少々、ユーザーは選びますが、面白いです。
今の日本の様々な問題、僕たちが漠然と感じている閉塞感を作品に取り入れ、しかもうまくエンターテイメントに仕上げる離れ業で、神山健治監督にしか作れない作品です。
監督の前の『精霊の守人』は、誰でも楽しめるオーソドックスなタイプの作品で、神山色は薄かったですが、今回はネット、SF、社会問題を扱った、神山監督らしい作品だったと思います。
非常にオリジナリティが高い作品で、どの作品にも似ていないので、どのターゲットに向けて作っているのか、正直僕にはわかりません。“大人”のアニメファンに向けてくれているのでしょうか?そうだったら嬉しいです。
少なくとも、今の日本に生きている人にしか、つぶさに感じ取れない内容なので、世界市場をターゲットにはしていません。
主人公が映画に詳しく、多くの映画が元ネタとして使われています。
いくつかはわかったのですが、全部はとても・・・
このサイトにたくさん載っています。
http://www36.atwiki.jp/higashino_eden/pages/24.html#id_ffd45db8
『グラン・ブルー』がそのまま使えなかったのが、ちょっと悔しいです。まあ、ムリなんでしょうね。さすがに。
作中扱われている社会問題に、既得権益とニートのことが出てきますが、ちょっと前に読んだ永井俊哉さんの論文を思い出しました。こちらも面白いので、よかったらどうぞ。
http://www.nagaitosiya.com/a/right_wing.html
羽海野チカさん原案のキャラは、見た目だけでなく、性格や、絡み方も『ハチクロ』っぽい。そのように、意図的に演出されていて、羽海野チカさんのキャラクターが持つ空気感みたいなものまで含めた、原案といえます。
乱暴に言うと、この作品は『ハチクロ』と『攻殻機動隊』がミックスされた作品です。
まだ、多くの謎を残しているので、映画も含め、今後の展開が楽しみです。
2009年8月15日土曜日
2009年8月3日月曜日
ドラゴンクエストIX 星空の守り人
ネットで面白くないんじゃないかなという評判もありましたが、普通に面白かったです。
8がすごいよくできていたので、それよりは落ちるでしょうか。ハードウェアの量的スペックが下がったので、しょうがないでしょう。とはいえ、しっかり遊べるし、少なくとも7とは比べ物にならないぐらい面白いです。
シナリオ本編のボリュームが少なめなのが、少し気になります。クエストとか無視してたら、結構あっさりクリアしてしまえるのではないでしょうか。
時間のない中でプレイしたので、攻略サイトを思いっきり参考にしました。
クリア後にできることが多いので、まだまだ楽しめそうですね。
8がすごいよくできていたので、それよりは落ちるでしょうか。ハードウェアの量的スペックが下がったので、しょうがないでしょう。とはいえ、しっかり遊べるし、少なくとも7とは比べ物にならないぐらい面白いです。
シナリオ本編のボリュームが少なめなのが、少し気になります。クエストとか無視してたら、結構あっさりクリアしてしまえるのではないでしょうか。
時間のない中でプレイしたので、攻略サイトを思いっきり参考にしました。
クリア後にできることが多いので、まだまだ楽しめそうですね。
2009年7月28日火曜日
逆転裁判2
他のシリーズと変わらず面白いです。
僕はこのシリーズやってると、文字が多いので、すぐ眠たくなってしまうことに気づきました。
逆転裁判の世界では、霊媒が普通にあるものとして、裁判の中でもOKになっているので、ちょっと不思議です。このあたり、裁判のリアルっぽさと相反するので、普通に考えると、世界観を作るのが相当難しいと思うのですが、なんだか勢いで“あり”になっています。
普通の人がまったく出てこない、逆転裁判の世界観は面白いです。
僕はこのシリーズやってると、文字が多いので、すぐ眠たくなってしまうことに気づきました。
逆転裁判の世界では、霊媒が普通にあるものとして、裁判の中でもOKになっているので、ちょっと不思議です。このあたり、裁判のリアルっぽさと相反するので、普通に考えると、世界観を作るのが相当難しいと思うのですが、なんだか勢いで“あり”になっています。
