2011年1月20日木曜日

化物語 つばさキャット

面白い。演出、映像、アクションが凄い。台詞もかっこいい。
トップクリエイターの力が、いい感じで爆発した作品。

インターネット配信を見逃したのですが、ようやく最後まで見れました。
TV放送だけでも面白かったけど、やはり、この作品は、15話で本当に完結しています。TV版が好きで、最後までみていない人は、ぜひ見て欲しい。
この作品、他のハーレム作品と同様、主人公はモテモテなんだけど、西尾さんの作品らしく、最後で、少しだけ現実に引き戻されるようなストーリー展開があります。最後まで見て、あらためて、この作品は面白いと思ったし、本当の意味で作品を楽しめたと思いました。

一部、小説の感想が混じっていたので、修正しました。

アニメを補完?する形で小説も読みました。小説を読むことで、アニメの方が、かなりよくできていることを、あらためて確認することできます。
この原作をアニメ化するとなると、スタッフとしては、かなり構えると思います。脚本、演出がとてもたいへん。原作の台詞の量をそのままアニメにすることはできないので、どこを削るかも、かなり難しい作業だと思いました。

アニメの化物語は、映像の遊びがすごくて、なんというか、学生作品の自主映画的な部分があって、それが魅力の一つです。
そもそも、原作の台詞や、モノローグ全てを、脚本として読ませるわけにはいかないので、表現しきれない部分を、抽象的で、思い切った映像表現を挟み込むことで、表現しています。

心房監督らしい、派手で平面的な画面作りは、僕のようにクリエイティブ(の端っこ)で仕事している人は、必ず見ておいたほうがいいように思います。

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