2010年10月4日月曜日

GIANT KILLING

まあまあ。後半面白い。

スポーツものに大ハズレはないと思いますが、本作品もまあまあ面白いです。
特に最後の大阪戦は、監督同士の駆け引きという、本作のテーマがずばり形になっており、面白いです。

序盤、走力だけでレギュラーを選ぶ話がありますが、オシム監督の日本代表を知っている僕たちには、走り勝つサッカーというのが、あまりにも浸透しているため、目新しさはありません。これは、原作発表時とのタイムラグのせいなので、致命的とはいえませんが。その後の、展開も特にすごいと思わせるものはなく、いささか退屈。
ただ、大阪戦のちょっと前ぐらいから、どんどん面白くなっていきます。これは、原作どおりだと思います。

紅優さんの監督作品は、『ゼロの使い魔 〜三美姫の輪舞〜』しか見たことがないですが、今回も変わらず荒削りな印象。ただ、感動させるツボは心得ておられ、ちゃんと面白いです。
作画は、元々の絵柄も荒っぽい感じで、あまりうまさを感じられる絵柄ではないながらも、たまにすごいカットがある。
サッカーの動きを研究した、かなりリアルなカットがいくつもあります。

最初の展開など、物足りない。でも、後半盛り上がるので、ご安心という作品。
主題歌、エンディングが結構かっこいいんですよね。

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