面白い。
スタッフを聞いて、がっかりしたけど、実際に見てみたら、結構楽しめた作品。
世界観にオリジナリティ。
ピーエーワークスが次に何をするかは、アニメファンには、とても気になっていたところ。
それが、京アニの成功をなぞるように、麻枝准さんの作品をすることになり、最初はとてもがっかりしました。ピーエーワークスには、それだけ期待値が高まっていたということです。
がっかりしながらも視聴。
最後まで見ると、アクション、音楽、ギャグ、泣き、ラブありで、かなり密度の濃い内容で、結構楽しく見ることができました。
アクションの作画と、ギャグのテンポ、ライブシーンがよかったと思います。
カメラアングルで人が消えていく演出も、古典的だけど好きです。
保険証に丸をつけるシーンが一番感動しました。
作品の楽しさという点では、日常ドラマが基本の、『CLANNAD』『AIR』よりも、上だったと思いました。丁寧さでは、京アニには、2、3歩譲る感じ。
好みの別れるところは、最初から世界の謎・天使の正体が見え見えで、制作側も、まったく隠そうとしていないところでしょうか。謎解きで、楽しませるのでなく、その世界観を踏まえたうえでの、ストーリー展開で楽しませようとしています。
ゆりの立ち居地や演技がハルヒっぽく、ライブシーンや野球回など、全体的に『涼宮ハルヒの憂鬱』を意識しているようです。
僕が特によくないと思ったのは、最終回。
卒業式が長くて、ちょいウザかったのと、主人公がかなでを好きになっているのが、「いつのまに、そこまで!」って感じだったところです。
主人公とかなでの恋愛要素は、もう少し全体的にちりばめられていてもよかったと思いました。たぶん、主人公がかなでを見つめる止め絵とかで、細かく演出されているんでしょうけど、ちょっと足りない。
あと、泣かせるために女の子が寝たきりになるパターンが多すぎるのも、ちょっとでした。
サブキャラの扱いが酷いことについては、僕はあんまり気にならなかったです。
彼らは、戦線と、ギャグを構築するためだけに投入された準NPC的な存在? 笑かしてくれたらそれで、十分だったような…
いろいろ、叩かれているようですが、BDが売れてるということだし、実際はそれなりに力のある作品だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