2014年1月10日金曜日

永遠の0

面白い。傑作。
現代人でも零戦や特攻のことを知ることができるという意義のある作品でありながら、小説としても面白い。
これは、すごいこと。
歴史上のできごとや特攻隊員のことも入念に調査されているようでリアリティ抜群。
戦中世代は本当にがんばったんだなと、感謝の気持が生まれる。
特攻や司令部の判断ミスに対して徹底的に批判的立場で書かれているところも好感度が高い。

世界最高の格闘性能を持った零銭が、たった2年で時代遅れになったということが書かれており、よく「戦争が人類を発展させる」などという言葉を目にするが、それは本当だと思った。
人間は生死のかかったときが一番輝く。

しかし、もう、戦争になってほしくない。

ファタモルガーナの館

面白い。珍しいゴシックホラーのノベルゲーム。
『WHITE ALBUM2』並に面白いものを期待していると、期待ほどではない。
それでも、十分面白いな。
ホラー、そしてループものでもある。プレイ中、ぞくぞくと背筋が寒くなるので、夏のプレイをオススメ。
プレイ後特典のキャラ紹介は、まあ、なくてもよかったように思うな。
このあたり、同人ソフトらしさもある。システムも荒削り。
それでも、商業作品の中に入っても十分通用する面白い作品でした。
シナリオはもちろん、絵もいいですよ。

英雄伝説 閃の軌跡

あまり面白くない。
単純に自分がこのシリーズをやりすぎて飽きているのか。

まず、この作品はテンプレキャラのオンパレードで印象が悪い。メインヒロインは『はがない』で見たし、『化物語』の羽川みたいなのもいる。羽川の声優はなぜかメインヒロイン役。
その他のキャラも、どこかで見たようなキャラのオンパレード。

学園祭のライブシーンぐらい、歌を撮りおろした方がよかったんじゃないだろうか。
随所で、もう一歩企画、作り込みが足りない。
PS3に不慣れなのか、テイルズオブシリーズに比べ、操作性が若干悪い。ロードも長い。

そして、極めつけは、これが前編だということ。
物語の全てを盛大に後編に投げている。
まあ、これまでも前後編に別れていたので、別にかまわないはずだが、今回は自分の満足度が低かったので、ちょっとむかつくのかもしれない。

まあ、文句ばかり言ってしまったが、前作と同じ事件を、同じ時間軸で、別の場所の、しかも学生からの視点として描くというアイデアは評価できる。
また、主人公と一緒にリア充学生を追体験できるのもよい。

ゲーム自体が、もう少し、面白かったらなあ…

アイアンマン3

まあまあ面白い。
アイアンマンのシリーズ中では1番かなあ。
少なくとも2よりは面白い。

逃走車

あまり面白くない。
序盤、アホすぎる主人公にがっかり。
途中からは普通に楽しめるかな。
ほぼ全てのシーンが車中というのは、この映画が初めての試みじゃないだろうか。

LOOPER/ルーパー

普通。アイデアはよいが、もうちょっとの作品。
若い主人公が微妙にブルース・ウィリスのモノマネをしているのが笑える。この手のダブルキャストは、モノマネが見所。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットという人でした。

イリュージョニスト

まあまあ。絵が凄いので、それを見るだけでも価値がある。
ビッチな女の子に振り回される哀れなジジイの話。
ちょっと切ない、フランス映画らしい終わり方。
ジブリはいい作品輸入してくれてる。