2009年5月10日日曜日

少林少女

この映画はつまらないです。
カンフー映画を舐めてるわけではないと思うのですが、かなりショボイです。

チャウ・シンチーをプロデューサーに迎えたり、柴咲コウが1年間特訓したり、プロデュース面はがんばってはいたとは思います。ただ、全体的にレベルが低く、脚本も悪いので何がしたいのかよくわからない映画になっていました。

香港のアクションスターは、子供のころから養成所や道場で訓練しており、それがスタンダードになっている今、普通の人が大人になってからカンフーの訓練をしても、チープに見えます。特撮で補いきれないものもあるのです。
日本にアクションスターがいないのは、長い間、日本人がアクション映画をB級なものとみなし、育ててこなかったからで、これは、今元気になっている日本映画の弱点となっています。
ラクロスとカンフーの組み合わせは、まあ、よいのですが、結局、『少林サッカー』と同じ。オチは『カンフー・ハッスル』に母性を加えただけで、ほぼ同じ。見ていて腹が立ちました。

本広克行監督、『スペーストラベラーズ』『サトラレ』なんかはよかったと思いますが、あとは、それほど面白くないです。
がんばってください。

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