2012年10月29日月曜日

境界線上のホライゾンII

あまり面白くない。
この作品の先鋭的なところは、前のクールで十分わかっているので、あとは、その世界観の中で、わかりやすくストーリーを展開させて欲しかった。
結局わかりにくさが最後までつきまとい、作品に入れなかったように思います。
1期は単純に世界観に魅せられたところもありましたが、この2期については、視聴者が歩み寄らないと理解できない箇所も多い。

ただ、この「わかりにくさ」が、この作品の魅力であることも事実。自分のような一見さんには難しくとも、作品に集中できる人は楽しめるでしょう。

絵やアクションは変わらずすごい。CGのロボットがあまり活躍せず、変な?巨乳の手描きロボになったのは、個人的に残念。あのCGのロボットアクション、よくできてたのに。

機動戦士ガンダムAGE

普通。
メカアクションや、ストーリーは悪くないですが。

親子3世代に渡るドラマというアイデアは単純に面白いと思いました。あとは、それをどう料理するかですが、この作品ではそこそこうまくいっているように見えます。
AGEシステムのアイデアも面白い。
全体として、すごい!ってところまでいけてないのが残念。

人間ドラマについては、もう少し突っ込んで欲しかった。3世代の大河ドラマにもかかわらず、人間ドラマが浅いので、なんとなく、ストーリーが上滑りしているように感じました。絵柄を見ると子供向けの作品だと思うので、あまり残酷な展開は難しいとは思うのですが。
比べるべきではないですが、『機動戦士ガンダムUC』を見ると、ガンダムの魅力って、やっぱり人間ドラマだと痛感します。

エウレカセブンAO

面白くない。前作のファンからすると、完全に蛇足ではないでしょうか。
一応、まだ完結していないようなので、最後まで見てみないとわかりませんが。

メカアクションはいいのですが、肝心のストーリーや、前作との絡め方が悪いように思います。
前作のラブコメ要素や、ファンタジックな要素が、わかりにくい形で引き継がれています。結果、エンターテイメントとして中途半端というか。
結局、エウレカセブンには佐藤大さんが必要だったのかなあ。

アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団

面白い。こんな作品が2000円ちょっとで買えるなんて…

洋ゲー、FPPに苦手意識があって、避けてきましたが、このゲームはアクションが苦手でも楽しめ、初心者モードにすればさくさく進むので、コントローラーを手放すことができませんでした。

シネマティックなゲームということで、あたかも映画の中に入って、キャラクターを操作しているような錯覚があります。それも、僕の大好きな派手目のハリウッド映画なのでたまりません。
一部、登れそうなのに登れない箇所が多くて、そこはイライラしました。

全体としては、ハラショーな作品。
アクション苦手だからという人も、これは大丈夫です。

ドラゴン・タトゥーの女

面白い。単純に面白い映画。
全国ロードショーされる映画で、ここまで盛大にモザイクの入った映画はあまりない。

このドラゴン・タトゥーの女ことリスベットは、男が思う理想の女性像。
危なっかしくて、好きになった男には一直線。優秀で頭がよく、度胸があり、クソ野郎には徹底的にやり返す。
女の人はこのキャラを見て、どう思うかわかりませんが、男にはたまらんですね。

民生委員?のキャラ、とにかくクソヤローっぷりがよくて、こいつは何をされても文句は言えんというところまで演出されているので、リスベットの復讐が痛快。
ほろ苦いラストシーンもよい。

デヴィッド・フィンチャー苦手意識を持っていましたが、少しましになりました。

ロード・オブ・ザ・リング ― スペシャル・エクステンデッド・エディション

面白い。長い。
ほとんどレンタルの私が、この作品はBDボックスを買いました。高かった…

この作品は公開されたものより、より原作に近い。
公開時の映画は、メディア特性を考えアクション重視になっていたので、「面白いけど、原作とは違う」作品でした。
原作はアクション作品というより、冒険譚で、空腹の中、日々一歩ずつ進んでいくような印象が強い作品です。
このSEEでは、ホビット庄が細かく描かれ、人物描写も増えたように思います。特に、ファラミアの出番が増えていたような。
アラゴルンのロマンスが増えたのは、どうかと思いましたが、全体として原作の精神に近づいているように思いました。

3部作見終わって思ったことは、『旅の仲間』が飛びぬけて面白いということ。物語の発端でもあるし、ボロミアの裏切りやガンダルフの死もあり、とにかく見せ場があまりにも多い。
『二つの塔』『王の帰還』は面白いけど、途中だれるところもあって、『旅の仲間』ほどのインパクトはありませんでした。
それでも、やはり、最後、フロドとの別れは泣いてしまった。

1部、2枚組みに別れているのが不評ですが、私は大して面倒ではなかった。一生のうち、せいぜい10回も見れないので、たいした手間ではない。日本語原作が1部2冊に別れているのを思い出して、懐かしい気持ちにもなれました。

なんにせよ、久々に所有してみようと思った作品で、大好きな原作のすばらしい映画化なので、言うことはない。
大量にある付録は一切見てないし、見ることもなさそうです。こんなもん要らんから、安くしろ!

