2010年10月4日月曜日

けいおん!!

面白いです。すごい完成度。

演出、作画がすごすぎ。この作品を見てすぐ別のしょぼい作品を見たら、絵が止まっているかと思っちゃいました。
たいへんよくできた作品です。
嗜好にもよりますが、完璧な完成度といえます。

すべての人間関係が円満で、極端な貧乏人がおらず、登場人物が受験生でありながら、過酷さは描かれない。桜が丘高校軽音部はユートピアとして描かれます。この甘ったるい世界観から、抜け出せない人が続出しそうだなと思いました。僕も、ちょっと「くらくら」とやばい感じになりました。
ストーリーは前のクールに続き、特に「ない」のですが、今回、卒業という大きなテーマがあります。そのことが、唯一この物語の悲劇、ストレスとして扱われます。文化祭が終わり、みんなで泣いてしまうシーン、梓に歌を送るシーンなど、さわやかな感動があります。
『涼宮ハルヒの憂鬱』は2期をやることで失速したと思いましたが、この作品は、勢いがさらに強まったと思います。このまま、映画にドーンといけます。ただ、この作品を映画館で見たいかどうかは微妙。なんというか、私的な作品なので、こじんまりとした部屋で、深夜ニヤニヤしなががら見るのが楽しいようにも思います。スペクタクルじゃないしね。

文化祭のライブ、MC長すぎたのだけがちょっとでした。
実際にあのMCをやると、スベるだろうなと思い、ハラハラしました。
この作品は撮りためて見たので、唯ちゃんの言っていることが、ぜんぶ昨日やおととい見た内容なので、特に、「そんなにがんばって、繰り返さなくても」と思っちゃいました。

完璧な作品なので、この作品を大切に思うかどうかは、好みだけです。
僕は、まあ、よかったけど、日常ドラマだけだとちょっと物足りないかな。
爆発とか、ロボットが好きなもので…

GIANT KILLING

まあまあ。後半面白い。

スポーツものに大ハズレはないと思いますが、本作品もまあまあ面白いです。
特に最後の大阪戦は、監督同士の駆け引きという、本作のテーマがずばり形になっており、面白いです。

序盤、走力だけでレギュラーを選ぶ話がありますが、オシム監督の日本代表を知っている僕たちには、走り勝つサッカーというのが、あまりにも浸透しているため、目新しさはありません。これは、原作発表時とのタイムラグのせいなので、致命的とはいえませんが。その後の、展開も特にすごいと思わせるものはなく、いささか退屈。
ただ、大阪戦のちょっと前ぐらいから、どんどん面白くなっていきます。これは、原作どおりだと思います。

紅優さんの監督作品は、『ゼロの使い魔 〜三美姫の輪舞〜』しか見たことがないですが、今回も変わらず荒削りな印象。ただ、感動させるツボは心得ておられ、ちゃんと面白いです。
作画は、元々の絵柄も荒っぽい感じで、あまりうまさを感じられる絵柄ではないながらも、たまにすごいカットがある。
サッカーの動きを研究した、かなりリアルなカットがいくつもあります。

最初の展開など、物足りない。でも、後半盛り上がるので、ご安心という作品。
主題歌、エンディングが結構かっこいいんですよね。

2010年9月27日月曜日

最近気になる声優さん

あんまりキャストを気にしながら見ていないのですが。

第3位 斎藤千和
やっぱり気になる『ARIA』組。『化物語』で一気に大人気になったけど、他の役はロリっぽいのばっかりなんですよね。出てたら「おっ!」ってなっちゃいます。

第2位 谷山紀章
最近僕が見る作品ほとんどに出てる人気声優さんです。この人『君が望む永遠』で、とんでもない大根だなと思っていたのですが、そのうちすっかり演技が上手くなって、最近ではいろいろバラエティにとんだキャラクターを演じられています。やっぱり、出てたら「おっ!」ってなっちゃいます。

第1位 チョー
僕のように小さな子供がいる方なら必ず見る番組、NHKの『いないいないばあっ!』のワンワンの中に入っているというのを知ってから、とても気になるようになりました。その後は、僕が見た中でも『ONE PIECE』『荒川アンダー ザ ブリッジ』『HEROMAN』なんかに出ていて、クレジットで名前を見るたび、ほっこりしてしまいます。チョーベテラン声優なんで、とくに最近気になるってのも変なんですけど。出てたらなぜかほっこりしてしまいます。

