2010年2月2日火曜日

シムーン

面白くなかったです。

『true tears』の西村純二監督の過去作品を見てみよう企画。
丁寧に演出されていて、デキが悪いわけではないですが、36歳のおっさんには、「揺れ動く少女の気持ち」を描かれても、ちょっとわかりにくく、楽しめなかったです。
一見美少女や、メカアクションの作品に見えますが、実は、まったく違う、少女たちの成長を描いた、繊細な作品でした。
綺麗なキャラデザインですが、似せにくいキャラのようで、回によって変な顔になることも多かったです。

主人公2人の声にインパクトがあり、とくに主人公の新野美知さんは、ぶっきらぼうというか、棒読みというか、とにかくよく見る萌えアニメの声とは一線を画していました。最初違和感がありましたが、このキャスティングは絶妙だと思いました。

この作品は、西村純二監督は「真面目さ」がよく出ていた作品と思います。
監督の特徴として、視聴者が理解できる範囲のちょっと上の部分で作品を作っており、そこが作品の魅力になっていると思いました。
この「ちょっと上」のさじ加減が難しくて、西村監督の場合、その加減がちょうどいいように思います。

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