スピーカーセレクターAS-50Rを導入したことで、ZENSOR7と絨毯スピーカー(FE126En)を簡単に切り替えられるようになった。
宇多田ヒカルを聴いている途中にZENSOR7から絨毯スピーカーに切り替えると、ザ・紙みたいな中高音が強く聞こえ、もっと、違うユニットの方がいいのではないかと気になってきた。
たとえば、W3-1319SAの音色で、もっとレンジが広いユニットがあればと、安易に考えていたのだ。
そして、再びにコイズミ無線へ…
今回対応してくれたのは、ベテラン店員の方。
自分:「FE126Enを使ってるけど、W3-1319SAのような音色で、レンジの広いのが欲しいです」
店員:「エンクロージャーはどんなのをお使いですか」
自分:「恥ずかしいんですが、絨毯です」
店員:「FE126Enはバックロードホーン推奨なので、メーカー推奨の箱で一度音を聴いていただかないと判断できないですよ」
あれ、つい最近、『良い音とは、良いスピーカーとは?』という素晴らしい本に、同じようなことが書いてあったな。
そこで、気づいた。
自分は、ハイ上がりのFE126Enの中高音を、絨毯スピーカーで低音をあまり出さずに聴いており、それはそれで、女性ボーカルを聴くのに、結構気に入ってたのだが、実際は、このユニットの実力をまったく出し切っていないということだった。
そして、中高音が強く聞こえることで、紙臭さがより強調されていたのかもしれない。
ふむふむ、なるほど。
なんせ、自分は最初の自作スピーカーが絨毯スピーカーなので、箱を作るなど、まったく考えていなかった。
しかし、自作スピーカーの総本山?コイズミ無線のベテラン店員は違う。
ユニットを買わせるのではなく、客を育てるのだ。
とりあえず、今回はターミナルだけ買って店を出た。
箱を作る作らないは別として、少し勉強をする方がよさそうだ。
というわけで、町の本屋のおばちゃんに、自作スピーカーの入門書を聞いた。長岡先生の本は、結構絶版になっているらしく、読みやすそうな『作りやすい高音質スピーカー』という本を買った。
これが、また、素晴らしい本で、作り方から容量計算、測定まで、詳細に解説してある。
新刊らしくコンピューターでの測定、シミュレーションも解説してある。
ま、今の自分には半分以上理解できないが。これは、長く勉強できそうだ。
全部は読めていないが、箱の設計は、つまりは低音をどうするかということらしい。
その中に、自分と同じFE126Enの作例があって、最終的にイコライザでBASSを上げてバランスをとっている記述を発見!
これなら、家のDT-2050Aですぐに実験できそうだ!!!
よし、明日帰ろう。もう、すぐ帰ろうと思った。