2012年5月22日火曜日

ラブ・ケミストリー

普通。誰が依頼主か考えながら読むと、本の真ん中あたりで決定的な記述があり、あとは答え合わせになっちゃう。
草食系男子の恋愛も、なんか、この作品では、めんどくさい。
全合成というものがあるということを、この作品で知りました。
最後のファンタジックな展開だけは予想できず、そこそこ楽しめました。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(10)

まあまあ面白い。いつもどおり楽しませてくれる。
新キャラも使っているとはいえ、これだけネタを膨らませることができるのがすごい。
僕を含めたあやせファンにはたまらない展開。
あー、あやせたんは可愛いな~。
わかってます、キモいと、わかってます。
それでも萌えずにいられない。

しかし、この作品はどこに着地するんだろう…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(9)

普通。短編集。
赤城とのシスコン対決が、少し飛びぬけて面白い。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(8)

まあまあ面白い。なんとも恥ずかしい。おっさんがこれを読んでニヤニヤしていると思うと、自分でも気持ちわるい。黒猫の可愛さにやられる。花火のあと、加速するのではなく、失速するのが少し残念。

ももへの手紙

普通。出張先で視聴。
映画常連ベテランスタッフの絵は凄くよいです。島の雰囲気や、お化けのアイデアもよい。キャラは最近の細田守監督作品に寄せている感じはあるが、基本的にはよいです。
キャラクターそれぞれに深みがあって、キャラが立っている。
トトロのような雰囲気で、お化けたちのコメディに、劇場の子供たちが沸いていました。また、お化けの疾走シーンは、大人も子供も「おぉ!」っとなっていて、アニメファンとしては、なんだか鼻が高かった。
こんな雰囲気なら、映画館で見るのも悪くないなと思います。

気になるのは、脚本。
子供向けかと思いきや、不幸なももに、不幸な母親を重ねる、大人向けの悲劇的な展開。せっかく盛り上がっていた子供たちも「!?」ってなっていたように思います。
また、脚本の「キレ」が悪いように感じました。終盤、モモからの手紙は不要で、お父さんからの手紙だけでよいと思いました。
ももにだけお化けが見える設定を全部台詞でしゃべってしまうのも、「下手か!」と思います。
全体的に説明しすぎで、これ、なんか最近の抜け切らない邦画の雰囲気そのまま。少し説明不足でも、余韻を残す「さじ加減」にすると、この作品はもっとよくなる気がします。アイデア、作画が秀逸なので。

2012年5月15日火曜日

Windows Home Server 2011でPT2サーバー

近頃不安定になっていたWindows7 64bitで構成していたPT2サーバーのOSを、Windows Home Server 2011に入れ替えました。
とりあえず完成。機器構成は以下のとおり。ちょっと古い機器ばかりです。

マザー FOXCON ND52S
SSD CTFDDAC064MAG-1G1
HDD WD20EARS(667GP)
メモリ どこかの2G
PT2
カードリーダーはKTV-FSUSB2泡版を削ったもの

この構成でSpinel+TVTest+EDCB10+kkcald10で問題なく動いています。
Spinelは32bit版しかないのですが、TVTestと EECB10は64bitがあるので、最初64bitの方で設定しました。一通りうまくいったのですが、BonDriver_Fileが32bitしかないため、全部32bitで設定しなおしました。
TVRockと比べると、番組表の見た目がちょっとショボくなりました。
ほとんどEpgTimerNWで録画予約しています。

これまでのWindows7のサーバーと比べると、

  • 24時間電源つけっぱなししかできない(もしかしたらできるかも)
  • 標準のリモートデスクトップはかなり便利

です。
サーバーOSなんで、安定動作してくれることでしょう。

録画後バッチ処理でMP4変換したいのですが、それはまだうまくいきません。
電源ファンがうるさいので、交換予定。

あの夏で待ってる

あまり面白くない。問題作。
『あの花』と被せなければ、もっと面白く感じたのかもしれない。
この作品は『あの花』とまったく違うスタンダードなラブコメなので、泣けるとか感動できるとかの先入観があるととてもがっかりします。まったく泣くシーンはありません。笑えるシーンはそこそこあります。

このスタッフィングだと、どうしても黒田洋介さんvs岡田麿里さんの構図になってしまう。こういう青春もので繊細な作品、見ている人の感情をえぐる脚本は、岡田麿里さんが図抜けていて、まともに勝負できない。
わかっていたはずなのに、ヒット作にかぶせたこのマーケティングはまずい。
黒田洋介さんも並みの脚本家ではないですが、やはり、アクションものなど、男っぽい作品の方が得意だと思うし僕は好きです。

役では柑菜、美桜といった脇がいいです。肝心の主人公たちは、勝手にやってる感じ。
音を撮れないという特性からか、小道具にめんどくさい8mmを使うのも、あざとく感じ、ダメと思ったらそんなところまでダメに思えてきました。
絵、色使いも『あの花』の方がだいぶ上だと思いました。
ノスタルジックな雰囲気や感動を作り出すのは簡単じゃないと思い知らされました。