2008年12月4日木曜日

ひぐらしのなく頃に、と解

人気の作品で、ゲーム、マンガともに未接触だったのですが、アニメで一気に視聴しました。
解まで見ると、面白い作品です。

ネタバレなので、これから見る人は読まないでください。

序盤ではジャパニーズホラーのテイストが強く、主人公たちの必死の努力にもかかわらず、人間には抵抗できない、理不尽な力であっさり死んでしまいます。
なんだ、こんな感じで、オムニバスっぽいのがどんどん続くのかと、飽きてきた頃に、「目明し編」で、ちょっと「お!」っとなります。
その後も、真相はほぼ明かされないまま、最初の26話は終了するので、解を見るのも少しめんどくさかったです。
でも、ちょっとがんばって解の方を見てみると、「皆殺し編」でものすごい盛り上がりを見せます。これを見るためだったら、それまでの退屈な展開も納得です。
その後の「祭囃し編」は、完全解答ということですが、盛り上がり的には「皆殺し編」が上。ここがクライマックスといっていいでしょう。

僕はミステリーファンではないので、解決していない複線については、あまり何も思わないです。ホラーっぽい雰囲気を感じさせるだけの目的で、使わない複線をとりあえず撒いておくというのでも、かまわないと思います。
ただ、羽生が現実世界に出てくることだけは、ストーリーを面白くするという観点から?と思わざるを得ません。
羽生が梨花にしか見えない状況のときは、物語の説明をする役割として、まあ納得できたのですが、現実世界に出てきても、役割が見えないかったです。また、これまでひどい目にあってきた部活メンバーががんばるからこそカタルシスを感じるのであって、ぽっと出で、しかも神様の羽生ががんばっているところを見ても、?なわけですね。
あと、気になるのは主要キャラクターの言動が、ちょっと現実離れして、気持ち悪いところです。「オモチカエリ~」とか「ニパ~」とか「おじさんは」とか、いい大人のオタクが見るにはつらいです。ファッションもひどい。それに反して、刑事や村の人たちなど、大人のキャラクターは、結構説得力がありました。対比されて、よけいまともに見えたのかもしれません。

ストーリーは画期的で、最後まで見たら面白い作品です。
この、ストーリーこそが人気の秘密ということがよくわかりました。

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