『ホビットの冒険』も3部作でやるようだけど、この作品ほどボリュームないし、中だれしないか心配です。

RX-V773を使ってみて

AVアンプ、YAMAHA RX-V773を数ヶ月使ってみて感じたことです。
前使っていたシステムが古すぎたので、大幅なシステムアップができました。

その中でも、特によかったところは
  • AV CONTROLLERでアンプを制御できる
  • 音質がよくなった気がする
  • 測定がマイクでできるようになった
  • DTS-MA、FLACなど最新のフォーマットに対応できた
ことです。これって、最近のAVアンプならどれでも一緒?
AVアンプというのは、他の機種を買っていたらどうだったのか、イマイチわかりにくい商品です。
音質に関しては、自分の家で複数のAVアンプを聞き比べられないので、「気がする」という評価になります。
このアンプとZENSOR7を買って、少しだけですが音楽鑑賞をするようになったのは大きいかな。

気になったところは、
  • CUEシートに対応していない(サーバーも対応しないといけない?)
  • リモコンが使いにくい
    • PURE DIRECTモードのボタンが押しにくいし、AV CONTROLLERからは選べない
    • 暗いところで光らない
です。音楽を聴くようになると、「PURE DIRECT」モードを多用するので、オマケ的な実装でなく、もっと大きなボタンで、ズバッと切り替えできるようにして欲しかった。
リモコンの問題はAV CONTROLLERで解消できるので、問題ありません。

このアンプ、DSPで、世界の有名シアターやコンサートホール風に切り替えたりできるんですが、この機能は使わない。
最初遊びでいろいろ切り替えてみるものの、なんとかシアター風で常用することはく、音楽にしろ、映画にしろ、基本設定から切り替えることはほとんどありません。ホールを再現するより、音質など基本性能を上げてもらうほうが嬉しいなあ。

ソースによってはPURE DIRECTではなくDSPを活かしたストレートデコードなどにしたほうが、いい音に聞こえる場合があります。やっぱり、AVアンプはプリメインと違って、味付けで勝負なところありますね。

AVアンプは、プロジェクターに比べると裏方で、最近の機種ならどれも良くできているので、正直、どれを買ってもあまり変わらないところがあると思います。対応フォーマットや、入出力の数など、どうしてもスペックで選ぶしかない。
RX-V773は7.1chにも対応しているので、そろそろ挑戦してみようか。

2012年10月24日水曜日

このブログも丸4年になりました

2008年10月から書きはじめたこのブログも、もう丸4年が経ちました。
当初の目的はどこへやら、趣味のことを中心に、たわいないことを、つらつらと書いてきました。
マイナーなブログで、誰とも繋がらず、どこからもリンクされていないにもかかわらず、当ブログに訪問してくれてありがとうございます。

会社はそろそろ10名になり、東京に事務所を出すことになりました。
いろんな方にご恩があるのに、なかなかご恩返しできない。
よい会社にして、従業員や後輩に善意を返せるよう、努力しよう。

2012年10月23日火曜日

foober2000とRX-V773でCUEシート認識

うまく再生できたのでレポートです。

この組み合わせで、CUEシートを認識できるというのは知っていましたが、うちの非力なサーバーに、さらにDLNAサーバーソフトを入れるのが嫌で躊躇していました。
今回、何枚かCDをレンタル、アルバムを1ファイルでリッピングしたくて、CUEシートを使う必要が出てきました。

手順は以下のとおりです。

●アルバムのエンコード
Exact Audio CopyでflacとCUEシートを同時に書き出します。
このとき、追加コマンドラインオプション

-T "artist=%artist%" -T "title=%title%" -T "album=%albumtitle%" -T "date=%year%" -T "tracknumber=%tracknr%" -T "genre=%genre%" -8 %source%

だとflacファイルに1曲目のタイトルとトラック番号が入ってしまうので、

-T "artist=%artist%" -T "album=%albumtitle%" -T "date=%year%" -T "genre=%genre%" -8 %source%

としました。
今回は、flac、cue、ジャケット写真(jpg)の3点セットでフォルダごとに整理していきます。
この形式なら、ギャップレス再生もできるし、あとで、CUEシートにしたがって1曲ごとに分割することもできます。CUEシートをflacに埋め込むこともできますね。

