アニメを見ていると、時間がそっちに取られて、普通の映画を見る時間がなくなっています。
毎年映画を100本は見ていたのですが、去年は30本程度。
このままだと、今年はもっと減りそうです。
なんだか、これは、よくない。
アニメも面白いけど、映画も面白い。
レンタル屋では、すごい見たい作品も新作ではなくなっていると思います。
2010年2月2日火曜日
「Key系」という言葉
思えば、僕にとって「Key系」という言葉は、いつの間にかコンプレックスの一つになっていました。
Key作品のいくつかに触れた今でも、そのコンプレックスは残っています。
『新世紀エヴァンゲリオン』以降、TVアニメやゲームに触れない時期が10年ぐらい続きました。20代は、普通の会社に通い、普通の仲間と普通に飲みに行く生活が続いていました。その間、新作アニメやゲームが数多くリリースされていたのですが、それらにはほとんど触れない生活です。
「Key系」という言葉は、僕にとって、その空白の10年間を象徴する言葉になりました。
アニメカルチャーの歴史に、「Key系」という、とてつもなく大きな流れが起こり、世代を代表する言葉、一つの共感すべき精神にまでなっていると思い込んでいました。
実際は、「Key」のゲームだったりアニメだったり、泣ける作品のことだったりするようなのですが^^;、僕にとっては、今でも恐ろしい空白の10年間を象徴する言葉となっています;
Key作品のいくつかに触れた今でも、そのコンプレックスは残っています。
『新世紀エヴァンゲリオン』以降、TVアニメやゲームに触れない時期が10年ぐらい続きました。20代は、普通の会社に通い、普通の仲間と普通に飲みに行く生活が続いていました。その間、新作アニメやゲームが数多くリリースされていたのですが、それらにはほとんど触れない生活です。
「Key系」という言葉は、僕にとって、その空白の10年間を象徴する言葉になりました。
アニメカルチャーの歴史に、「Key系」という、とてつもなく大きな流れが起こり、世代を代表する言葉、一つの共感すべき精神にまでなっていると思い込んでいました。
実際は、「Key」のゲームだったりアニメだったり、泣ける作品のことだったりするようなのですが^^;、僕にとっては、今でも恐ろしい空白の10年間を象徴する言葉となっています;
AIR
普通です。
京アニの知名度を一気に引き上げた作品で、ずっと見なければと思っていましたが、ようやく見れました。
13話+オマケ2話しかないのに、途中で何度か挫折しかかって、なかなか最後まで見れなかったです。
原作も監督も同じ『CLANNAD』と、フィーリングはほとんど同じ。
シチュエーションで泣かされてしまうことも多いですが、全体通してみるとサブキャライベントもあるため、繋がりが悪く、微妙な後味になります。
とくに、往人がカラスに転生してループしたので、何かが劇的に変わると思ったのですが、あんまり変化がなかったのが「?」でした。
ヒロインが死んでしまうのはいいと思いますが、ちょっと、煮え切らない感じなんですよね。
僕は、過去篇(SUMMER編)の方がわかりやすいし、ヒロインが可愛くてよかったかなあ。
京アニらしく、絵は綺麗だし、演出はしっかりしています。
京アニの知名度を一気に引き上げた作品で、ずっと見なければと思っていましたが、ようやく見れました。
13話+オマケ2話しかないのに、途中で何度か挫折しかかって、なかなか最後まで見れなかったです。
原作も監督も同じ『CLANNAD』と、フィーリングはほとんど同じ。
シチュエーションで泣かされてしまうことも多いですが、全体通してみるとサブキャライベントもあるため、繋がりが悪く、微妙な後味になります。
とくに、往人がカラスに転生してループしたので、何かが劇的に変わると思ったのですが、あんまり変化がなかったのが「?」でした。
ヒロインが死んでしまうのはいいと思いますが、ちょっと、煮え切らない感じなんですよね。
僕は、過去篇(SUMMER編)の方がわかりやすいし、ヒロインが可愛くてよかったかなあ。
京アニらしく、絵は綺麗だし、演出はしっかりしています。
シムーン
面白くなかったです。
『true tears』の西村純二監督の過去作品を見てみよう企画。
丁寧に演出されていて、デキが悪いわけではないですが、36歳のおっさんには、「揺れ動く少女の気持ち」を描かれても、ちょっとわかりにくく、楽しめなかったです。
一見美少女や、メカアクションの作品に見えますが、実は、まったく違う、少女たちの成長を描いた、繊細な作品でした。
綺麗なキャラデザインですが、似せにくいキャラのようで、回によって変な顔になることも多かったです。
主人公2人の声にインパクトがあり、とくに主人公の新野美知さんは、ぶっきらぼうというか、棒読みというか、とにかくよく見る萌えアニメの声とは一線を画していました。最初違和感がありましたが、このキャスティングは絶妙だと思いました。
この作品は、西村純二監督は「真面目さ」がよく出ていた作品と思います。
監督の特徴として、視聴者が理解できる範囲のちょっと上の部分で作品を作っており、そこが作品の魅力になっていると思いました。
