本命のCuBox iは、出荷前でまだまだ間に合わない。
メインで使っているPCはHDDが3つも内蔵されたWindows8マシン。音楽再生だけだと重厚長大。
ファン音もうるさい。
というわけで、古いキューブ型PCを復活させた。
XC Cube EZ661L SIlVERというやつで、けっこう格好いいので、10年ぐらい前に、かなり気に入って使っていたものだ。USB2.0を拡張カードで増設しているので、無線LAN子機とDACでポートを離すことができる。
CPUはPentium4だったと思う。
親切な方がインストール方法を解説してくれているので、真似をしながら作業してみました。
http://asoyaji.blogspot.jp/2011/01/voyage-mpd-2011122_25.html
http://www.yung.jp/bony/?p=1156
基本的に、これらのページを見ながらインストールしていけば大丈夫だが、今の最新バージョンでは細かいところが違う。
まず、ファイルの場所が違う。
mount -o loop /live/image/live/filesystem.squashfs /tmp/root
で、filesystem.squashfsファイルが見つからず、
find / -name filesystem.squashfs
コマンドで検索し、2か所出てきたディレクトリの2つ目でうまくいった。
インストーラーの質問も増えているが、解説にない個所は「Enter」でいいと思う。
日本語の設定は
dpkg-reconfigure locales
ですね。
http://ryogan.org/blog/2013/03/03/%E4%BD%99%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88-pc-%E3%81%AB-voyage-mpd-%E3%82%92%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B/
にありました。
僕の場合はNASではなく、WHS2011の共有フォルダに音楽データが入っています。
vi /etc/fstab
への追記は
//192.168.0.2/d/Music /music cifs username=[WHS2011のログイン名],password=voyage,uid=root,iocharset=utf8,file_mode=0644,dir_mode=0755,ro 0 0
としました。
Linuxの知識も少なく、インストール~実験~音出しまで一日半かかりました。
音質はまあ、よくなった? バカ耳なので、微妙な違いはよくわかりません。
◎よいこと
- 使わないときは電源バチンて切れる(あまりよくないかも)。
- 再起動すると、さっきまで再生していた曲を続きから再生してくれる。汎用の再生機(コンポとか)みたい。
- ほとんどの音声ファイルに対応。
- DSD DACがなくても、DSDをPCMに変換して出力できる。
×不便なこと
- CUEシートに対応していない。Windows用のMPDクライアントソフト、GMPCでCUEシートの中身をPlay Queueに送れたので、それで我慢。Playlistにはうまく送れないだよね。微妙な対応だ。
一度Play Queueに送れば、iPhoneなんかのアプリでも選曲できます。
CUEシートはshift-jisだと文字化けしたので、エディタで開いて、utf8形式で上書き保存しました。 - SACDをリッピングしたisoファイルに対応していない。これは、おそらくどうしようもないので、scarletbookでdifに変換した。まだ、SACD isoを3つしか持ってなかったのですぐでした。
Voyage MPDの設定は楽しくて、この週末、寝る間も惜しんで没頭してしまった。
これは、面白いソフトだ。早く、CuBox iにインストールしてみたい。
MPDサーバーはロースペックの方が音がいいということだが、自分はCuBox-iの最上級モデルを注文した。
foobar2000みたいに、PCM→DSD変換ができるなら、ハードウェアはそこそこ馬力が欲しいから。できるんだろか。
さて、実はUPnPも試してみたのだが、MPDがfoobar2000のUPnPサーバーをクロールするのに、時間がかかりすぎたため、あきらめた。
どうも、変換が必要なファイルを一度全部変換するようだ。
http://mubox.voyage.hk/upnp
普通にフォルダをマウントする方がいい。
では、みなさんもよきVoyageを♪ ぼんぼやーじ。
(追記)
GMPCでCUEファイルをPlay Queueに追加する方法をご質問いただいたので、追記しておきます。
私の場合はアルバム1枚をflacとcue、それぞれ1ファイルずつで管理しています。GMPCの「Database」からcueファイルを表示し、右クリックで「Add」すれば、「Play Queue」に追加されます。
iOS、AndroidでいろんなMPDクライアントソフトを試しましたが、GMPC以外で、この機能が使えるものはありませんでした。「Play Queue」にさえ追加しておけば、他のクライアントアプリからでも、選曲可能です。
そして、残念ながら今のところ「Playlist」には追加できません。cueファイル右クリックから「Add to playlist」しても何も追加されず、「Play Queue」から追加すると、アルバム丸ごとのflacファイルが曲数分「Playlist」に追加されて失敗しました。
cueファイルを便利に扱えると、このソリューションはかなり完璧なんですよね。
最近、Voyage MPDに移行しました。理由は音が良いです。
返信削除しかし、音楽ファイルはWindows 時代に一年半程かけてリッピングしたCDデータをWave+Queファイルで使っていてQueファイルを使えないことに困っていました。
「GMPCでCUEシートの中身をPlay Queueに送れた」らしいですが、方法を詳しく教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします
年末まったくログインしておらず、返事が遅れてすいません。もう、自己解決されたかもしれませんが、Play Queueへの追加方法を本文の方に足しておきました。
返信削除どこかのサイトでwavだとうまくいかないようなことを、チラッと見たような気もするので、一度flacに変換して試していただくといいかもしれません。
音質的にはデコード負荷の低いwavを勧めている記述も、いくつか見ました。私は容量節約でflacにしています。
cueシート対応は、まだまだこれからの機能だと思うので、気長にMPDクライアントのバージョンアップを待っています。