問題作。
『あの花』と被せなければ、もっと面白く感じたのかもしれない。
この作品は『あの花』とまったく違うスタンダードなラブコメなので、泣けるとか感動できるとかの先入観があるととてもがっかりします。まったく泣くシーンはありません。笑えるシーンはそこそこあります。

このスタッフィングだと、どうしても黒田洋介さんvs岡田麿里さんの構図になってしまう。こういう青春もので繊細な作品、見ている人の感情をえぐる脚本は、岡田麿里さんが図抜けていて、まともに勝負できない。
わかっていたはずなのに、ヒット作にかぶせたこのマーケティングはまずい。
黒田洋介さんも並みの脚本家ではないですが、やはり、アクションものなど、男っぽい作品の方が得意だと思うし僕は好きです。

役では柑菜、美桜といった脇がいいです。肝心の主人公たちは、勝手にやってる感じ。
音を撮れないという特性からか、小道具にめんどくさい8mmを使うのも、あざとく感じ、ダメと思ったらそんなところまでダメに思えてきました。
絵、色使いも『あの花』の方がだいぶ上だと思いました。
ノスタルジックな雰囲気や感動を作り出すのは簡単じゃないと思い知らされました。

灼眼のシャナIII -Final-

普通。壮大な物語をしっかり描ききっている。
原作と微妙に違うこの作品を、綺麗にまとめている。
アクションも素敵だし、こちらもファンを裏切らない仕上がりだと思います。

原作を途中で放棄してしまった僕としても、最後シャナたちがどうなるか気になっていたところ。アニメ版とはいえ、最後まで見れてよかったです。
お疲れ様でした。

ゼロの使い魔F

普通。原作のエピソードを再構成しており、これまでのファンには満足度の高い仕上がりになっていると思う。
紅優さんの2、3期よりは、きっちりまとまっていたと思います。

特にティファニアファンに嬉しいサービスが多いのがよい。
デルフがいなくなるシーンは原作の方がよい。
僕、原作では泣いちゃいました。
アニメは先に完結して、長かったハルケギニアの旅を思い返すと、感慨深い。
ちゃんと物語を終わらせてくれたことに感謝。

ラストエグザイル-銀翼のファム-

まあまあおもしろい。アクション作品としては、確実に前作を凌駕する。
1話目から、強烈なアクションを見せてくれる。
萌えに頼らない、正統派のエンターテイメント作品で、なんか応援したくなる。

ファムの出生の秘密や、前作の主人公たちの扱いが雑で、21話という話数を見ると、打ち切られたようにも思えてくる。
一瞬のセールスは期待できなくとも、特定のオタク向けではない、海外マーケットで堂々と勝負できるエンターテイメント作品なので、打ち切りで作品の質を落とすようなことはしてほしくないんだけど。

バクマン。 (アニメ)第2シリーズ

原作どおりのおもしろさ。
なんで、原作未読の方に特にオススメなんですね。
しっかりアニメ化していて、25話、だれずに見れる。
秋名さんがけっこうエロかったです。
原作も終わり、アニメも走り続けて、4シーズンぐらいまでいくのでしょうか。

2012年4月25日水曜日

トゥルー・グリット

まあまあ。コーエン兄弟の変なテンポで、珍妙なアクション映画に仕上がっている。
マット・デイモンがいい感じ。
ジェフ・ブリッジスは名優かもしれないけど、この映画の主演としては、さすがに腹が出すぎていると思った。

アンノウン

面白くない。映画自体は悪くないけど、最初からオチがわかりすぎで、サスペンスとしては楽しめなかった。
ブルーノ・ガンツが超カッコよかった。