この「ちょっと上」のさじ加減が難しくて、西村監督の場合、その加減がちょうどいいように思います。
『true tears』の西村純二監督の過去作品を見てみよう企画。
丁寧に演出されていて、デキが悪いわけではないですが、36歳のおっさんには、「揺れ動く少女の気持ち」を描かれても、ちょっとわかりにくく、楽しめなかったです。
一見美少女や、メカアクションの作品に見えますが、実は、まったく違う、少女たちの成長を描いた、繊細な作品でした。
綺麗なキャラデザインですが、似せにくいキャラのようで、回によって変な顔になることも多かったです。
主人公2人の声にインパクトがあり、とくに主人公の新野美知さんは、ぶっきらぼうというか、棒読みというか、とにかくよく見る萌えアニメの声とは一線を画していました。最初違和感がありましたが、このキャスティングは絶妙だと思いました。
この作品は、西村純二監督は「真面目さ」がよく出ていた作品と思います。
監督の特徴として、視聴者が理解できる範囲のちょっと上の部分で作品を作っており、そこが作品の魅力になっていると思いました。
この「ちょっと上」のさじ加減が難しくて、西村監督の場合、その加減がちょうどいいように思います。
バットマン ゴッサムナイト
よくできています。作画は最高レベル。
オムニバスなので、面白さはそこそこ。
バットマンファンなら楽しめるでしょう。
ハリウッド制作で、アニメーション作品としては、予算が潤沢なようです。
どの作品も面白いですが、僕はマッドハウスの2作が印象的でした。
この2作は、完全に実写映画のバットマンを意識しており、実写に負けるか!の意気で、実写映画と正面からぶつかっていたのがよかったです。
玄田さんの声もよかったです。
オムニバスなので、面白さはそこそこ。
バットマンファンなら楽しめるでしょう。
ハリウッド制作で、アニメーション作品としては、予算が潤沢なようです。
どの作品も面白いですが、僕はマッドハウスの2作が印象的でした。
この2作は、完全に実写映画のバットマンを意識しており、実写に負けるか!の意気で、実写映画と正面からぶつかっていたのがよかったです。
玄田さんの声もよかったです。
幻夜
面白いけど、『白夜行』と続けて読んだので、ちょっと飽きちゃいました。
あらゆる登場人物が、悲惨な結末になるパターンが同じなので。
『風とともに去りぬ』を読んでないと、ちょっとわかりにくいらしいので、今度読んでみます。
一般的には『白夜行』の続編といわれており、たしかに『白夜行』は読んでおいた方がいいです。
雅也が序盤の主人公になっており、群像劇に近かった『白夜行』より読みやすいです。
最後、爆発するのが、なぜかよくわからなかったのが、ちょっと残念です。
僕の読解力不足か。
あらゆる登場人物が、悲惨な結末になるパターンが同じなので。
『風とともに去りぬ』を読んでないと、ちょっとわかりにくいらしいので、今度読んでみます。
一般的には『白夜行』の続編といわれており、たしかに『白夜行』は読んでおいた方がいいです。
雅也が序盤の主人公になっており、群像劇に近かった『白夜行』より読みやすいです。
最後、爆発するのが、なぜかよくわからなかったのが、ちょっと残念です。
僕の読解力不足か。
2010年1月31日日曜日
チーム・バチスタの栄光
これはかなり面白いです。長編の作品で、ここまで面白かったのは久しぶり。
僕の好きな一人称の小説で、ストーリーもわかりやすくて、読みやすい。
序盤こそ、主人公のキザな言い回しが鼻につきますが、すぐに物語の力強い魅力に引き込まれていきました。
斬新な医療現場の設定や、謎解きも面白い。
最初からかなりハイテンションで物語が進みますが、下巻に入って白鳥が出てきてから、さらにテンションが上がります。ここまでテンションが上がる小説は初めてです。
主人公の田口のような自然体の生き方は、多くの人が共感を覚えると思うので、よい主人公だと思いました。
また、桐生、白鳥、高階など、物語中に天才が出てきますが、それぞれ描かれ方がカッコイイ。一般人の田口の目を通して描かれるので、彼らの凄さがよくわかるようになっています。
売れまくっている作品なので、今さらですが、多くの人が楽しめる作品で、ぜひオススメです。
僕の好きな一人称の小説で、ストーリーもわかりやすくて、読みやすい。
序盤こそ、主人公のキザな言い回しが鼻につきますが、すぐに物語の力強い魅力に引き込まれていきました。
斬新な医療現場の設定や、謎解きも面白い。
最初からかなりハイテンションで物語が進みますが、下巻に入って白鳥が出てきてから、さらにテンションが上がります。ここまでテンションが上がる小説は初めてです。
主人公の田口のような自然体の生き方は、多くの人が共感を覚えると思うので、よい主人公だと思いました。
また、桐生、白鳥、高階など、物語中に天才が出てきますが、それぞれ描かれ方がカッコイイ。一般人の田口の目を通して描かれるので、彼らの凄さがよくわかるようになっています。
売れまくっている作品なので、今さらですが、多くの人が楽しめる作品で、ぜひオススメです。
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