普通の人がまったく出てこない、逆転裁判の世界観は面白いです。
逆転裁判 蘇る逆転
というわけで、DSの『逆転裁判 蘇る逆転』を買ってきました。
古いゲームは、中古で安いのがいいですね。
これが、オリジナルですか~。なるほどう。
面白さも、逆転検事とまったく変わらず、謎はシリーズ最初の作品なので、簡単でさくさく解けます。
最後の『蘇る逆転』だけは、ちょっと難しかった~
エンドロールのスタッフに、なんと、学生時代の知り合いの名前が。
絵の上手かった彼は、夢をかなえたようです。
古いゲームは、中古で安いのがいいですね。
これが、オリジナルですか~。なるほどう。
面白さも、逆転検事とまったく変わらず、謎はシリーズ最初の作品なので、簡単でさくさく解けます。
最後の『蘇る逆転』だけは、ちょっと難しかった~
エンドロールのスタッフに、なんと、学生時代の知り合いの名前が。
絵の上手かった彼は、夢をかなえたようです。
逆転検事
初めての逆転シリーズ。
謎が結構難しかったので、攻略サイトを見ながらクリアしました。
ボリュームは少なめですが、面白い良作です。
ただ、シリーズものの常で、過去のキャラクターがたくさん出てくるので、最初にこれをプレイしたのは失敗だったかもしれません。
謎が結構難しかったので、攻略サイトを見ながらクリアしました。
ボリュームは少なめですが、面白い良作です。
ただ、シリーズものの常で、過去のキャラクターがたくさん出てくるので、最初にこれをプレイしたのは失敗だったかもしれません。
模倣犯
宮部みゆきの小説です。中居君の映画は未視聴。
面白いと思いますが、僕は少し苦手でした。
とにかく長編なので、覚悟を決めて読んでください。
犯罪者と被害者、被害者遺族の心理が、かなり綿密に描かれています。
架空の猟奇大量殺人を設定し、それを取り巻く人たちが、どのような心理状況なのかを、壮大なスケールでシミュレーションしています。それゆえ、かなり脇役まで、その背景がしっかり描かれ、どういう育ち方をして、現在のようなパーソナリティを持つようになったのかが説明されます。登場人物が多く、主人公も設定されていない、群像劇です。
僕はテンポのいいストーリー展開が好きなので、脇役の細かいプロフィールまでは、読むのがしんどかったです。
ストーリーは、さすがによくできています。
義男というおじいさんが、善意の好人物として描かれており、義男が次いつ出てくるのか楽しみになります。
『模倣犯』が誰なのか、読んだ人しかわからないのもいいです。
喫煙者に対する、愛情が感じられるところを見ると、宮部みゆき先生が愛煙家でしょうか。
また、家庭と仕事の両立に悩む滋子に対しても、愛情深く描いているように感じ、このあたりは女流作家ならではと感じました。
面白いと思いますが、僕は少し苦手でした。
とにかく長編なので、覚悟を決めて読んでください。
犯罪者と被害者、被害者遺族の心理が、かなり綿密に描かれています。
架空の猟奇大量殺人を設定し、それを取り巻く人たちが、どのような心理状況なのかを、壮大なスケールでシミュレーションしています。それゆえ、かなり脇役まで、その背景がしっかり描かれ、どういう育ち方をして、現在のようなパーソナリティを持つようになったのかが説明されます。登場人物が多く、主人公も設定されていない、群像劇です。
僕はテンポのいいストーリー展開が好きなので、脇役の細かいプロフィールまでは、読むのがしんどかったです。
ストーリーは、さすがによくできています。
義男というおじいさんが、善意の好人物として描かれており、義男が次いつ出てくるのか楽しみになります。
『模倣犯』が誰なのか、読んだ人しかわからないのもいいです。
喫煙者に対する、愛情が感じられるところを見ると、宮部みゆき先生が愛煙家でしょうか。
また、家庭と仕事の両立に悩む滋子に対しても、愛情深く描いているように感じ、このあたりは女流作家ならではと感じました。
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