●サーバーソフトの準備
次に、サーバーにfoober2000をインストールします。

foober2000を起動し、CUEファイルをプレイリストにドロップします。プレイリストを分ける場合は、タブを増やしてください。
プレイリストを編集した場合は、Basic Settings / StatusのページでMedia Serverのグループボックスにある「Stop server」ボタンを押し、代わりに表示される「Start server」ボタンを押してサーバーを再起動します。
ファイヤーウォールに穴を開けてください。私はとりあえず、ファイヤーウォールを切りました。

AV CONTROLLERからfoober2000を選択し、playlistを見ると、CUEシートの内容が反映されています。
当初心配していたサーバー負荷も低いようで、問題なく再生できました。

アルバムが1ファイルになると、とても扱いやすいので、サーバー、クライアントともに、CUEシートにはどんどん対応して欲しいです。

地獄の黙示録

普通。すごい我慢しないと見終われない、重い映画と覚悟していたけど、冒険ものの要素が強く、退屈せずに見れました。
コッポラがこんな不思議な作品をとっていたのが意外。キューブリックや、クローネンバーグのような、抽象的な映画です。
古くても、名作は普通に楽しめると再認識。

2012年10月20日土曜日

IKON6 MK2を聴かせてもらう

出張で東京に行くと、少し大き目の電気店には必ずオーディオコーナーがあって驚きます。
地方だとなかなかお目にかかれない数百万という高級スピーカーも見ることができました。

ただ、オーディオコーナーの客層は、50代以上のおっさんたち。
若輩の私は、とても試聴など頼む勇気がない。
いくつか見て回った中で、ようやく店員さんに話しかけて、ちょっとだけ聴かせてもらいました。

DALI ZENSOR7は、試聴せずに買ったので、実はモニターライクなスピーカーのほうが自分の好みに合ってたんじゃないか?という不安がずっとがありました。
店員さんに「ZENSOR7を買ったのですが、モニターっぽいスピーカーを聞いてみたい」というと、TAD PRO TSM-2201-LRというのを聴かせてくれました。
当たり前ですが、ZENSOR7とまったく違う音で、味付けがない素の音。素人の私にはちょっと物足りなく感じました。「モニターは録音の良い悪いもそのまま出てくる。密閉式だから、パワーのあるアンプでしっかり鳴らしてやらないといけない」そうです。
う~ん、さすがにこの方向性ではなかったので、一安心。

次に同じDALIならということで、IKON6 MK2を聞かせてもらいました。低音を抑える方向で作られているということ。ZENSOR7より、だいぶ音が締まって聞こえます。
ZENSOR7より定位感があって、「あ、これは映画鑑賞に向いてるな」と思いました。
その後、ZENSOR7をうまく鳴らすために、AVアンプのプリアウトからプリメインアンプに繋いで、音楽鑑賞のときはプリメインで聴くのがいいというアドバイス。
なるほど~とは思いましたが、自分、ほとんど音楽は聴かないんですよね…。もちろん、オーディオコーナーで「音楽は聴きません」などと言えるわけもなく、「なるほど~」と相槌。

ほんの短い時間だったけど、他のスピーカーの音が聴けて楽しかったです。

2012年10月2日火曜日

その男ヴァン・ダム

あまり面白くない。ヴァン・ダムが最注目された映画とあって、期待していたが、たいしたことはない。
コンセプトは面白い。序盤、落ちぶれたヴァン・ダムが自虐的に描かれ、そのあたりが一番面白い。
どうせなら、もっと変な映画にして欲しかった。

アサシンゲーム

面白くない。見た瞬間に忘れそうになる。
なんか、娼婦といい感じになると思いきや、ざっくりした展開に。
よくある主人公2人の掛け合いもない。
バンデラスとスタローンが戦った『暗殺者』にちょっと似ている。

プリズン

面白くない。怖くないし、センスも悪い。
散々人を殺していた娘が最後は「助けてくれる」、意味のわからない展開。
マイケル・パレがおっさんになっているのが確認できただけ。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

面白い。シリーズ中では一番か。
大作らしい堂々とした作品。
お金がかかってる分、しっかりと楽しませてくれます。
キャストも、今旬の人たちが多く、華やか。レア・セイドゥはとても美しい。

ミラーズ

まあまあ面白い。ホラーでは久しぶりによかった。
鏡が出てくるホラーってだけで怖いのに、演出がよいので、さらに怖い。
悪魔が人に憑依して襲い掛かってくると、ぜんぜん怖くなくなる。
これはアメリカ製ホラーの特徴なので、どうしようもない。

新トレマーズ -モンゴリアン・デス・ワームの巣窟

面白くない。
邦題が新トレマーズというだけで、実際は、まったくトレマーズではない。
あの、ノーテンキなスリルを期待していると、特にがっかりする。