2008年10月27日月曜日

鴉 -KARAS-

タツノコプロ40周年記念作品。
映像表現が豪華な作品です。
特にキャラクターや、アクション、変形する主人公など、ガッチャマンに代表される古いタツノコプロのイメージを非常に大切にしていて、オールドファンにもオススメできます。
第1話は2005年の作品ですが、CGなど現行レベル(むしろ高い位置の現行レベルです)。ほぼ完成の域に達しています。
モンスターは、ウィッチブレイドのような、キャラとメカが融合した雰囲気のもので、こちらはフルCG。おどろおどろしい「いい感じ」の造りです。
作画とCGの親和性もよく、ストーリーも最初はわかりにくいですが、最後まで見ると、とっつきやすい話だと思います。すごいひねりとかはないですが、丁寧。

キャラはめずらしく、男も女も全員唇に色が入っています。シンボル化が進んだ今のアニメばかり見ていると、ちょっと違和感があります。人間はそもそも唇の色が他と違うんだという、デザイナーのこだわりでしょうか。
こういうこだわりは、クリエイターとして、絶対に必要で、こういう行動が古さを感じさせないオリジナリティにつながるし、その中から、まれに主流が生まれることもあります。

見ておいて損はない作品。DVD6本なんで、レンタルしやすいですしね。

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