2011年6月13日月曜日

劇場版“文学少女”

普通。きちんと作ってある作品。僕のようなアクション好きには少し辛い。
根幹になるのが、陰鬱なストーリー。最後は明るいですが、これが、好みを分ける作品だと思う。
普段、何も考えなくてよい爆発ばかりの作品を見ていると、見るのがちょっとしんどい話ではある。
ただ、途中で止めるようなことはなかったのは、よくできているし、そこそこ面白いんだと思います。

日常劇なんだけど、「文学少女」こと、天野 遠子だけ、本を食べるという、ファンタジックなキャラ設定。
作品のアクセントになっているし、花澤香菜さんが演じることで、かなり印象に残る強烈なキャラになっている。ただ、なんか、上手い声優ばっかりで、作品の内容もあり、全体的にちょっとあざとい印象もありました。この手の作品には、「さりげなさ」が必要と思います。演技も、演出も、全体的に、巧すぎるのか。

受身のおとなしい主人公がモテまくる、ラノベらしい基本設定。この作品は文学に焦点を当てているので、個人的には、暗い文学青年は、モテない、もんもんとした日々をすごして欲しいものです。

真面目な青春もので、好感度は高いです。
見るのは、多少しんどい。

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