HEROMAN

今のところで判断すれば、普通か、あまり面白くない作品です。

bonesじゃなければ、最初の数話で見なくなっていた作品。
スタン・リーの原作が、とにかく微妙。
毎回展開が速くて、アメリカのドラマ風。各エピソードはそれなりに面白いんだけど、ディテールをまったく説明しないので、よくワカランっていうのが、正直なところ。一番の謎はHEROMANの正体で、これがもしかしたら、物語のメインテーマで、後半2クールあれば、そこで説明されるかもしれません。
最終回、ジョーイが「わかったよ!」って言ってるけど、何がわったのかワカラン。ヒーローはいろんな人に支えられているからこそヒーローってことだと思うけど、その単純なことを説明するのに、グダグダしすぎて、結果、よくワカラン。
サイの足がぜんぜん治らないことがずっと気になっていましたが、あの足は完治できないんですね。

アクション作画はすごいです。演出もしっかりしている。でも、原作がアメリカンすぎて、全体として、作画アニメになっていると思いました。
最初のゴゴールと戦うところは、作画すごい。ピークです。
アクション好きなら、普通に楽しめるか。

ちょっと辛いですが、ストパンやセキレイなどのライトな作品と、クラス違いなのも確か。
こっちはヘビー級です。だからこそ、ハードルが高くなるのは仕方ない。

みつどもえ

普通。ギャグアニメ。

かわいらしい作品。この作品を見て、アニメって何なのって思わされました。
僕は一応アニメを自分なりにしっかり見て、どういうところが面白かった、面白くなかったと書いています。でも、人によってはアニメってそんなに真剣に見るものじゃなくて、仕事や学校の疲れをほんのひととき忘れさせてくれるもの、なんとなく、普通に楽しめればいいものだったりするんじゃないでしょうか。
この作品を見ると、そんなことを考えてしまいます。この作品は、シモネタ多目のギャグ作品です。僕のように、何か凄いものが出てくることを期待して、映像作品を見ている人は、見ても見なくてもいい作品です。だからといって、楽しくないわけじゃなくて、見たら、普通に笑わせてくれるし、つくりも丁寧です。

なんとなく出会ってしまうような作品で、もしかしたら、この作品が、すごく好みに合う人もいるかもしれないですね。

ストライクウィッチーズ2

面白いです。このクールでは一番楽しかったかなあ。

パンツをはじめ、外側はとにかく変なんですけど、不思議な魅力がある作品。
僕の好みもありますが、6話が突出していると思います。

最終回は11人が力を合わせてネウロイを撃破する、予定通りのエンディング。
芳佳と美緒の魔法力がなくなってしまうので、この11人のストライクウィッチーズは、これで終わりかもしれません。
最終回、作画がすごくて、ストライクユニットのピーンと膝が伸びた感じがよく出てて、CG部分と作画部分が見分けつきませんでした。第1期に比べて、全体的に、ストライクユニットが長くなっています。枚数もすごくて、とにかく動きまくる。
大好きな6話は、別に枚数がすごいってわけではなく、初回や最終回の方が動きはすごい。枚数と面白さは、あまり比例しないようです。

この変な作品、しかも僕が嫌いなキャラ頼みの作品が、なぜこんなに気になるのか。ちょっとよく分からないぐらい、この作品の魅力にはまってしまいました。しっかり演出されているのはもちろん、シリアスからギャグまでのふり幅が大きいからか、とにかく見ている人は翻弄されると思います。
エモーショナルな雰囲気と、アクション、女の子など、分析すればいろいろ原因はあると思いますが、そんな理屈は抜きにして、この作品は魅力的。

エイラ役の大橋 歩夕さん、ナチュラル(素人?)すぎて気になりました。不思議です。

誰にでも勧められる作品ではありませんが、はまれば、お気に入りになる作品です。

LIMIT OF LOVE 海猿

あまり面白くない。テレビ放映を視聴。

海猿の1作目が結構よかったので、期待していましたが、いつものフジテレビの映画という感じで、あんまりでした。
ちょっとドラマ方向に振りすぎて、アクション映画に大切なスピード感が皆無なのが痛い。
客船に閉じ込められる映画は、タイタニック、ポセイドンアドベンチャー、そのリメイクなど、結構面白いのが多いですが、この作品は舞台を十分に活かしてなかったように思います。
客船のCGモデルもバーティクル(煙)もデキがイマイチで、あらが目立つ。ヘリはよかったです。

客船が水中に沈んでからは、そこそこ面白くて、やっぱり海猿は水中撮影なんだなと思いました。
水中装備で、ちゃんと演技をする俳優陣もすごいです。

「LIMIT OF LOVE」の部分、主人公の恋愛ドラマがアクションを阻害していて、そのぶぶん、PS3の1.5倍再生を本格活用。
まあ、あえて見なくてもいい映画。