公開から、わりと早いタイミングで、映画館で観ることができました。
前作、『序』のテンションからは少し下がったかもしれませんが、面白いです。テレビ版とはまったく違う使徒が何体も出てきて、その都度楽しませてくれます。
綾波レイ、碇ゲンドウなど、感情が見えにくいキャラクターも、テレビ版よりだいぶ丸くなって、人間味のある描かれ方をしていました。テレビ版当時より、スタッフも年をとったからか。特に綾波レイに対しては、愛情たっぷりに描かれています。
僕自身も年をとっていて、テレビ版のときはシンジ君の目線に近かったのが、今や加持君の年も越えてしまい、大人の目線になっています。碇司令の行動が以前ほど理不尽に感じなかったです。
新キャラは、好き嫌いがあるかもしれません。彼女だけ、台詞回しがやたらアニメっぽくて、制作側の意図が、ちょっと掴みかねます。僕は、どちらかというと、好きです^^;
戦闘中に歌が流れる演出が2箇所あるのですが、これが、作品の中で浮いており、ちょっとうっとおしかったです。もう少し抑えた歌の方が、よかったなあ。前の映画版の『THANATOS』みたいな、洋楽の方が、世界観に合っていたと思いました。庵野監督、『ラブ&ポップ』のエンディングでも昭和歌謡を使っており、あの頃の楽曲に相当思いいれがあるようです。
作画、演出は最高レベルと思います。スタッフロールは、日本を代表する方の名前ばかりで、とても贅沢な作品だと思います。
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