まあまあ面白い。
Cygamesのアニメは、『進撃のバハムート』では圧倒的作画力、『グランブルーファンタジー』では世界観の拡張、『ウマ娘』では、なんだかよくわららないカオスな世界観で楽しませてくれた。
大資本で一流のスタッフを囲い込むスタイルは、最初から印象がよくない。そんな中、今回もきっちり、それなりに面白くしてくるところは流石。
自社のアニメスタッフを育てていることも、好感が持てる。
「最高のコンテンツを作る会社」の看板には、まだ届いていない。その、シンプルで愚直な看板は、自らに高いハードルを課しているわけで、この次の作品か、さらに次の作品、さらに、もう少し長い目で見てあげる必要がある。最高のコンテンツというからには、日本だけでなく、世界的なムーブメントを作るレベルの作品を数本連発する必要がある。
一流のスタッフをそろえた、安牌の作品だけではいけない。とんでもない駄作になるか、大ヒットを飛ばす作品になるか。生きるか死ぬかで、作品の面白さに責任を持つ監督を起用してほしい。賢い会社なので、作品の成功を予測しすぎてる。
Cygamesのアニメスタッフは、最高の育成をされていると思う。ただ、最高のコンテンツは、ドブの中から生まれてくることもある。投資会社で、若手クリエイターを起用するのがよいか。ヘドロの中から、最高のコンテンツを作る人材を探し当てて欲しい。
この作品の優れているところは、主人公の単語のセリフと、このすばから引き継いだ、緩い世界観、アットホーム感。そして、金崎監督が音響まで手を入れていて、随所に爆裂魔法と同じ、気持ちのよい音響が楽しめること。
さくっと見て、楽しめる作品であることは間違いない。
0 件のコメント:
コメントを投稿